「死生観と愛の意味を問う作品」ブラックバード 家族が家族であるうちに あささんの映画レビュー(感想・評価)
死生観と愛の意味を問う作品
安楽死をテーマに纏う“家族の愛“や“真実の愛”
ある程度想像できるストーリー、非常に分かり易いんだけど、後半からまさかのどんでん返しが。
後半の長女ジェニファーの行動には激しく同意、しかし愛とは何かを考えた時にこの展開も、母のリリーの言葉も正解なのかもしれないが、観る人の価値観によって本作の評価は大きく分かれる作品である。この後半の展開には多くの人が嫌悪感を示すんじゃないだろうか(モラルの問題で)。
舞台となる一家が集う素敵なお家はインテリアなども美しく参考になる(こんな大きな家と庭に住みたいわぁ〜)。
安楽死については積極的安楽死はスイスをはじめ、アメリカの一部の州をはじめとする一部の欧米諸国は合法化されており、スペインやニュージーランドも今年から施行される。
出産の“産まれる”事に関しては日時などを決めて計画的に行われる場合もあるのに、“死”に関して計画的行うのは日本は禁じられている。ただもし、自分自身が寝たきりになり話すことも出来ない食べることもできない、そんな状況になれば安楽死を選択するだろう。
改めて難しいテーマであることを再認識した。
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