人間の汚した土地だろう、どこへ行けというのか
劇場公開日:2021年4月17日
解説
チェルノブイリ原発事故で汚染された村々を題材にしたドキュメンタリー「ナージャの村」(1997)、「アレクセイと泉」(2002)を手がけた写真家で映画監督の本橋成一による中編ドキュメンタリー。本橋監督と「ナージャの村」「アレクセイと泉」プロデューサーの神谷さだ子が、2019年10月、チェルノブイリ原発事故による汚染地・強制避難区域であり、両作品の撮影地でもあるベラルーシを再訪した様子を収めた。都市の裁縫工場に勤めるナージャ、幼稚園のガードマンとして働くアレクセイ、村での暮らしを望むアレクセイの母ニーナらと再会した本橋監督たち。そして、かつて強制移住に応じない理由を「人間が汚した土地だろう、どこへ行けと言うのか」と語り、本橋監督に「ナージャの村」や「アレクセイと泉」を製作するきっかけを与えたアルカジイ・ナボーキンという人物がいたが、本橋監督らはやがて、在りし日のナボーキンを知る村人と出会う。立ち入り禁止区域の貴重な映像とともに、長期にわたる訪問によって見えてくる時間の流れや人々の思いを映像として記録した。
2021年製作/40分/日本
配給:ポレポレタイムス社
劇場公開日:2021年4月17日
スタッフ・キャスト
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