劇場公開日 2022年1月7日

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決戦は日曜日のレビュー・感想・評価

全136件中、21~40件目を表示

3.0リアルなのかな

2023年6月12日
PCから投稿

刑事になった同級生が(踊る大捜査線の)湾岸署のようすを「じっさい署内ってあんな感じなんだよ」と言ったのを覚えています。

カリカチュアとはいえ、つくりものの映像作品がじっさいの仕事現場のようすを、当たらずとも遠からずなリアリティで描いてしまうことがある──と思います。

この映画、決戦は日曜日は、おそらく本当の選挙や事務所のようすもこんな感じなのだろう──と思わせました。

候補者と後援会と事務所が一蓮托生であることや、かれらが失策をどのように糊塗するのかがわかります。
選挙に勝つため、なんども虚偽を塗り固めていくうちに、真実や常識などなくなってしまうことでしょう。そうやって平気で嘘がつける図太い「政治的人間」ができていくプロセスもわかりました。

ただし一方で有権者(わたし)もたいがいだと思います。
選挙は人気投票であり、いろいろとわかって投票している人は少ないと思います。

候補者が掲げる政策を把握して投票するのではなく、なんとなくまじめそうだったり、あたまよさげだったり、いけてそうな感じだったり、周囲の評判やインターネットミーム、あるいは“面白そうだから”などなどの、他愛ない動機で投票するのだと思います。

それゆえ黒歴史に封をして思いっきりいい人に見せようとする候補者の策に間違いはないでしょう。妙計も奇策もなく、ひたすらニコニコ笑って握手しまくれ──という話です。

握手したら投票してくれるかもしれません。えてしてそんなものかもしれません。生稲晃子や中条きよしがどんな政治家を目指しているのか知ったうえで投票した人がいたでしょうか?
有権者もたいがいです。

有権者は何をするのかわからない人に投票し、候補者は当選したら何をするのかわかっていないなら、お互い様です。しかるに選挙とはあるていど無理筋なものだと思います。もともと無理筋なものなら、俯瞰したとき狂騒的に見えてしまうのは仕方がありません。

が、政治家はなって(当選して)からだと思います。問題がわからないと問題意識も生じません。

この映画はすったもんだをへて政治家として立身する二世議員川島ゆみ(宮沢りえ)を描いています。
コメディではありますが、政治家ってあんがいこんなドタバタ劇から生まれるのかもしれない──と思わせる説得力がありました。

演出はあっさり。構図も決めずサクサクと早撮り感があります。ですが嫌味なく見やすかったです。嫌味とはアートっぽさとか、おもしろいことやってるでしょの承認欲などです。日本映画っぽい感じがなくてたすかりました。

キャストでもっとも印象的なのは小市慢太郎でした。ニマ笑いするとばりばりキャラ立ちします。とても上手でした。

また宮沢りえがいつも赤系の超高そうな服を着ていて、ときにそれが「だれがこんな赤を着るんだ?」というような鮮烈な赤でした。西麻布のレストランで見かけたマダム──という印象で、地方政治家ならもっと下々に寄せた服装をするべきでしょう。非現実的な外観でしたが、本作の見どころの一つでした。ショートヘアと衣装がキマり、エレガントな宮沢りえを見る映画──にもなっていたと思います。
この映画では堅さがありましたが宮沢りえがもっと思いきってあほな演技をするなら続編がいける気がしました。

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津次郎

5.0世襲議員の全て

2023年6月11日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

悲しい

怖い

寝られる

職業政治家。世襲議員の裏側といったところでしょうか。
お仲間さんと政治を使って金儲けを企む輩。
今だけ、金だけ、自分等だけの裏側がよく描かれてる。

お仲間さん優先の売国棄民政策もこんな議員によって作られてるということもやく解る。

内容はともかく、宮沢りえファンなので高評価つけた。

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ウィリー

2.0もっとコミカルで面白いのかと・・・

2023年6月1日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

自宅レイトショーNetflix『決戦は日曜日』

公開されてたの知りませんでしが、ネトフリの新作に出てたので深夜鑑賞

キャストも演技派揃いで期待しましたが・・・途中離脱

草彅くんの議員秘書のドラマの方が、さぁどうなる⁉︎って感じで面白かったかな(^◇^;)

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eigatama41

4.0キャラが立ってて良かった

2023年5月30日
iPhoneアプリから投稿

コメディとしては十分
最後まで面白くみれました

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あさ

3.0壊れたコーヒーメーカーはどっち?

2023年5月27日
iPhoneアプリから投稿

2023
44本目

作品としては、非常に分かりやすい政治コメディ。
時間もちょうどいい感じ。

何が起きても、想定内なのか全く動じない。
さらにはニヤケる始末。…だが、
それこそが、政治世界の異常なのか。

宮沢りえさん演技もいい。

バカ発言?普通な発言?

どっちが異常なのか??

まあ、楽に観られる作品でした。

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M.T

0.5主権在民を考えれば、決戦は土曜日だ。

2023年5月24日
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鑑賞方法:VOD
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When I am 75♥️

3.0壊れても使い続けられるコーヒーメーカーのようなもの…それが政治システム

2023年4月27日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

<映画のことば>
「これが一番いい選択なんです。理解できないかも知れませんが、こういうふうに政界に入るやり方もあるんです。」

一つの議席には、多くの利害関係がぶら下がってしまっているので、「候補としての適任者がいない」などという(つまらない?)理由で、前議員が維持していた票田をみすみす他の(対立)候補に渡すという選択肢は、あり得ないのでしょう。
それで、世に「世襲議員」というものがなくならない由縁だろうと思います。評論子は。
候補として担ぎ出される当の本人の能力や思惑のいかんに、関わらず。

しかし、谷村秘書(窪田正孝)のセリフにもある通り、どんな入り方で政界に入るにせよ、けっきょく数次の選挙を経て地盤(票田)を守って行けるか否かは本人(議員)の政治手腕のいかんに関わることも、また現実でしょう。
極端な話、最初はぎこちなく「かくかく」していた新米議員も、自身の政治手腕に磨きをかけるうちに、いつか大物政治家にならないとも限りません。
組織で動く評論子の仕事には定期の人事異動はつきものですが、「1年目は、前任者の仕事の後追い。2年目には前年にしてきた仕事の意味が初めて自分なりに理解でき、3年目にしてやっとこさ仕事に自分自身の創意工夫が出来るようになる」と、よく言われます。
政治家も、政界への入り方ではなく、入った政界で何をしたか(何ができたか)の方が、よっぽど重要なのかも知れません。

候補者本人が、当選をめざす運動ならぬ「落選をめざす運動」に切り替えても、結局は地盤の厚さで当選してしまうと言うのは何をかいわんやですが(投票する有権者も有権者?)。
たとえ、どぶのような悪臭を放っても、どぶの中に浸かっている当の本人たちは、まったく気づかないのでしょう。しかし、壊れていてもコーヒーらしきもの(コーヒーもどき)を抽出することはできるコーヒーメーカーのように、政治家らしきもの(政治家もどき)を輩出できるシステムなのであれば、それはそれで使い続けて行くことができるのでしょう。

そういう示唆もちゃんと含まれているとすれば、それはそれで、なかなかの佳作と言うべきなのかも知れません。本作は。

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talkie

3.5宮澤リエがこんな女優になるとは

2023年3月20日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

笑える

単純

知的

11歳でモデルとしてデビューし、三井のリハウス、サンタフェ、貴乃花…
良くも悪くも世間を騒がせてきた、元・美少女が見事に演じきっている。

鎌倉殿の13人と共に印象に残る作品となった。
傍若無人なお嬢キャラを演じさせたら最高ですね。

後援会や県連といった、一見わかりにくい選挙の歯車と、日本の選挙そのものを端的に表した良作だと思う。

だいたい途中から展開が読めてしまうのが、
やや物足りない感じを受けた原因だろうか。

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Haihai

3.0ゆみそんのラッキーカラーは赤

2023年3月11日
iPhoneアプリから投稿

 秘書の谷村くんが、淡々と的確に優しいようでも厳しいことも言うところが面白い。無理矢理選挙に担ぎ出された川島ゆみ、ありのまま思ったことを言ってしまうから、議員としては言ってはならないことも言ってしまうため、周りはヒヤヒヤ。そこもまた面白い。案外当選したらいい政治家になるかも?
 予想に反して当選してしまったから、議員になった続編があっても面白いんじゃない?
 窪田くん、議員秘書の役なんだから、前髪きっちりあげたほうがかっこよくて良かったのにな。

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アンディぴっと

5.02世議員とは

2023年1月2日
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鑑賞方法:映画館

笑える

楽しい

知的

女優宮沢りえが一肌脱いだと。笑わずにはいられない。かくかくがかくかくに。こんな2世もいっぱいいるのだろうと。決してわざとではなくて。そのピュアさに翻弄される谷村と岩渕がツボで。事務所の連帯感も凄まじくて。こんな同僚たちがいたらさぞかし楽しそう。去年の初笑いは確実に本作。

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るいまーる

1.0選挙の裏側

2022年12月28日
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選挙の裏側や裏事情がコメディでわかりやすく、映像化されていた点や、ベテランの役者さん達の演技も良かったですね。

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run05

4.0宮沢りえさんと窪田正孝の掛け合い演技が良かった!

2022年11月25日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル、DVD/BD

あまり期待せずに窪田正孝さんと宮沢りえさんの演技が見たくて録画して先日みました。
単純に演技が上手くて掛け合いもよかったし、
そういう立候補者の裏側が少し覗けた感じがしてちゃんとしたエンタメ作品で楽しかったです!

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ジュン

3.0日本映画chで視聴

2022年10月18日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

秘書がトラブルに事務的に対応するのを感心する映画。

政治活動はパターンが決まっている、トラブルがあった場合の対応方法も決まっているので事務的に処理していくだけで感情が見えない。ただお金(給料)に関しては感情的になっていたのが印象的。

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おぅぷぅん

4.0窪田正孝と宮沢りえ

2022年10月11日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

迷コンビでした。
窪田正孝の妙演っぷりがとても印象的でした。
宮沢りえ、いい味出してました。
とても良かったです。

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tuna

3.5二世議員

2022年9月24日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

衆議院議員の父親が倒れ、なんのポリシーもない長女(宮沢りえ)が候補者として選挙に駆り出される。
後援者を主とした父の地盤は固く、湿原や不祥事なんてなんのその。
長女は嫌気が差し、若手の秘書(窪田正孝)と結託して落選するように動くが・・・。
あらゆる要素が皮肉たっぷりで笑わせてくれるのだが、最後はやはり虚しい。

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いやよセブン

3.0世間知らずの二世候補者に翻弄される議員秘書たちの姿、なかなかおもし...

2022年9月24日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

世間知らずの二世候補者に翻弄される議員秘書たちの姿、なかなかおもしろかった。
代議士の娘が非常識なところがありつつも、時に正論を吐き、政治の世界にはびこるおかしな「常識」に疑問を突き付けるのは好感が持てる。
ただ、わざと落選しようと画策するのはやり過ぎか。

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省二

4.5選挙って

2022年9月1日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

女優の宮沢りえさんて始めてみました。
バラエティーにりえママと、って言うのは見ていたのですが。
演者としての宮沢さんは初めてでした。

選挙の当選てまぁあんなものでしょ。
地盤固めておけば組織票で当選するの。
けど、谷村は最初から、当選するというのが分かっていて、
妨害工作をやったのか、って思う内容でしたね。
面白かったです。

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ふらんすぱん

3.5宮沢りえさんは素晴らしいが、イマイチ物足りない!!

2022年8月2日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

わがままなお嬢様(宮沢りえ)が、徐々に選挙の内幕を知り
苦悩する演技力はすごかった。
その美しさはついつい投票してしまいそう。

既得権益を守るために祭り上げられた
代議士の素人お嬢さまが
次第に選挙戦の内実を知って行く過程が、
ブラックユーモアたっぷりに描かれる。

この映画ってポリティカル・コメディなの?
それにしては、
政治への風刺が弱い気がする。
日本の選挙制度を批判したかったのか?
こんなノー天気な代議士の娘・川島ゆみ(宮沢りえ)でも、
三バン
(地盤=父親が今まで築いた集票力と後援会組織)
(看板=知名度)
(カバン=お金)
があれば、現金受け渡しの動画や、
暴言、
暴力事件、と
スキャンダルまみれでも、
〉それでも選挙に勝つことは可能だ・・・
と言いたかったのか?
政治家の資質・・・
そんなものこれっぽっちも持たない元アイドル歌手とか、
元女優やスポーツ選手など、
《知名度と好感度と人気》があれば、
簡単に代議士先生になれる日本国です。

私たち日本人有権者が選挙に半分しか行かないのは何故か?
その答えがこの映画の中にある。

川島ゆみが、選挙戦の内情を知るにつれ、
「不正に塗れた選挙には当選したくない」と、
突然正義の人に早変わり。
お目付役の秘書の谷村(窪田正孝)も考えることがあり、
落選を手伝う羽目になる。
この顛末を見ると、
《入れたい候補者がいないんだよね》
《選挙に行っても仕方ないよね》
が、如何に正しいかが分かる仕組みだ。

「国を良くする!」
「人柄が良くて能力がある」
「圧倒的な情熱がある」人物とは、
全く関係のない所で、
選挙の勝敗が決まる!!
これこそが、
最大の皮肉かも知れない!!

皮肉にも有権者の選挙離れの現実を、
見事に活写した映画になっている。

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琥珀糖

3.5事なかれ主義の政界にドロップキック

2022年7月24日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

政治の世界の片鱗が少し見えてくる、テンポ良く楽しめる良作でした。
窪田さん・宮沢さんはじめ、出演者陣が皆上手なのと、スピーディーな展開で、尺も短く飽きずに最後まで観れます。事なかれ主義で古くからの常識に染まりまくり若くして悟った秘書(窪田さん)と、ちょっと変わった新人候補(宮沢さん)の相性がピッタリで楽しかったです。
現実と皮肉を込めたラストも良かった!コメディでありながら毒も盛り盛りで、笑ってゾッとする良作。テレビでは流せないんだろうな〜。面白かったです!

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まだまだぼのぼの

1.5世襲政治家がいかにお飾りであるかが分かる作品だった。

2022年7月18日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

世襲政治家がいかにお飾りであるかが分かる作品だった。

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tomo