劇場公開日 2022年12月2日

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「ある意味、「怒ったり騒いだり」になってる…。」泣いたり笑ったり yukispicaさんの映画レビュー(感想・評価)

4.5ある意味、「怒ったり騒いだり」になってる…。

2023年1月1日
PCから投稿

今年1本目(合計654本目/今月(2023年1月度)1本目)。

 ※ 私事になりますが、資格試験にチャレンジする関係で映画を見に行く本数が3割くらい減る見込みです。

 さて、こちらの映画。この前みたイタリア映画といい、イタリア映画って、フランス映画と違って放映されているところも少ないし、大阪市では専門に扱っていたテアトル梅田さんもなくなってしまったため、一応系列のシネリーブル梅田さんでみました。

 …で、「いろいろな性のありかた」ということをテーマにしている「喜劇」に近いテイストなのかな…と思ってみていると、最後は確かにハッピーエンドにはなりますが、その「いろいろな「性」に対する考え方の違い」から全員が同じ考え方でもなく、描写的にもう明らかに「怒ったり言い争ったり」というような状態になっています。まぁ仕方がないですね…。ただまぁ、それでも全体にコメディによせたフシは感じられるし、お隣フランスの文化事情も出ます(これにともなって、フランス語で話されているところもある)。そのため、「同性愛がどうだの」ということで一部法律ワードが飛び交ったりと「見かけに反して」難易度は高いように見えるのですが、「泣いたり笑ったり、あるいは、怒ったり言い争ったり」なので(この映画、何らかの意味で1人だけのシーンというのが基本的にない…)、別に法律ワードが出ようがどうでもそれ以上の話に飛ばない(出てくるだけ)、し、「大人どうしの言い争い」なんて、あれ、お酒でも飲んでいるのか、もう「一応理解はできるけどなんでそんなマニアックな語句出すんだろう…」という、喧嘩をするのかしたくないのか、完全に「のんべえ」状態で「怒ったり喧嘩したり」なので、その意味では「うるさい枠」ともいえます(たぶん寝させてはくれない…。映画館はそういうところではないけど)。

ただ、イタリア映画特有の「全体的な軽やかさ、陽気さ」また、この映画が扱う真の話題である「いろいろな性に対する考え方」という点に関しては脱線はしていても、概ね正しく扱われていることまで考えると、他、特に減点要素が見出しにくいのでフルスコアにしています。

 今年は少し投稿が少なくなるかもしれませんが、よろしくお願いします。
(それでも、憲法・行政法など、法律の色が感じられる映画は優先して見に行くつもりです)

yukispica