「92%が泣いたと言う映画を、おっさんが観てみた」そして、バトンは渡された やきすこぶさんの映画レビュー(感想・評価)
92%が泣いたと言う映画を、おっさんが観てみた
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92%が泣いた映画と言われると、身構えちゃいますよね。
映画を観てよく泣くおっさんの私は、まんまと泣かされるんだろうと思いつつ鑑賞したわけです。
だけど、始まってみると、ストーリーのわりに温かい空気が流れている映画に感じたんですね。
原作は未読なんですが、瀬尾さんのイメージに合う温かさかな。
永野さん自身も温かい空気を纏っている気もするし。
そんな雰囲気の中で迎えた卒業式のシーン、感動的な良いシーンなんですよね。
なんだけど、ここまで駆け足気味だったせいか、登場人物達と一緒に泣けないんですよ。
この時点では、そんなに泣ける映画だとは思わなかったんです。
けれど、この映画はここからでした。
結婚の許可を得る為、今までの親に会いに行きます。
実際、結婚って疎遠になっている人に会う機会になる事も多いじゃないですか、この話の展開は巧いなと思いました。
でね、誰かの幸せを願った行動って、なかなか受け手にその思いの全ては伝わらないものですよね。
また、その行動が必ずしも正解とは言えない時も有る。
だけど、その思いが伝わった時、行動ではなくその思いこそが、受け手を幸せにすると思うの。
その辺の感覚を、役者さんの上手な演技で見せてくれるから、終盤は涙が止まらなくなりましたよ。
音楽もいいしね。
身構えて観たんだけど、やっぱり泣かされちゃいました。
ところで、優子の同級生のかわいい子は誰かなと思ったら、萩原みのりさんなんですね。
萩原みのりさんの出演作いくつも観てるのに、かわいすぎて気付きませんでした。
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