「闇の領域・ダーク・リアリティ?」リトル・シングス odeonzaさんの映画レビュー(感想・評価)
闇の領域・ダーク・リアリティ?
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連続猟奇殺人鬼を追うデンゼル・ワシントンとくれば誰もが極上のサスペンスを期待してしまうでしょう・・。ところが観てびっくり、こんな病的な視点のストーリーはユニークであることは認めますが後味の悪さはあんまりです。デンゼル・ワシントンさんを担ぎ出したのはファン心理の悪用と言ったら言い過ぎでしょうかね。
スピルバーグが監督する筈でしたがハンコックの脚本を読んで「あまりにもダークすぎる・・」と降板したそうです、お気に入りのイーストウッドにも持ちかけたようですが実現せず自身が監督することになったようです。
犯罪捜査に当たる側のプレッシャーは理解できますし彼らも人の子、間違いを犯すのは決して不思議ではありませんし、実話物に関心の深いジョン・リー・ハンコックさんが数多ある、ありきたりの犯罪捜査ものに甘んじられず闇の領域、ダーク・リアリティに寄せたのは彼なりの必然だったのでしょう。
(ネタバレ)
果たして犯人はアルバート(ジャレッド・レト)だったのでしょうか、真相は闇の中・・。
まあ、作家性の強い作品ですから、既定路線を外れたからといって低評価というのは失礼かもしれませんがサスペンスで謎解きが曖昧というのは私にとっては許せません、個人的な好みですので悪しからず・・。
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