コットンテールのレビュー・感想・評価
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ノーパーフェクトデイ‼️❓絆の関係性は素晴らしい‼️❓
ベストカツプルのリリーフランキーと木村多江、なぜか薄幸の演技が板についている。
ただ、若い頃の二人、女性の方はリンクを感じるが男性の方はまるで違う感じ、なんだろう別人感覚。
まあ、そんなことより、羨ましいとは思わないが、深い絆は、とても素晴らしい、そう素直に思う。
遺伝子だけが絆では無いが、それを除外しようとも思わない。
認知症、介護は個別に事情が大きいので、一括りで論じられないけど、重いことほど軽く受け止めて生きるべき、なんてことわざもあるし、これまた、人生観の問題なんで。
自分問題としては、認知症もあるなら運命、介護した身としては介護されたく無い。
イギリスの監督だが、イギリスの風呂で湯をためることは稀有だそう、まあ、日英のええとこどりなんだろうか、でも、イギリスの風景は自国人が見る姿。
深刻な映画ですが、ほのぼのとした感じでした。
錦戸亮が久しぶりに観て良い演技でした。
ありがとうございます😊
#06 コットンの部分はどこ?
純粋な日本映画だとばかり思っていたら途中でなんか違う感が。
イギリス合作だったのね。
介護の部分とか夫婦2人の関係性や信頼性がよくわからず。
はたまた息子と父親の関係性も。
原作か何か読めばわかるんですか。
盛り上がりに欠けるけれど、良い映画だ。
「パーフェクトデイズ」に引き続き、外国人監督が日本人俳優を使って秀作を作り上げた。妻の臨終場面が一番の山だけど、その前に中年になった夫婦関係(妻が認知症になる前)をもうちょっと描いてくれると良かった。でも、なんで若い美人が惚れたのだろう。作家を夢みて、英語の翻訳かなにかで、食い扶持をつないでいる男と結婚したんだろうと思う。書いている小説がよっぽど優れているのならば、それなりに描いてくれないと。
でも、良い映画だ。付箋回収もきちんと行われて、見て損はない。顔のグロースアップが多用されている。セリフ以上に顔の表情で心理を読んで下さいと監督は言っていると思う。だから、役者さんは大変だ。役所広司には負けているが、リリー・フランキーも大したものだ。
考えさせられるものがあった
リリーフランキーさん演じる主人公がとにかく駄目な男で「なんだこいつ」という印象だったが
夜雨のシーンのあとにレストランのトイレで息子とふたりになるシーン辺りから妻の最後の病室シーンまで、考えることが多い作品だった。
静かに進むので途中心折れそうになるけれど、最後まで見て理解する部分も多い。
綿の尻尾?と思ってたらピーターラビットの妹の名前でした
なんとなく良さそうな映画だなと直感を信じ鑑賞。
認知症の妻を亡くし、妻の生前に書いた手紙を住職から受け取り、妻の最後の願いを叶えるため、息子夫婦とイギリスのウィンダミア湖に遺灰をまきにいく物語。
リリー・フランキーさんがらしい役柄で、偏屈な親父役を静かに熱演。息子役の錦戸亮さんも良い。
静かな映画で激しくやり合うシーンはほとんどないが、父と息子のわだかまりというか溝が感じられる演出は上手い。
兼三郎の妻との回想シーンが頻繁に挿入され、妻を亡くしたショック、兼三郎の現実を受け入れられない心の様が伝わる。
息子と衝突しながらも、美しい湖の風景の中、ようやく心を通わせるラストにほのかな希望が感じられた。
コットンテールって何かなと思ってたらピーターラビットの三匹の妹の中の一匹の名前でした。
助けてあげる
亡くなった妻の最期の願いは、「遺骨をイギリスのウィンダミア湖に撒いて欲しい」というものでした...。《遺骨を撒く》という作品、自分は「川っぺりムコリッタ」や「アイ・アムまきもと」が思い浮かぶんだけど、このテーマを扱うものは意外にもパッと明るいコメディが多い。だけど本作は、亡くなった妻が認知症だったこともあり、胸がじりじりと痛くなるような、なかなかに重い作品になっている。永遠の課題である《延命治療》についても取り上げながら、助けるとは何かと考えさせられる。
キャラ設定、人物描写がとにかく秀逸。
もうそんな歳じゃないのに、孫に対して“いないいないばあ”をやって喜ばせようとする兼三郎。これだけで、不器用だけど心優しい人だと分かる、分からせるのすごい。それに対し、子どもはおじいちゃんを喜ばせるために愛想笑いをする。息子、息子の嫁だけでなく、孫までも自分に気を使っているという状況。虚しくなるんだけど、演出のあまりの上手さに笑っちゃった。そんな不器用で身勝手な父に、息子のトシが何も言わずギュッと抱きしめるシーンもまた、すごくホッコリした。
リリーフランキー、錦戸亮、木村多江。本物の家族に思えるし、3人とも言葉に出来ないほどの演技力。リリーフランキーは自由奔放に動き回っている様子がめちゃくちゃハマっていて、ポスターにもある、大自然の中を自転車で放浪するシーンはこの一瞬のためにキャスティングされたんじゃないかレベルで最高だった。錦戸亮も雰囲気にピッタリで、怒り、寂しさ、苦しさを繊細な顔の演技で見せてくれた。いいなぁ、錦戸くん。木村多江は、背筋が凍るほどリアル。上手い、上手すぎる。呻き声がグサグサ刺さる。葬式のシーン後に惨いシーンがあるため、2度目の方が感情揺さぶられそう。
自然の美しさを映し、生きることの苦しさを描く。地味でどっと悲しくなる作品ではあるけど、あの終わり方には希望が持てたし、エンドロールは余韻に浸りっぱなしだった。イギリス・ウィンダミア湖。本当に美しい場所だ。日本人キャストがそんな中でも浮き彫りになっていなかった。この調子で、海外の監督さん×日本人俳優で沢山映画を撮って欲しいな。
リリーさんの真骨頂
あまり期待せずに観に行ったが、期待に反して良作であった。「ぐるりのこと」で共演の木村多江も良かったが、やはりリリーさんの演技に脱帽。映画の尺も丁度良い。そうそう、錦戸さんも素晴らしかった。
ピーター“ラヴィット”
亡くなった妻の遺灰を妻の遺言でイギリスのウィンダミア湖に撒きに行く夫と息子家族の話。
明け方市場でタコを買い、思い出の寿司屋を訪れる様子から始まる現在の話しに、妻との出会いから現在までを回想するシーンを沢山織り込みながら進行して行く。
妻の葬儀の日、住職から数年前に妻から預かったという手紙を渡され、そして少々息子とのやり取りがあったと思ったら、もうイングランド!?
その後も結構肝心なところを観せないところがいくつかあったり、多分自分の不甲斐なさに対する苛立ちみたいな何かを抱え込んではいるのだろうなとは想像させるけれど、それにしてもこういう自己中ジジイなんだろうなと思わせるところが続いたり…。
折角良い話しだし、何から何までみせてくれとも言うつもりもないけれど、もう一歩しっかりみせて欲しかった。
静かに込み上げる思い出
淡々と物語は進んでいくのですが、リアルな映像で、役者の演技が素晴らしく、最後は小さな感動を感じる名作のような映画でした。
イギリスの大自然が開放的で、兼三郎(リリー・フランキー)が途中でお世話になるイギリス人のもてなしも温かいですね。
リリー・フランキーの優しい眼差しが印象的でした。映画好きなら何か感じるものがあると思います。
パトリック・ディキンソン監督の才能を感じる作品です。
若かりし頃の兼三郎と明子
本作品、「怪しいな」と感じつつも上映時間が都合よかったために劇場鑑賞に踏み切りましたが、観た感想は完全無欠の「おなら映画」でした。
スッカスカな脚本を、回想を繰り返し入れ込むことで経緯を小出しにして映画っぽく仕立てていますが、全般ファンタジーな設定と都合のいい展開。回想きっかけに馬鹿の一つ覚えでリリーさんを想いに耽させ、展開によってキャラクターの人格すら変わるのにはもう苦笑を超えて失笑です。
一点、そこに力を入れたのかと思えるほど印象的なのは、若かりし頃の兼三郎と明子を演じる工藤孝生さんと恒松祐里さんが、その後を演じるリリー・フランキーさんと木村多江さんの特徴をよくつかんだ演技なところ。そもそも役そのものではなく、その役者に似せているところは、何なら若手の方が頑張ってるな、とひねくれた感想ですみません。
まぁ私の好みではありませんでした。個人の感想ということでお許しを。
良作だけど
名作「ぐるりのこと」で夫婦を
演じたリリーさんと木村多江さんが
再び。
94分という上映時間、二人の演技の
見事さに地味なストーリーにも
かかわらず、一度も飽きることなく鑑賞。
年齢的にも近いので、共感もあり、何度か
涙も滲んだ。
’
けれど、脚本に少し難ありかな。
「うーん、それはどうかな」と思う
シーン、エピソードがいくつかあり、
違和感がざらりと残った。
丁寧に作られたいい映画だけに
ちょっと残念。
’
介護や
延命処置のシーンを見る度に、人間ってままならないなぁと思う。ケアを止めても自然界のようにすぐに死なないし、PLAN75や楢山節考は現時点犯罪。自分の中でも答えはないんですがね・・
リリーさんって本当に特異な役者。演技してるとも見えないのに、似たような役ばかりなのに。やはり佇まいと声ですかねぇ、なんか後引く。
エピソードはこの位の数で丁度良い、せめて地図見てからパクんなさいよ。
いいストーリーなのに残念
リリーフランキーと木村多江の演技は良かったし、色々考えさせられた。
しかし、残念な箇所も多い。
まず、母明子の死の原因は結局何だったのか
はっきりしなかった事とこの作品は結局何を
伝えたかったのかはっきりしなかった事。
親子の修復にも見えるし、病気を抱えた家族との接し方なのかいろんな解釈ができる。
むしろ、はっきりさせた方が良かった。
急がば回れ
自分もそうだったけど、父親と息子というのは関係が難しい。
決して嫌いではないのだけど、どう接していいものか。
2人のやりとりが、観ていて共感だらけだった。
息子にとって母親のあんな姿はかなりショック。夫として見せたくないのもあるし、自分で出来るという兼三郎さんの意地っ張りな性格もあって、どうにも行き違いがもどかしい。
病院行く前に腕を組もうとするシーンは、ちょっとぶっきらぼうな愛情が可愛らしかった。
イギリス行ってからの兼三郎さんは、もはや偏屈じいさん。
はやる気持ちはわかるけど、それで結局遠回りになったり、トシと険悪になったり。
いろいろイラッとくるけれど、なにしろロケーションが美しい。
明子さん役は2人とも似てる。
木村多江さんはホント凄い女優さんだなぁ、観ていて辛くなるほどの熱演。
小さな旅
主人公が亡き妻の願いを叶えるべく、イギリスのウィンダミア湖まで遺灰をまきに行く話。
登場人物の少ない家族間の物語で、上映時間94分も良かったです。
妻亡き後、魂の抜けたような主人公。
頑固さもあるのでしょうか、息子の声に耳を貸しません。息子はとても両親思いに見えるし、ものすごい確執がある感じではないようですが、喪失感の大きさからか通じあえません。
父には父の思いがあり、息子にも家族がいて、互いに気持ちを組むのが難しいところがありますが、でも、本当はそれぞれを尊重しているんだなと思いました。
妻との日々を振り返りながらの、家族とわかりあう短い旅ですが、演技っぽくないリリーさんが自然に見え、終盤息子に思いを語るところが泣けました。
コットンテールって何だっけ…と思いましたが、ピーターのきょうだいね。
若き日の兼三郎役の工藤さん、雰囲気リリーさんに似てますね、目がかわいらしい。
*****
・錦戸君久しぶりじゃん…って思ったのが見ようと思った決め手。ドラマ「不適切にもほどがある」も出てたし、今後も楽しみ。
・昔旅行した時、何となくイギリスは緑が濃いなと思っていた。海外はなかなか行けなくなったので、映画で雄大な景色が見られるのが楽しい。
愛も秘密も記憶も閉じ込めた、フタリノセカイ
2024年劇場鑑賞17本目 秀作 65点
何かと不思議で飄々とした役が多いリリーさんと、久しぶりの映画出演である個人的ジャニーズ出身で一番顔面が好みな錦戸亮の親子役ということで、豪華キャストの割にミニシアター系で、玄人好みのような香りがして兼ねてより期待していた作品
まず、物語冒頭の電車から記念日に行きつけの魚屋さんからお寿司屋さん、そこから青年期の奥さんとの出会いのシーンと、少ないセリフと空間、画角にメインで映す被写体とその周りに映る背景や背中などの写り込みとピントのボケ具合、キャラクターを魅せる洋風な小粒な掴み演出など、最初から良作を匂わす惹きつけ具合は万歳で、好感触でした
それから、父と息子の関係で息子視点で幼少期から学生期、社会人数年を送り様々な時期を越え男同士の接し方や親子のあり方を、距離がありながらも伺いながら歩み寄ろうとしている様は、逞しくすごいと思った
それに対して父は何処か関係を閉し、奥さんについても彼のこれからについても自分一人で抱え込んでいる印象で、でも正直映画の作りとしてそこの成長を主題に描きたいはずだけど、推測するにその父役のリリーさんのキャラクターの深みというか説明が薄味な気がして(上品な脚色で良いともとれるが)、まぁこういったことがあって今こうなっているのはこうで〜と理解はできるけど、いまいちガッツリと惹きつけられなかった
イキリスの街並みや駅構内、田舎道などの画はとても綺麗で、木村多江介護シーンや親子トイレでシーン、他にも引きつられるシーンが多かった印象です
配信きたら見返して理解を深めたい
そういうパターンもあるのか
2024年劇場鑑賞52本目。
リリー・フランキー演じる主人公が亡き妻の遺言にそってイギリスの湖に向かう話。
リリー・フランキーが冷たい感じがする時の役はあまり好きではないので、最初やだなぁと思って観ていたのですが、最後自分が思っている反対の理由(息子のセリフからも意図的にそう観客に思わせていた)で傷ついていたので少し泣いてしまいました。
リリー・フランキーが自分のこと年だというのはまぁ還暦迎えているので分かるのですが、木村多江ってそんな年でもないだろうと調べたら52で、一緒にするにはやっぱりちょっと無理があったのでは・・・。
全67件中、21~40件目を表示