コンクリート・カウボーイ 本当の僕はのレビュー・感想・評価
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桜のお肉の刺し身で、お芋の原酒をちびちび
カウボーイと言いながら、馬しかでないウマシカなお話。温故知新を言いたいのは分かるが、ジョン・ウェインの時代を、白人社会の模倣者として懐かしんでいるように感じる。言うまでもなく、黒人がカウボーイとして、農場で働ける訳がない。
話は大きくづれるが、宮本武蔵がなぜ二刀流か?その説は色々とあるが、彼は馬上からの戦を『真髄』としたそうである。つまり、五輪書はその兵法であり、彼は剣の達人と言うよりも、馬を使って人を撃つと言う目的だったと聞く。つまり、馬に乗って人生を癒やすは(それも自由だが)牛が登場しないのなら、かなり特殊な生活環境と言わざるを得ない。
競馬、ロデオ、サーカスがあるなら、理解も出来るが。
馬年の我が亡父に怒られた事があった。理由は、僕が競馬と桜のお肉が大好きだったから。
『競馬は馬が可愛そうだ。動物は愛護しないと。』と言われて怒られた。アル中の彼は、その時、甲類の焼酎飲みながら、フライドチキンを食べていた。因みに僕は酉年。『ク◯爺よく言うよ』と思った。だから、
桜のお肉の刺し身で、お芋の原酒をちびちびやったのが懐かしい。
追記 フィラデルフィアってロッキーのイメージだったけど、こんな街だっんだ。でも、アメ車を乗り回りて、ガソリンバンバン消費して、馬まで乗り回りていたら、メタンガスまで発生して、地球温暖化に貢献するね♥
本物のライダーたちが出演する場所じゃなくて家族の話 = 親子・父息子 × 成長青春 × 動物と子供
場所じゃなく家族の話。夏のあいだ、疎遠だった父親のもとに預けられることになった問題児少年コールが、反発しながらも徐々にフィラデルフィアの黒人カウボーイコミュニティの中で成長していく父子と馬の物語。親子の確執ばかりか、慣れ親しんできたものではあるけど裏切られない普遍的なカミングオブエイジものに新しい視点・要素を持ち込む、それも力強く。北フィラデルフィアの街角、世界の片隅で見落とされがちなものに目を向ける都会の西部劇。ここにはしっかりとクセがあって、それが深く掘り下げられていくほどに釘付けになる。クロエ・ジャオ『ザ・ライダー』よろしく本物のライダーたちが出演する本物の物語である本作をじっくりと見てほしい。
知ってる"家"は馬の上だけ --- 家は場所じゃなくて家族。父イドリス・エルバ(完璧なキャスティング) × 息子ケイレブ・マクラフリン(『ストレンジャー・シングス』)。地域社会の中でコミュニティのつながりと果たすことを期待される役割、文化と生命が生き生きと息づいている。美しく土着的でもある、根ざしたものを感じる。馬に乗るシーンも多い、ドラマを盛り上げる悪友の存在もある。それらを捉える撮影も良いし、上質な演技と演出に一見の価値あり。語られる価値のあるポートレート。たとえ予想できるものであったとしても温かい。小屋を壊されても伝統を守ってまた小屋を探す。いつもと同じ、馬に乗る。よこしてくれてありがとう。そして、最後には出演していたのが本物のライダーたちだと知る。
ケイレブ君しばらく見てない間に、当たり前だけど、すごく成長していた!本作を見てますます思うこと、もう『ストレンジャー・シングス』終わりでいいのでは?
「俺らは孤独だ」馬上に立つ「街を出なくても成長できる」Do something!! スムーシ!「最後のライドだ」「お前らが勇気を振り絞るのを3晩も待った」
勝手に関連作『ザ・ライダー』『KES ケス』
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