ミッチェル家とマシンの反乱のレビュー・感想・評価
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メガネ率が高い
僕がこれまでに観てきたアメリカ映画の中で、最も主要登場人物のメガネ率が高い作品だと思う。4人家族のミッチェル家がマシンが反乱した世界で人々を救うために活躍する物語だが、この4人家族中、3人がメガネだ。小学生の弟だけはメガネではないが、彼はまだ若いのでまだ目が悪くなっていないのだろう。しかし、彼が恋する隣の家の女の子もメガネをかけていて、本当にメガネだらけの作品だ。
メガネをかけていると、オタクに思われるのが嫌だみたいな記事をどこかで見かけてたが、この一家は確かになかなかのオタク一家で、そんな一家がオタクな知識を活かして世界を救う話であることがポイントになっている。この一家はオタクであることをこの作品はほとんど恥じていなくてすがすがしい気分になる。ロボットやAIを作っているのも、映画をつくっているのも大体オタクである。作り手たちの程よい自己肯定感が素晴らしい。
家族の絆を取り戻す
想定以上の面白さ。
家族という名のエゴ
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主人公一家の父と年頃の娘が少しギクシャクしてた。
それを解消すべく、一家で長距離ドライブへ行くことに。
そんな折、新開発の家庭用ロボが暴走、人間を誘拐し始める。
悪の根源は先代の家庭用スマホ(アプリ?)だった。
世界中が襲われ、主人公一家以外はみんな誘拐された模様。
そこで一家は敵の拠点に乗り込み、大暴れする。
ついにはさらなる高性能のロボまで繰り出されるが、
何故か主人公らは異常に強く、大暴れして勝利。
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評価がいいので、TVでやってたのを見た。
相変らず劇場じゃなきゃどうも集中できんかったな。
よう分からんが、主人公一家は何で異常に強いの?
あと敵ロボは感情に近いものを持ってるようで、
強過ぎる人間にひるんだり、逃走しようとしたりする。
でもそれを容赦なくぶっ殺す主人公たち。
家族が一番大事、家族を守るためなら何をやっても正義!
これ、アメリカ映画にありがちなパターンよな。
悪いのはボスだけで、ロボはただ命令に忠実なだけなのに、
家族の大義名分のもとぶっ殺されるのは少し可哀想やった。
おれがヘンなだけ?でも逃げる無抵抗な敵を殺しておいて、
正義ヅラするのは、見てて気持ちのいいものではないよな。
教育にもあまり良くないのでは?知らんけど。
忘れない為にレビュー
アニメーションでトップ100に入れるのはほぼ無いがこれは良くできた作品。
家族愛が特に痺れた。やっぱ自分も家族を大切にしようと思えましたね。最後の製作陣の家族さん達の写真がエモい。
またネットに対してのブラックジョークが多々見られ面白い。どんな状況下でもWiFiさえあればオッケー!やスマホばかり見る姿など随所に小馬鹿にする感じが見られ笑った。
ブラックジョークもあるが普通の小ボケなども多々あり、緩急があって飽きずに見れる。パグのモンチも終始可愛いし。
中々に良く出来た良い作品。
徹底的に変わっている!
映画オタク版クレヨンしんちゃん
大枠はほぼ映画のクレヨンしんちゃん
へんてこ家族が世界の危機に立ち向かいながら家族の絆を再認識する話
犬がいるところも同じ
話の流れとしてはロードムービー。
・父親はアナログな頑固親父。流石に毒親表現として極端すぎるが、実際存在はするかも。たださすがに鬱陶しすぎてこの親と和解はできないだろーとなる。
・母親のキャラはちょうど良い。インスタで隣の家族を羨ましく思う。戦うと強い。
・弟は恐竜オタク。
・主人公は映画の大学へ進む。監督が自身を重ねているということ? あまり監督の過去は調べてないけれど。
・途中で故障したロボットが仲間になるのが良い。
今の時代らしいスマホの加工風な映像は新鮮。コラ画像のような映像も新鮮。
全体的な面白さでいうと歴代クレヨンしんちゃんの中の真ん中くらい。
家族愛とロボットがもたらすリスペクトに 満ち溢れた作品!
エリックとデボラボット
クレヨンみっちゃん 嵐を呼ぶ モーレツ!マシン帝国の逆襲。 ドラッギーな映像は魅力的だが、家族愛の押し売り感が強い…。
変人揃いのミッチェル一家が、人類を滅ぼそうとする暴走AIに立ち向かうというSFコメディアニメーション。
第49回 アニー賞において、脚本賞/長編アニメ映画賞を受賞✨
第27回 放送映画批評家協会賞において、最優秀アニメーション作品賞を受賞!
第17回 オースティン映画批評家協会賞において、アニメ映画賞を受賞!
あの超大傑作『スパイダーマン:スパイダーバース』でお馴染み、フィル・ロード&クリス・ミラーがプロデュース。この2人が作るアニメが面白くないわけがない!
今作もまぁ尖ってるというか狂ってるというか…😅とにかく、他では観れない映像表現が満載で、とっても満足出来る鑑賞体験となりました♪
お話としては超ベタな家族もの。家族一丸となって苦境を乗り越えることで、父と娘の確執も解消されるという、映画やドラマで何万回も観てきたようなヤツ。
ベタ中のベタということで、お話の展開なんかは開始10分くらいで全て想像できるし、実際その想像通りに進んでいく訳だが、親子の些細なすれ違いが冒頭から丁寧に描き込まれており、所々でつい落涙してしまいそうになった🥲
ベタな物語だからこその強度とでも言いましょうか。安心して感動出来る映画だと言えるでしょう。
お話のベタさとは対照的に、映像表現は革新的✨
ロード&ミラー×ソニー・ピクチャーズなんだから、そりゃもちろんCGのクオリティは世界最高峰。
今回驚かされたのは、その映像の見せ方。映像の上に別のレイヤーを重ねるというインスタのフィルター加工のような表現は、ただでさえ情報過多な映像を、さらにもう一段階上のカオスへと引き上げている。
これはSNSや動画投稿サイトの発達した現代だからこそ生み出すことが出来た映像表現なのだろう。
またこの映像表現自体がAIの暴走という事象を雄弁に物語っており、映像表現=作品のテーマ、という図式になっていることは非常に興味深い。
ただただ無茶苦茶なことをやっているのではなく、深謀遠慮の果てにこのスタイルに落ち着いたのだということが見てとれる、非常に洗練された作品である。
映画全体を埋め尽くす、ギャグ、ギャグ、ギャグの嵐‼︎
この圧倒的なボリュームのギャグこそ、本作の最大の特徴だと言えるのかも。
事によるとシリアスになってしまいそうな場面でも、隙あらばギャグをねじ込もうとするその姿勢には敬服するが、ちょっとやりすぎなんじゃねぇかな…💦という気持ちがしないでもない。
超巨大ファービーの登場とか、超巨大スマホを前に絶望するパパとか、ついつい笑ってしまう名場面も多かったのだけれど、ボリューミーすぎて胃もたれ。
あと、お母さん無双はちょっとやりすぎかな〜、と思った。これのせいで、ミッションが成功するかしないかのギリギリの緊張感が薄れちゃってた。
ギャグ満載の楽しい映画だが、その一方でスマホに依存しすぎる現代社会への警鐘という、社会的なメッセージも込められている。
数年前、スウェーデンの精神科医アンデシュ・ハンセンの著した「スマホ脳」という本が世界的ベストセラーになっていたけど、本作はある意味この「スマホ脳」の映像化だと言えるのかも。
「宇宙に放逐されるけど、まぁWi-Fi入るしそれも良いかな😊」みたいな、完全にネットに毒されてしまったおバカな人類を毒気たっぷりに描いております。
ミッチェル家が世界を救った後も、「世界を救ってくれたお礼にインスタフォローするわ!!」というセリフを入れてくるあたり、この程度の危機で人類が賢くなると思うなよ、という制作陣の辛辣な思想をひしひしと感じる。
最後までブラックユーモアたっぷり。これがNetflixの作品だというのも、なんだか皮肉が効いていて面白いっすね♪
気になる点としては「家族愛」の押し売り感。
クライマックス、父と娘が互いに歩み寄る事で絆を再構築するという展開は中々良い着地点だと思った。
問題はそのあとのエンドクレジット。ここで制作スタッフの家族写真を延々と観させられるという謎展開がはじまってしまう。
…いや、それは流石にやり過ぎちゃいます!?
「家族は恐怖の対象でもある」というのは、映画ライター高橋ヨシキさんの言。
どれだけ離れようと試みてもその繋がりを完全に断ち切ることが出来ないのが血縁の恐ろしさ。
家族関係に悩んだり苦しんだりしている人が沢山いるということは言われるまでもないことでね。それなのに「家族最高〜♪いぇーー🎉」みたいな、スタッフの家族写真をダラダラと流すというのは、ちょっと作品の私物化というか、制作チームのエゴみたいなものを感じて気持ち悪かった。
そういうのは作品に込められたメッセージで十分に受け取ったから!その上さらに押し売らないでくれ…😅
一家一丸となって世界の危機に立ち向かうという展開といい、ハイテンションなギャグの嵐といい、アメリカ版『クレヨンしんちゃん』みたいな作品だな、と思った人も多かったのでは?
私なんかはもう途中から、これ完全に『クレしん』やんけ!と思いながら観てました。
ロード&ミラーも、実は『クレヨンしんちゃん』からヒントを得てこの作品を作ったんじゃないの?あながちあり得ない話じゃない気がする…。
『クレヨンみっちゃん 嵐を呼ぶ モーレツ!マシン帝国の逆襲』という日本語タイトルで売り出してみる、というのは…ダメですよねやっぱり💦
気になる点もあるものの、間違いなく面白い作品!
絵柄は可愛いし、登場キャラも魅力的だし、このままシリーズ化して欲しいかも♪
問題だらけの世の中で
ネットでの評判が気になり鑑賞
良い感じに現代の問題を拡大解釈しててめちゃくちゃ笑った
ただ、良い話風に終わらせるだけじゃなくて、それすらも小馬鹿にする感じが好き
とりあえず家族は大切にしたいと思ったよね。
いやぁー、笑った笑った。
86/100
斬新な絵づくりと明確なコンセプトが─
家族は本当の仲間、スマホはぞんざいに扱うな
今年8本目
要約
ミッチェル家では昔の頃と比べて娘と父親のそりが合わなくなっていた。娘は映像のクリエーターを目指して大学入学を予定している。父親は自然好きで、コンピュータに疎く、家族の食卓で娘が食べながらスマホをすることをとても嫌がる。一方、スマートフォンの時代が終わり二足歩行ロボットが人間のサポートをするサービスが発表された際に、スマートフォンがこれまでに人間からぞんざいにされていたことをきっかけにAIが反乱を起こした。全世界の人類がマシンに捕獲される中、父母姉弟犬から構成されたミッチェル家のみが取り残された。ミッチェル家はマシンの反乱を止めることができるのか、、、
感想
家族との接し方とスマホとの接し方について改めて考えるきっかけになった。最終的には、娘に傷ついて欲しくないがために映像のクリエーターになることに難色を示す頑固な父親が、娘が作成した動画を見たことをきっかけに、娘のことを認めて応援する立場になる描写は胸を動かされた。家族と接する時に素直になれずに、思ったようにいかないこともあるかもしれないけどリスペクトを持って生きていこうと思った。
追記
TikTokやSnowのようなエフェクトを連想させる演出や、サブテーマであるスマホ等のコンピュータに対する接し方をテーマにするところがトレンドに沿っている所も良いと感じた。
毒親と戦う娘
大当たり作品!最高にハッピーな気持ちにさせてくれる作品
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