「なんだかずっとウルウルしてた気がします。」そして、バトンは渡された marimariパパさんの映画レビュー(感想・評価)
なんだかずっとウルウルしてた気がします。
号泣はしませんでしたが数多くのシーンで涙してしまいました。
ネタバレになるといけないので詳しくは書けませんが、ただの自由奔放(ワガママ、勝手放題)な梨花(石原さとみさん)の本心というか秘密が解き明かされ(それでも私的には許せないのですが)優子(永野芽郁さん)が許すくだりは一番来ましたね。
家族ものにはもっぱら弱いため重松清さんや森浩美さんの小説を電車など公共の場で読むといい年して涙ぐんでる怪しいオヤジになるので気をつけていましたが、その点映画館は暗いのでエンドロール中にお化粧直しじゃないですが、平静を装えるのでありがたいですね。
それぞれのお父さんたち、大森南朋さん、市村正親さん、田中圭さん、みんなカッコいいです!梨花のみいたんに対する無償の愛(最後にならないとわかりませんが)に気づいて暖かく許してあげる大人というか男気に感動します。
それにしても『中学聖日記』でいきなり素人から抜擢されてからの岡田健史さんの成長たるもの驚きを隠せません。彼をイメージして原作を書いたんじゃないかとさえ思いました。
永野芽衣さんも『ひるなかの流星』で初めて観た時は「面白い顔の女の子だな~(失礼?)でもこの子誰?」みたいな感想でしたが『君は月夜に~』でも笑顔で泣かしてくれましたし、今回も素晴らしく素でやってるんじゃないかと思うほど自然な演技、涙にやられてしまいました。
田中圭さん、石原さとみさんもここのところ大活躍ですがそれぞれの出演者がいいところを出し切った感があり、私の中では今年一番かもしれません。よかったです!