決戦は日曜日のレビュー・感想・評価
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もっとコミカルで面白いのかと・・・
自宅レイトショーNetflix『決戦は日曜日』
公開されてたの知りませんでしが、ネトフリの新作に出てたので深夜鑑賞
キャストも演技派揃いで期待しましたが・・・途中離脱
草彅くんの議員秘書のドラマの方が、さぁどうなる⁉︎って感じで面白かったかな(^◇^;)
壊れたコーヒーメーカーはどっち?
2023
44本目
作品としては、非常に分かりやすい政治コメディ。
時間もちょうどいい感じ。
何が起きても、想定内なのか全く動じない。
さらにはニヤケる始末。…だが、
それこそが、政治世界の異常なのか。
宮沢りえさん演技もいい。
バカ発言?普通な発言?
どっちが異常なのか??
まあ、楽に観られる作品でした。
主権在民を考えれば、決戦は土曜日だ。
三権分立と主権在民を勉強しょう。
バカバカしい話だが、事実に基づく話でしょ。
早い話が選挙の方法を変えれば良いと思うが、ネットのキャパシティが大きくなったのだから、少なくとも小選挙制は止めるぺきだと思う。とどのつまり、代議士と言う概念を止めるべきだ。
これはもはや芸術ではない。
具体的に言って、直接民主制の時代だと思うよ。勿論、価値観が多様化している時代だから、アメリカの様な二大政党なんて駄目なのは火を見るよりも明らか。勿論、芸術面も含めて、世襲は淘汰すべきじゃないかなぁ?
代々、血統、伝統、絆、馴れ合い、こんな形で『PLAN75』が決まったら、たまらないと思うよ。
この行為は政治ではない。政治とはこの選挙で選ばれた者が代議士として、法律を作り、その代議士の中から選ばれた者(内閣)が、行政を執り行う事が政治。
小学校6年で今は習うと思うが、大学出た様な演出家がこんな映画を作っては駄目だ。
まぁ、ポピュリズムと言う問題は残るけどね。
結局は大衆の教育の向上しかないと思うが。
壊れても使い続けられるコーヒーメーカーのようなもの…それが政治システム
<映画のことば>
「これが一番いい選択なんです。理解できないかも知れませんが、こういうふうに政界に入るやり方もあるんです。」
一つの議席には、多くの利害関係がぶら下がってしまっているので、「候補としての適任者がいない」などという(つまらない?)理由で、前議員が維持していた票田をみすみす他の(対立)候補に渡すという選択肢は、あり得ないのでしょう。
それで、世に「世襲議員」というものがなくならない由縁だろうと思います。評論子は。
候補として担ぎ出される当の本人の能力や思惑のいかんに、関わらず。
しかし、谷村秘書(窪田正孝)のセリフにもある通り、どんな入り方で政界に入るにせよ、けっきょく数次の選挙を経て地盤(票田)を守って行けるか否かは本人(議員)の政治手腕のいかんに関わることも、また現実でしょう。
極端な話、最初はぎこちなく「かくかく」していた新米議員も、自身の政治手腕に磨きをかけるうちに、いつか大物政治家にならないとも限りません。
組織で動く評論子の仕事には定期の人事異動はつきものですが、「1年目は、前任者の仕事の後追い。2年目には前年にしてきた仕事の意味が初めて自分なりに理解でき、3年目にしてやっとこさ仕事に自分自身の創意工夫が出来るようになる」と、よく言われます。
政治家も、政界への入り方ではなく、入った政界で何をしたか(何ができたか)の方が、よっぽど重要なのかも知れません。
候補者本人が、当選をめざす運動ならぬ「落選をめざす運動」に切り替えても、結局は地盤の厚さで当選してしまうと言うのは何をかいわんやですが(投票する有権者も有権者?)。
たとえ、どぶのような悪臭を放っても、どぶの中に浸かっている当の本人たちは、まったく気づかないのでしょう。しかし、壊れていてもコーヒーらしきもの(コーヒーもどき)を抽出することはできるコーヒーメーカーのように、政治家らしきもの(政治家もどき)を輩出できるシステムなのであれば、それはそれで使い続けて行くことができるのでしょう。
そういう示唆もちゃんと含まれているとすれば、それはそれで、なかなかの佳作と言うべきなのかも知れません。本作は。
宮澤リエがこんな女優になるとは
11歳でモデルとしてデビューし、三井のリハウス、サンタフェ、貴乃花…
良くも悪くも世間を騒がせてきた、元・美少女が見事に演じきっている。
鎌倉殿の13人と共に印象に残る作品となった。
傍若無人なお嬢キャラを演じさせたら最高ですね。
後援会や県連といった、一見わかりにくい選挙の歯車と、日本の選挙そのものを端的に表した良作だと思う。
だいたい途中から展開が読めてしまうのが、
やや物足りない感じを受けた原因だろうか。
ゆみそんのラッキーカラーは赤
秘書の谷村くんが、淡々と的確に優しいようでも厳しいことも言うところが面白い。無理矢理選挙に担ぎ出された川島ゆみ、ありのまま思ったことを言ってしまうから、議員としては言ってはならないことも言ってしまうため、周りはヒヤヒヤ。そこもまた面白い。案外当選したらいい政治家になるかも?
予想に反して当選してしまったから、議員になった続編があっても面白いんじゃない?
窪田くん、議員秘書の役なんだから、前髪きっちりあげたほうがかっこよくて良かったのにな。
2世議員とは
女優宮沢りえが一肌脱いだと。笑わずにはいられない。かくかくがかくかくに。こんな2世もいっぱいいるのだろうと。決してわざとではなくて。そのピュアさに翻弄される谷村と岩渕がツボで。事務所の連帯感も凄まじくて。こんな同僚たちがいたらさぞかし楽しそう。去年の初笑いは確実に本作。
宮沢りえさんと窪田正孝の掛け合い演技が良かった!
あまり期待せずに窪田正孝さんと宮沢りえさんの演技が見たくて録画して先日みました。
単純に演技が上手くて掛け合いもよかったし、
そういう立候補者の裏側が少し覗けた感じがしてちゃんとしたエンタメ作品で楽しかったです!
日本映画chで視聴
秘書がトラブルに事務的に対応するのを感心する映画。
政治活動はパターンが決まっている、トラブルがあった場合の対応方法も決まっているので事務的に処理していくだけで感情が見えない。ただお金(給料)に関しては感情的になっていたのが印象的。
世間知らずの二世候補者に翻弄される議員秘書たちの姿、なかなかおもし...
世間知らずの二世候補者に翻弄される議員秘書たちの姿、なかなかおもしろかった。
代議士の娘が非常識なところがありつつも、時に正論を吐き、政治の世界にはびこるおかしな「常識」に疑問を突き付けるのは好感が持てる。
ただ、わざと落選しようと画策するのはやり過ぎか。
宮沢りえさんは素晴らしいが、イマイチ物足りない!!
わがままなお嬢様(宮沢りえ)が、徐々に選挙の内幕を知り
苦悩する演技力はすごかった。
その美しさはついつい投票してしまいそう。
既得権益を守るために祭り上げられた
代議士の素人お嬢さまが
次第に選挙戦の内実を知って行く過程が、
ブラックユーモアたっぷりに描かれる。
この映画ってポリティカル・コメディなの?
それにしては、
政治への風刺が弱い気がする。
日本の選挙制度を批判したかったのか?
こんなノー天気な代議士の娘・川島ゆみ(宮沢りえ)でも、
三バン
(地盤=父親が今まで築いた集票力と後援会組織)
(看板=知名度)
(カバン=お金)
があれば、現金受け渡しの動画や、
暴言、
暴力事件、と
スキャンダルまみれでも、
〉それでも選挙に勝つことは可能だ・・・
と言いたかったのか?
政治家の資質・・・
そんなものこれっぽっちも持たない元アイドル歌手とか、
元女優やスポーツ選手など、
《知名度と好感度と人気》があれば、
簡単に代議士先生になれる日本国です。
私たち日本人有権者が選挙に半分しか行かないのは何故か?
その答えがこの映画の中にある。
川島ゆみが、選挙戦の内情を知るにつれ、
「不正に塗れた選挙には当選したくない」と、
突然正義の人に早変わり。
お目付役の秘書の谷村(窪田正孝)も考えることがあり、
落選を手伝う羽目になる。
この顛末を見ると、
《入れたい候補者がいないんだよね》
《選挙に行っても仕方ないよね》
が、如何に正しいかが分かる仕組みだ。
「国を良くする!」
「人柄が良くて能力がある」
「圧倒的な情熱がある」人物とは、
全く関係のない所で、
選挙の勝敗が決まる!!
これこそが、
最大の皮肉かも知れない!!
皮肉にも有権者の選挙離れの現実を、
見事に活写した映画になっている。
事なかれ主義の政界にドロップキック
政治の世界の片鱗が少し見えてくる、テンポ良く楽しめる良作でした。
窪田さん・宮沢さんはじめ、出演者陣が皆上手なのと、スピーディーな展開で、尺も短く飽きずに最後まで観れます。事なかれ主義で古くからの常識に染まりまくり若くして悟った秘書(窪田さん)と、ちょっと変わった新人候補(宮沢さん)の相性がピッタリで楽しかったです。
現実と皮肉を込めたラストも良かった!コメディでありながら毒も盛り盛りで、笑ってゾッとする良作。テレビでは流せないんだろうな〜。面白かったです!
わたしたちの落選戦争
日本映画界は政治に忖度しているのか、鋭くメスを入れた社会派作品や風刺の効いたピリ辛作品などがあまり無い。
かと言って皆無ではなく、『新聞記者』は見応えと意欲ある社会派力作だったし、今から33年前、1989年に公開された『善人の条件』は邦画政治風刺の傑作。
本作も同ジャンルとしてなかなかの快作。コメディとして描いたのが面白い。コメディだからこそ、滑稽と風刺で笑い飛ばし、訴えられたものがあった。
地方都市。地元で強い支持を得るベテラン議員。
その秘書の谷村。学生の頃からこの世界に入り、まだ30歳の若さながら政治の裏表を知る中堅。
今の仕事にも満足していたそんなある日…
衆議院解散。と同時に、議員先生が病に倒れてしまう。
その後継者として白羽の矢が立ったのは、娘の有美であったが…。
新人候補とスタッフが当選目指して奮闘。
…と、一応はそんな話なのだが、
所々ユニークな展開を凝らしている。
有美は政界ド素人。意気込みだけはあり。
そんな有美を谷村らは嘲笑。仕方ない、色々教えてやるか。
出馬表明の会見の場。スタッフが用意した原稿を読み上げるが、ちょっと漢字が苦手のようで…。“かくかく”“かくかく”…。
街頭挨拶。炎上目当てで挑発してくるYouTuberにブチギレ。暴言に暴行…。
さらには後援会の古株面子と喧嘩。古株らは後援会から手を引くと…。
出馬表明してまだ日も経ってないというのに、こんなにトラブル続出。
こんなんでやっていけるのか…?
とにかく自由奔放な性格の有美。遅刻もしょっちゅう。コーヒーはアイスだホットだ、ミルクだ砂糖だ、細かうるさい。
政界ド素人故、言いたい事はズケズケ言い、ヘンな事はヘン。
それがスタッフを困らせ、後援会と見解の相違。
でも時々、的を射た事も言う。
政治が何も変わらないのは、私たち自身が変わらないから。まず、私たち自身が変わる必要がある!
…と、大声で力説。政治内部に嫌気が差して自殺しようと事務所のある建物の屋上から発したのだが、この時のスタッフ一同が慌てる素振りは全く見せず、至って平静。谷村にとっては自殺を“お手伝い”。ひょっとして、よくあるの…?
政治が変わらないのはやってる当人たちが変わらないから…と言うのは確かにそう。
それはそれ、これはこれ。今まで通り。暗黙の了解。事無かれ主義。
そんな描写は劇中にも…。
父親の失脚レベルの不祥事発生。有美本人には全く関係ない事だが(実際有美は全く知らなかった)、選挙に不利にはなる。そこで、一人のスタッフのせいにして、嵐が収まるのを待つ。勿論これはでっち上げ。政治家特有の“逃げ”。にも関わらずそのスタッフも当たり前のように嘘の罪を被り、その他スタッフも当たり前のような対応。
…こんな事していいの!?
父親が意識不明に。古株らは命の心配するどころか、亡き後の金の配分について激論。さすがに怒り心頭の有美は彼らを一喝。だが、古株らは…
「うるせぇんだよ、バカ女!」
「あんたの出る幕じゃない」
そこで知ってしまった有美が推された経緯。父からの推薦と聞いていたが、本当はそうではなく、古株らが自分たちの“操り人形”として有美を指名。しかも、父も同意の上。
有美の怒り、落胆、失望は計り知れない。
有美は雑誌記者にこの内幕の全てを暴露記事にして貰うよう密かに連絡するが…、すでに記者にスタッフの手が。別の記者に暴露しようとする有美に、谷村は穏やか口調で、しかし辛辣に押し留めさせる。
有美は出馬そのものを辞めると言い出すが、今となっちゃあそれも無理。多くの準備、人が動き、金も掛かっている。辞めたら全てが水の泡…。
政治は嘘と金と老害と男尊女卑と決まり切った必要悪(=ルール)で回っている。
政界こそ、何処よりも最大のブラック企業。
この世界を本当に変えるのは、無理…?
普通のやり方で変えようとしてもダメなら…。
ならば、イレギュラーなやり方で。
有美はわざと問題発言や行動を起こす。わざと選挙に落選しようとする。
問題起こして落選して騒ぎや注目を集めれば、反面教師的に訴え、何か変えられるかもしれない…。
有美の独断…と思いきや、谷村も協力。
きっかけは、一杯のコーヒー。事務所に置いてあるコーヒーマシンが、とにかく不味い。手伝いの若いスタッフは、「泥水」と。谷村は平然と飲んでいる。長年飲み続けて、麻痺してしまったようだ。
不味いなら変えた方がいい。コーヒーマシンもこの世界も。
目指せ、当選!…ではなく、目指せ、落選!
坂下雄一郎監督の作品を見るのはこれが初めて。
インディーズでオリジナル脚本のコメディやドラマを手掛ける俊英。
本作もオリジナル脚本。5年の歳月を掛けて執筆した力作。
エンタメ性と笑いと風刺と訴えを込めた手腕はなかなかのもの!
宮沢りえにしては珍しいコメディ。理想の政治家には程遠いかもしれないけど、政界や世間知らずの中にも一本芯が通った快演。
窪田正孝が巧演。一見人の良さそうに見えて、実はかなりのキレ者、デキる人! 味方だったら頼もしいけど、敵に回したら手強そう…。
他キャストで印象に残ったのは、音尾琢真。いつも怖い役が多い彼が珍しく穏やか優しい性格。そのギャップが何故かウケた。
地元に強いベテラン議員の娘。だから、ちょっとやそっとの事じゃ落選は無い。と言うか、当選はほぼほぼ決まってるようなもの。
落選目指すなら、ちょっとやそっと以上のスキャンダルを。
父の賄賂現場を抑えた映像を流出。
それが消し飛ぶような国際ニュース。バカみたいに喜ぶ古株スタッフ。
その映像を盗撮して流出。
あの手この手を尽くした“落選活動”。
こんだけ散々やって、もし当選でもしたら、あり得ない…いや、終わってる。
開票は…
普通だったら、万歳!万歳!…と喜ぶ所だろう。
まさかの当選に失望。
これ以上ない皮肉。
何をやっても政治は変わらないのか…?
ほとほとうんざりする政治という世界。
こんな世界から足を抜け出したいが、足を踏み入れてしまった以上、もはや無理。
やるしなかない。
政治を変えられるか、出来るか出来ないかじゃない。
やるしなかない。
やり続けていれば、いつかは変わる。
それとも、やり続けても永遠に変わらない。
政治家は今、何を思うか…?
2022年 106本目
選挙の裏側大げさではなくこの映画のようなことは起こってるんだなぁと思いました。せっかくいい俳優さんが出てるのだから社会派でいくのかコメディでいくのか、なんかもったいないなぁと思いました。
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