「綿の尻尾?と思ってたらピーターラビットの妹の名前でした」コットンテール ノブさんの映画レビュー(感想・評価)
綿の尻尾?と思ってたらピーターラビットの妹の名前でした
なんとなく良さそうな映画だなと直感を信じ鑑賞。
認知症の妻を亡くし、妻の生前に書いた手紙を住職から受け取り、妻の最後の願いを叶えるため、息子夫婦とイギリスのウィンダミア湖に遺灰をまきにいく物語。
リリー・フランキーさんがらしい役柄で、偏屈な親父役を静かに熱演。息子役の錦戸亮さんも良い。
静かな映画で激しくやり合うシーンはほとんどないが、父と息子のわだかまりというか溝が感じられる演出は上手い。
兼三郎の妻との回想シーンが頻繁に挿入され、妻を亡くしたショック、兼三郎の現実を受け入れられない心の様が伝わる。
息子と衝突しながらも、美しい湖の風景の中、ようやく心を通わせるラストにほのかな希望が感じられた。
コットンテールって何かなと思ってたらピーターラビットの三匹の妹の中の一匹の名前でした。
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