そして、バトンは渡されたのレビュー・感想・評価
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王道どシンプルに良い映画
原作未読です。
まずは、この作品には○○%が泣いた!なんて予告は必要ありません。
この作品には
衝撃的な展開、驚愕のミステリー、刺激的なシーンなど、すべてないです。それでもすごい素直に感動した。おそらく3~5年したらまた見たくなると思います。
いわゆる時間軸のトリックが使われていますが、考えながら映画を見る人ならすぐに分かりますし、トリックがある!みたいに宣伝する必要もないと感じました。
また、石原さとみさんが演じた女性の表現がとても良かったです。服装が派手になったり、少し痩せたり、化粧濃くしたり、口紅濃くしたり、となるほど病気か、と思わせるシーンが多々あり、移り変わる時間軸に惑わされずに視聴出来ました。
シンプルに過去の話ですよ。現在の話ですよと示されても同様に面白いと思いました。
子供もいない、自分ですら感動したので、子がいる親が見たらめちゃくちゃ感動すると思いました。
ん?この映画は何を仕掛けてくるんだ?どう騙そうとしてくるんだ?だとかは考えずに観るのがこの作品の真の楽しみ方かなと思います。
家庭環境知って、手のひら返した主人公の同じクラスの女には腹パンしたいと思いました。
性格確変ラッシュ
母親が家を出て血の繋がらない継父と2人で暮らす女の子と、継子を連れて旦那を取っ替えひっ替え渡り歩く奔放な女性の話。
なんだかんだ上手くやってるけれど、良い子過ぎて溜め込んでないか心配になる優子パート。
そしてとりあえずチョコレートさんはOUTだろ!?から始まり、あれ?なんだかんだ良いママじゃない!?な梨花パート。
この二つの話しがどう絡むのでしょうか…という感じでは有るけれど何パターンには絞られますね。
それが示されてからも又結構読めてしまい答え合わせという感じだけれどだ。
出て来る人達みんな良い人ばかり、結構きっちり回収&説明してくれるしとベタなんだけど、主人公が良い子過ぎてモンクなしだからミソのつけようもございません。
全体的に明るく軽い空気感の中、前半はコミカル、後半は感動というわかりやすい雰囲気もとても良くて面白かった。
でも、やっぱりチョコレートさんは…。
ほのぼのうるうる
【”様々な家族のカタチ” いつでも”彼女”は”家族”から愛されて、皆は”彼女”の存在が”生きる原動力”になっていた。前半は幾つか突っ込みどころがあるが、後半、グッと良くなり、涙腺が刺激される作品。】
ー 前半は、田中梨花(石原さとみ)の奔放過ぎる生き方に、”石原さとみさんだから、説得力があるんだよなあ・・、でも我儘だなあ。”などと思いながら鑑賞していた。
だが、前半の所々に”キーワード”が隠されていたとは・・。
幼いみぃたんが、本当のお母さんが、死んでしまった影響なのか、梨花に対し
”ママは、絶対に死なないよね!”と言う言葉に対し、梨花が笑顔で言った”ママは元気だからね!”という言葉に後半、ヤラレタマシタ・・。ー
◆感想
1.序盤は、3つの家族
・水戸(大森南朋)・梨花・みぃたん(稲垣来泉)
・泉ヶ原(市村正親)・梨花・みぃたん
・森宮さん(何故か、娘はさん付けで呼ぶが、理由は直ぐに分かる。)(田中圭)・優子(永野芽郁)
の関係性が、時系列を行き来しつつ描かれる。
だが、水戸さんが、家族に相談せずに、拘りのチョコを作るために、独りでブラジルに行く事を決めてしまうシーンや(で、梨花とみぃたんは、水戸さんと離婚して、二人で暮らし始める。)
梨花が、水戸さんと別れた後、お金持ちで、立派なピアノを持つ泉ヶ原と、サクッと結婚していたり、”描き方が粗いなあ”と思いながら鑑賞。
ー 結婚と、離婚って、あんなにサラッとできるんですか・・。
だが、ここも後半、梨花の行動の謎が明かされる。ー
2.もう一つの家族
・優子の同級生でピアノが超絶上手い、早瀬(岡田健史)と母親(戸田奈穂)とのピアノをめぐるギクシャクした関係性。
ー 子供は、親の所有物ではないぞ!自分が成し遂げられなかった夢を子供に託すのは、子供にとっては、負担でしかないんだよなあ・・。ー
□違和感を感じた部分
・早瀬が、音大に行かずに音楽も料理も極めた”ロッシーニのようになる”と決めるシーン。
ー 母親への反発もあるのだろうが・・。唐突だなあ・・。ー
・学校で、友人達から意地悪をされていても、作り笑いで耐えていた優子が、優子の家庭環境を知った友人達の接し方が急に良くなるシーン。
ー ここも、唐突感が否めない。ー
3.上記4つの家族の関係性が見えてくると物語は、グッと面白くなる。
・森宮さんは、優子を、とても大切にしているし、
・泉ヶ原も梨花とみぃたんを、とても大切にしているし、
ブラジルに一人行った水戸も梨花とみぃたんを大切に思っていた事が後半、描かれる。
ー 皆、小さかったみぃたんと大きくなった優子を大切に大切にしている。
それは、森宮さんが言ったように、皆、小さかったみぃたんと大きくなった優子の存在により、”生きる意味”を見出したから・・。
ここは、沁みたなあ・・。ー
4.優子と早瀬の結婚式のシーン
・優子の三人のお父さんが集合。
”ヴァージンロードを歩いて下さい”と言った森宮さんに、水戸さんが言った言葉。
”貴方が、あんなに優しい子に育ててくれたのだから、森宮さんお願いします。”
ー このシーンも、沁みたなあ・・。ー
5.梨花の秘密が、明らかになるシーン
ー ここは劇場で観て下さい、としか言いようがない。
石原さとみさんって、今更ながらだが、素敵な女優さんであるなあ。
優子の卒業式での晴れ姿を泉ヶ原と、車椅子に座って大粒の涙を流しながら見ているシーン。見ている側も、ホロリと涙腺が緩む。ー
<家族って、何だろう・・。
それは、お互いの存在が生き甲斐になる、有機的な善なる集合体なのではないだろうか。
父親は妻や子供のために役割を果たし、母親も夫や子供のために役割を果たす。
そいう関係性が無い家族は、私は家族とは呼べないと思う。
きっと、キチンとした複数の温かい親御さんに育てられた優子は、早瀬と良い家庭を築くのであろうなあ、と思った作品である。>
納得のいかない美談
予告で日本映画にありがちな泣けるとか隠してた嘘とかが、観る前に既にノイズになっていて、不安多めで鑑賞しました。
まぁ…予想通りでした。典型的なダメな邦画に沿っているなと。
まず高校卒業までが長いのに展開が早くて追いつけませんでした。まず梨花の行動。親探しの2部目になって色々と明かされるんですが、どうも納得がいかない。まず男をほいほいと乗り換えるし、服への投資は惜しまない。パートをしているけれど、めちゃくちゃ大金持ちと交流があったり、目的を達成する時は手段を厭わない卑しい女性でした。印象は最悪です。石原さとみさんの演技力も相まって、彼女がはしゃいでるシーンには嫌悪感しかありませんでした。1部目で3回結婚するという脅威のイカレっぷりです。全員と式もあげるし、どんな価値観で生きているんだ?と思ってしまいました。
次にお父さんこと水戸さん。ブラジルに行くことを親子に相談しなかったらそりゃ怒るよ。それで逆ギレされてもねぇ…。みぃちゃんが1番しっかりしてましたよ。みぃちゃんという名前の由来は一切語られなかったのが気になるところですが。
2人目の旦那の泉ヶ原さん。優しすぎる。こんな人世の中にはほとんどいないと思います。嫁が娘をほったらかして高山で仕事をしたり、新しいパパ探しに張り切っていますが、それを良い距離感で済ましていいものではないと思います。もっと怒っていい、彼女にも事情はあったけれど、それを加味しても許して良いものではない。
優子と森宮さんのパート。田中圭さんの優しい雰囲気と、永野芽郁さんのにこやかな雰囲気はとても好きでした。飯テロ映画としても強烈で、肉野菜炒めにロールキャベツ、手作り餃子とヨダレが出てしまいそうなくらい魅力的な食べ物たちでした。森宮さんのどこかぎこちない、頼りない感じも血の繋がらない親子をありのまま描いているようでそこそこ好きでした。ただ、優子周りが納得できず。笑顔を振りまいている、こんな子がいたら好感しかないんですが、同級生の女子たちが執拗に囲ってきてウザかったです。ピアノをミスした時も茶化すし、お前らに出来るんか?と思いましたし、先生もそこに口を挟まないのは違和感だらけでした。と、思ったら急に優子の家庭事情を知り、優しくなるなんて意味がわからないです。このパートの起承転結の承転をすっ飛ばしたようでモヤモヤしました。その後ベストフレンドみたいな描かれ方をしますが、あれだけ悪口言ってたのにそんなすぐ仲良くなれるか?と。ここも製作陣との価値観が違うなと思いました。
ただ、ピアノの演奏シーン。ここはとても良かったです。永野芽郁さんと早瀬くんを演じた岡田健史さんは代役を立てずに素晴らしい演奏をこなしており、岡田さんの方の挙動の激しさにはん?となりましたが、とても美しい演奏が観れました。アンパンマンマーチのリメイクは聞き応え抜群です。
最後の卒業式のシーン。優子が演奏する姿も素敵ですし、何回も聞いてきた「旅立ちの日に」がまた違う美しさを纏った歌になっておりとても良かったです。森宮さんの涙も自然に出てきたような美しい涙でした。
という感じで前半は良い部分2割、悪い部分8割ととても長く感じてしまいました。岡田さんの演技が微妙だと思うのは自分だけでしょうか?長年違和感を抱えたまま更新はされませんでした。
そして2部、優子の卒業後を描いていくのですが、ここから後付けなのか?というくらい設定をバンバンぶち込んできます。まず優子は料理の短大に入り、卒業後一流のレストランで働きますが合わず、学生時代にアルバイトで働いていた店で働くことにするという中々に壮絶な経験をモノローグでサラッと語ってしまうことにまずは違和感です。その後の展開も詰まっていましたし、縮めたいのは分かるのですが、ここはもう少し丁寧に描いて欲しかったです。
そこからの唐突な早瀬くんと優子が付き合って、結婚までことを進めるシーン。いくらなんでも急すぎて、愛の育みのカケラも感じられなかったです。なぜ余計なシーンは多くて、こういう描くべき場面を端折るのか。これが分かりません。
梨花の本当の姿がどんどん明かされていきます。実は重い病気を患っていたこと、それを裕子や他の人々に悟られないように過ごしていたこと。何より優子を1番に愛していたことが明かされます。が、ここに納得がいきませんでした。愛しているを原動力に男性を利用しているだけでしたし、愛していたならば途中で娘を放り出してどこかには行きませんし、食生活は豊かにさせているはずです。親としての心意気の無さに呆れてしまいました。これを美談にしていたあたり、邦画らしいなと思いました。悪い意味で。
水戸さんの元へと訪れた際、水戸さんから送られた手紙、水戸さんへ優子が送った手紙を早瀬くんと水戸さんの現在の奥さんが読み上げるシーンも違和感でした。別にそんな羅列して読み上げなくても良くない?と思ってしまいました。
最後の梨花の死も読めていましたし、昨夜まで元気に笑っていたのに当日死んで遺影と棺桶が用意されているのも仕事早すぎるなと思ってしまいました。ここどうにかならなかったかなと。
それでも結婚式のシーンは良かったです。タイトルの意味もここで明かされ、優子を信頼できる人物へと繋いでいくというのも良かったです。過去と未来がバチッとハマった瞬間も気持ち良かったです。
でもトータルして冗長がすぎるなというところです。おそらく膨大な原作の中身を137分に詰め込むのは大変だったと思いましたが、余計な描写を減らせばもう少し短くなったんじゃないかなと思いました。平日の昼間に観ましたが、半分近くの座席が埋まっていたのでヒットはすると思います。邦画らしい邦画でした。
鑑賞日 10/29
鑑賞時間 12:35〜15:05
座席 E-14
愛があれば何でも許される??
石原さとみさん万歳!
心温まる家族愛、いや、人間愛の物語
ラスト30分、全てが繋がった時に涙が止まらなかった。
原作未読、他の方がレビューで書かれてるように、予備知識などが無ければないほど楽しめるのではないかな、と。
本作は大きく前半と後半に分かれて進んでいく。前半は優子の学生時代が描かれ、過去の描写の中でさらに幼少期が挟まれ過去のまた過去の描写が反復しながら進んでいく。
後半は現在の優子の姿が描かれるのだが、少しずつ明らかになる森宮さんと優子とのこと、そして本作の重要な役の魔性の女 梨花のことが明らかになり、これまでの伏線が一気に回収される。
優子がなぜ血の繋がらない親の間をリレーされ4度も名字が変わったのかーー。
その理由を知った時に大きな感動が押し寄せ、そしてタイトルの意味、ラストの森宮さんのセリフ、冒頭のナレーションが全て繋がった時に本作の凄みを実感した。
悲しいニュースや辛い事件を耳にすることが少なくないからこそ、本作のような温かい作品がより胸に沁みる。こんな風に人が人を思いやり、温かい関係を築けたら、、、。
早瀬くんが弾いていたピアノ(早瀬くんの家から流れてくるピアノ)の曲がとっても素敵だった。曲名ご存知の方いらしたら教えてください🤲
追記:森宮さん家の整いすぎていないキッチンが料理好きな男の家って感じで好感持てました!
あと「旅立ちの日に」を熱唱する森宮さんにも♡
自分が中学校の合唱コンクールで「旅立ちの日に」を伴奏した思い出があるため合唱シーンは印象的だったなぁ。
高校卒業後の描き方は映画の方が好き。
涙には、不満も流された
小説既読、細かな設定変更に不満。
ブラジルがなぜ夢のためになるのだ。
そんな身勝手な男ではないだろう、
などと思いながら観ていたけど、
梨花の言動やセリフにも、いや夕方は会いに行ってただろ、そんなに放置じゃあ愛が見えないだろう、森宮さんの餃子のエピソードは省くなよ、そもそも優子の性格だって、友達との関係も、などと思っていたけど…
人が動いて話すこと、表情によって、小説で想像する世界を凌駕してくれた俳優陣の演技に感謝。
素晴らしかったです。
久々に良い涙をたくさん流しました。
愛ってあたたかいなぁ。
血縁があるのに大切にされない子供もいるなかで、こういう作品の温もりはとてもいいと思う。
ラスト近くから涙が止まらなかった、、、
どんでん返し、最高!気づかなかった!面白い!!
日本映画界あるある宣伝が糞
原作未読です
作品自体は確かに悪くないんだけど
今年1番泣ける映画!
とか
90何%が泣く
とか
宣伝の仕方が最悪です
まぁ日本映画界あるあるなんですけど
コーヒーが冷めないうちに?とかフォルトゥナの瞳だとかがこんな宣伝だったと記憶してる
あと
大きな秘密が!
とか
最大の嘘
とか
その辺は普通に伏せてた方がいいのに
とにかくしゃべりたくて我慢できない人みたいな宣伝の仕方で割と台無し感がある
なんかあるんだろうなぁ
って最初から疑って観れてしまったからそこまで驚きもないし
ここで泣かせようしてんだな
って冷めてしまう
例えば
アルマゲドンが
必ず泣けるラスト!
親子の絆と父の最後の決断!!
みたいな宣伝されて素直に観れますか?
とにかく下手くそです
感動
久々にかなり感動できた映画。主人公の生い立ちには、色々な事情があり...
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