「重厚な雰囲気は良かった」リトル・シングス かっちゃんさんの映画レビュー(感想・評価)
重厚な雰囲気は良かった
クリックして本文を読む
過去の未解決殺人と、今回の殺人事件が同一犯という証拠はないが、ディークはそう信じてのめり込んでいく。
熱い刑事バクスターと共に、容疑者スパーマを調べていくが、バクスターがスパーマを殺してしまった。
ディークは過去に自分が誤って撃ち殺した女性の事を思いだし、その罪滅ぼしの為に、なんとか過去の事件を解決しようと焦って、そのせいでバクスターを殺人犯にしてしまったと感じたのだろう。
ディークはスパーマの部屋を探して、証拠でもあればスパーマが殺人犯となり、バクスターが救われると思ったが、証拠はなかった。
スパーマを殺したのは些細な事、忘れろ、そうしないといずれ亡霊が現れる。
また同じような事件が起こった時、バクスターはこの事件と結び付け、過剰にのめり込むだろう、自分と同じように、ディークはそう思ったのだろう。
ディークは髪飾りをバクスターに送った。
天使はいないというメッセージと共に。
バクスターはおそらくのめり込むだろう。
そして必ず現れる。スパーマの亡霊が、ディークが撃った女性の亡霊が現れたように、そして自分をじっと見つめてくるのだ。
だからその時に戒めとなるように髪飾りを送った。
かつて自分が女性を殺した銃弾のキーホルダーを、検死官がディークに送ったように。
コメントする