映画ざんねんないきもの事典のレビュー・感想・評価
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児童書の映画化のため基本は子供目線。3人の監督が描く3本の短編から構成されているので、良くも悪くも作風がかなり異なる。
まず全体のナビゲーション役のモグラ親子の声をムロツヨシと伊藤沙莉が担当するキャスティングは良いと思いました。しかし、シーンが短いし作画も安っぽいので、正直、もったいなく感じたのは残念な点でした。
その流れで1本目のオーストラリアが舞台のコアラの子供リロイを主人公とする「リロイのホームツリー」が始まります。映像がナビゲーションに近いCGの感じで、「この映画は、全ての映像が似た物なのかもしれない」と、やや危機感を覚えました。
1本目では、主人公リロイの声を花江夏樹が担当しているのですが、全く気付かないくらいのトーンでした。
そして2本目の南極を舞台としたペンギンたちの「ペンたび」は、最初に「どこか聞き覚えのある声だな」と思っていたら、「紙兎ロペ」のスタッフによるもので、この段階で、作品はそれぞれの監督に任せられている構成だと気付けました。作画も「紙兎ロペ」のタッチなので、会話の雰囲気も含めて非常に見やすいですし、面白かったです。
ラストの3本目は日本を舞台としたウサギの「はちあわせの森」で、これは主人公のウサギを助ける先輩ウサギの声が下野紘で、まさに鬼滅の刃の役柄の声と設定がかぶっていました。この3本目が割と王道的な映像なのかもしれません。
全体に共通するのは「生き物の残念に思える特性」。このネタを随所にちりばめながら物語を進行していきます。
これらの小ネタを「へ~そうなんだ」と思いながら見て、私が一番ビックリしたのは、エンドロールの際の「ペンたび」の「声の出演」の箇所でした!
エンドロールにもスタッフロールの隣に小ネタが流れてきますが、スタッフロールの方にも発見があると思います。
癒しと知識
原作既読。
原作は知らなくても問題無い内容でした。3つのエピソードを中心とした作品で、それぞれ違った良さを楽しめました。一番好きなのは三番目のうさぎさんのエピソード。二番目のペンギンのエピソードは口調が好きでなかったので残念。内容は面白かったんですけどね。
かわいい動物たちのちょっと残念な生態が面白い、癒しと知識を提供してくれる作品でした。対象年齢は低めなので、大人が鑑賞するならストーリーは気にしない方が良さげです。
うんこ好きだね
2024年3月17日
映画 #ざんねんないきもの事典 (2022年)鑑賞
ざんねんないきもの事典シリーズのアニメ化
オーストラリアのコアラ、南極のペンギン、あづみの市のニホンノウサギの3つの物語
ペンギンの声が、#紙兎ロペ の声だったので、調べてみたらロペもアキラ先輩も登場人物全員一人の声だった!
『ざんねんないきもの』一番それに近いのはやはり人間だと思うぞ
2022年映画館鑑賞35作品目
8月2日(火)イオンシネマ石巻
ハッピーマンデー1100円
原作未読
子供のコアラがウォンバットなど仲間たちの助けを借りて自立するオーストラリア編『リロイのホームツリー』
監督はイワタナオミ
脚本は『劇場版シティーハンター 新宿プライベート・アイズ』『劇場版 ひみつ×戦士 ファントミラージュ! 〜映画になってちょーだいします~』『劇場版 ポリス×戦士 ラブパトリーナ! ~怪盗からの挑戦!ラブでパパッとタイホせよ!〜』の加藤陽一
3種類のペンギンが迷子になったメスのコンテイペンギンを送っていく話の南極編『ペン旅』
監督と脚本は『神兎ロペ』の内山勇士
強がり野兎とヘタレ月の輪熊が親元から離れプチ冒険する日本編『はちあわせの森』
監督は由水桂
脚本は『ぱいかじ南海作戦』『オケ老人!』『ヒキタさん!ご懐妊ですよ』の細川徹
MCを務める2匹のモグラが三編を紹介する形
オスモグラの声はムロツヨシ
メスの声は伊藤沙莉
彼女の声は声優としても存在感を示すがムロツヨシの場合は良さが生かしきれていない
原作からしてそうだが何をもって残念なのか理解に苦しむ
動物の個性的な習性を残念という言葉に集約したのは商売としては有能だが
調子に乗り便乗して人間編をやったらかなり危ない橋を渡ることになりそうだがそんな無闇はしないだろう
一見子供向けだが大人が見たらつまらないかといえばそうでもない
そのなかでもペンギンの話は面白い
特に年寄りペンギンがコウテイペンギンを「厚生年金」と聞き間違えるところが秀逸
うんこネタが多い
そのわりに子供たちの笑い声はあまり聞こえなかった
今の子供たちは僕らドリフ世代と違い笑いの壺が違うのだろう
そのドリフ世代もおじさんになった今ではうんこやおならではなかなか笑えない
うんこで老若男女幅広く笑いがとれるならお笑い芸人ほど楽な商売は無い
3時のヒロインのリーダーだってネタづくりに悩むことはないだろう
親の躾がいいのか怖いのか知らないがみんな大人しく座っていたのが意外
兎は自分のウンコを食べコアラは自分の母親のウンコを食べる
体の構造が違うわけだし生きるために必要なんだから残念かと言われたらかなり微妙
それを思えばアラカンの甥としても知られる山本竜一なんて他人のウンコを食べるんだから
当時の嫁に「ウンコとわたしどっちを選ぶの」と問い詰められウンコを選ぶんだから兎やコアラより山本竜一の方が残念かもしれない
沙莉の声は残念だけど残念ではない
コンプレックスを逆手に取りそれを強みにしている
感動した
ひとことReview!
一見「やってる感」だけ先走る感じだが、侮れない傑作に仕上がっている。動物達の意外な一面は「これマジか!」と思って観た後に調べたくなる。でも動物にスマートフォンは無い。
これで通常料金をとらないでほしい
「ざんねんないきもの辞典」が映画化……といっても、3つの短編集のようなもの。NHKで放送されていたものは淡々と動物たちを紹介していくものだったのに対して、今作においては、ストーリー性のある作品になっているという点で、映画として機能はしている。
決して悪い作品ではないし、可愛らしいアニメーションで、それなりに学びもあって、家族で観る分には申し分ない作品ではある。
コアラとウォンバットの祖先であるディプロトドンが登場するなど、動物好きをうならせる、なかなかマニアックなネタも含まれていて、いつまでも観ていられる。
しかし、どうもテレビでの放送が丁度良いぐらいのテイストで、映画館にまで行って観るものかというと、かなり疑問を感じずにはいられない。
しかも「おかあさんといっしょ」や「しまじろう」の映画みたいに特別料金ではなく、がっつりとした一般的な映画料金をとられるというのも納得できない。
まさに童心に帰った気分だ
1人貸し切りの観賞となりました。子供向けで、大人が観ると物足りなさは確かにありました。
しかし、退屈することなく、最後まで観ることができました。子供の頃に戻った感じです。
ニホンノウサギの作品は、心が洗われる印象で、今でも映像が浮かんできます。
ウチヤマユウジの声の使い分けは、凄いと思います。
ある意味、人間が一番の天敵かもしれません。
動物の豆知識も増え、良質な映画でした。
1本の映画としてはちょっとざんねんな感じ
本作は「ざんねんないきもの辞典」から
出来上がったストーリー
ストーリーの合間にざんねんポイントが紹介される
ただ、ざんねんなところというよりも
雑学的なところが多い気がする
そこらへんでは「へー、知らなかった」という感じなものが多い
コアラがユーカリの葉を食べるのは
他の動物が食べないものを食料にすることで生き残る
という感じで進化したが
ユーカリの葉の毒性があるためか
睡眠時間が20時間ほどになっているというは
本末転倒っぽくて、ざんねんな感じがするが
ほかはそこまででもなかったように思う
この「ざんねんポイント」の紹介が何回かあるが
ストーリーの邪魔になっている感じはなかったのでよかったと思う
この映画は
3つのストーリーで構成されており
①コアラのリロイがホームツリーを探す旅
②アデリーペンギンたちが、皇帝ペンギンをすみかに送る話
③家出したウサオの大冒険
という感じになっている
3つすべて、作画とストーリーが別々であって
統一感がないので、1本の映画としてみて良いのかなと感じてしまった
ペンギンの話だけ「紙兎ロペ」っぽい感じがして
好き嫌いが分かれそう個人的にはよかったと思うけど
(ペンギンやシャチがスマホを契約できるとかについては考えないこと)
コアラのリロイの話はまあ普通の大冒険っぽい感じがする
ディプロはコアラやウォンバットのご先祖様なので幽霊としてついていく
最後のウサオのストーリーは
はちあわせした生き物にビビッて逃げているということを
繰り返している感じがして、ストーリーとしてちょっと物足りない
家に帰ったあとも、一人前になったので独り立ちしなさいということで
帰ったのにまた旅立つということになってしまって
野生動物としては自然なのかもしれないが
ちょっといきなりだなとは感じてしまう
ちなみに「ざんねんポイント」の紹介で
うんち関係のことがこの映画では
そこそこ多くでてくるので、そこは下ネタが苦手な人は少し注意
『ここまで子供向けだとは知らなかった』と思ったけど、 近くに座って...
『ここまで子供向けだとは知らなかった』と思ったけど、
近くに座っていた子供は何組かが途中で帰りたがっていたので
大人向けでも子供向けでもなく
中途半端な位置になってしまったのかな?
ペンギンの話は面白かった。
ざんねんと言ってる事が残念とは思えないのが残念
3作品をモグラ解説で観せる。
モグラの穴掘りがカタツムリ並みで何がざんねんかわからず、終始こんな感じで進む。
リロイのホームツリー
オーストラリアで暮らすコアラのリロイは、弟が産まれたのでそれまで母と住んでたユーカリの木を降りて、自分だけのユーカリの木・ホームツリーを探す旅に出るという話。
ユーカリにいろんな味があるというのはありえそう。コアラってママのうんちを食べるのかな?
ペンたび
南極のアデリーペンギンは道に迷ったコウテイペンギンを家族の元へ送る話。
うーん、面白くなかった。シャチが陸に追突???
はちあわせの森
長野が舞台で、自分を最強だと勘違いしてるニホンノウサギのウサオと、三日月型じゃなくハート型の白毛を持つツキノワグマの月子が旅に出たが、それぞれが森の中をさまよい、初めて見る生き物に出くわし、驚くという話。
これもなんともレビューしにくい。
それがどした?って感じの内容が続くだけ。
3作とも子供向けのようで、そんな事が残念か?って思い、全く面白くなかったが、子供対象ならどうなんだろう?
うんちを食べる動物が多いからウケるのかも、って思ったが、どうなんだろう。
ムロツヨシと伊藤沙莉が声優しててもストーリーが興味持てなければ面白くない。
「公開日」
公開日夜の回。ペンたびが秀逸だった。紙兎ロペの声優さんですね。ペンたびのゆるい感じがとにかく好き。他の話しでも花江夏樹さんに内田真礼さん、出ている声優さん本当にいいなあ。シュワちゃんの玄田哲章さん好きです。
試写会にて鑑賞
3話で構成されており、ストーリー性もコミカルで子供はもちろん大人も楽しめるよう面白くなってます。でも、1話と3話目は共通して最後が悲しいかなぁ・・・自然界では大人になるのが早いなぁと悲しみもあり感心もしました。
ペットを飼っていられる方はここの部分で重なる思いがあると思います。
絵は各話それぞれ違っており絵のタッチの違いを見る楽しみもありました。
特に2話目のペンギンは『紙兎ロペ』の監督さんで、今回も監督・脚本・声優を全てこなしてて、ロペ好きな人も必見かと思います。同じようなノリでシュールな笑いが盛り沢山でした。
エンディングの秦基博さんの『サイダー』も
映画の為の書下ろしだけあって作品にとても合ってました。
エンドロール中にもざんねんないきものの紹介も入ってくるので
最初から最後まで楽しめました。
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