ラプソディ オブ colorsのレビュー・感想・評価
全2件を表示
コミュニティの存在を知ることは重要
障がい者、健常者関係なく集うコミュニティを
描いたドキュメント作品です。
このコミュニティに参加している方々の表情を
見る限り、とてもとても充実されています。
どんなに辛いことがあっても、この場では
何も否定されず、疎まれず、叱られることもなく。
ただ、ただ、楽しむだけ。笑い合うだけ。
そこで晒しているのはその方々の全てでは
ないのでしょうが、社会で生きているときは
身につけているであろう鎧の何枚かを
脱いでいるように見えました。
とても心地よいのでしょうね。
それは障がい有無ではないのだろうなぁと。
健常だろうがなかろうが、種類の違いは
あるでしょうが生きにくいと思うストレスは
あるはず。それらを感じさせない場所、時間
とはとても貴重で愛おしいはずです。
だから人は集まり、去ることが悲しくなる。
でも、人は変わっていきます。
それまた障がいの有無にかかわらず。
だから、コミュニティを去っていく人もいます。
けど、それが普通・・・というか一般的。
「○○だから・・・居る」なんていう足枷は
人が集まるコミュニティには不要なんでしょう。
軽やかに楽しめなくなっちゃうから。
しかし、最後の方で「障がい」という点が
人間関係を変えてしまうということが描かれます。
「あぁ、そういう捉え方もあるのか・・・」
障がいがある方と近くなっていくということは
こういうことか・・・と学びました。
共通した楽しいことがあるから人が集まる。
なかなかあるようで無い。
このコミュニティに集うことができた方々が
羨ましかったです。奇跡的な場所だったのでは?
と思います。
良作でした。
グレーゾーンはカラフルだった
地元大田区に存在した異色のバリアフリーの「場」colors。
密着撮影した監督も巻き込まれ、定義不能のドキュメントとなりました。
あなたは健常者ですか?
あなたはマイノリティーですか?
笑って見ていると、いつのまにか固定観念・既成概念がぐにゃぐにゃになっている。
こんな障碍者ドキュ、見たことない!
ハチャメチャで雑多な賑わいが世界を救う。
アナーキーな共生社会には、「やさしさ」より「たのしさ」が必要なのだ。
福祉関係者以外の人にこそ、ぜひ!
全2件を表示