「家族の形は十人十色」そして、バトンは渡された 横田早紀さんの映画レビュー(感想・評価)
家族の形は十人十色
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小説で大好きなストーリーの映画化だったので、楽しみに鑑賞しました。
小説以上に感動して泣きました。
石原さとみさん演じる母親は、自由でふらっと娘を置いていなくなってしまうという強引でお金使っちゃう性格ではあるけど、ラスト30分の自分の病気を隠し通してまで、どんな時も娘のことを第一に考えていたことに心を打たれました。
また、「泣いてちゃダメ!笑っていれば幸せが舞い込んでくるんだよ」っていうセリフによく親に言われていたことだと思い出しながら泣いちゃいました。
実の父親が海外へ仕事で行ってしまい、複雑な思いを抱えながら日本に残る様子を見て、自分の家族も、父が単身赴任だったこともあり、重ねて観ていました。
離れて会えなくても家族は家族。たとえ実の父親が再婚して、子供もいるとなっても会えば温かく迎えてくれるシーンに、家族の形は十人十色で形が変わっても、いつまでも家族でいられるんだと思い、ジーンときました。
血はつながっていなくても、お互いのことを思いやって過ごせていけたら、立派な家族だと思わせてくれた今年一番の作品でした。
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