「映画大好きサマイはパン・ナリン」エンドロールのつづき Don-chanさんの映画レビュー(感想・評価)
映画大好きサマイはパン・ナリン
2010年のインド共和国グシャラート州を舞台に、9歳の少年サマイが映画に出会ってから、家族と離れて街の学校へ出発するまでの実話をもとにした物語。
学校をさぼったり映画泥棒で(フィルムの無断で持ち出して)牢屋に入ったりするサマイと、サマイを愛する家族に焦点を当てながら、オマージュたっぷりに、ミュージカルではないストレートプレイで描いたインド映画らしからぬパン・ナリン監督の自伝的な作品。
台詞が少なめで、BGMも控えめ。
大自然に囲まれた素朴な雰囲氣、鮮やかに煌めく光、色とりどりの美しい映像。
“線路を歩くやんちゃな少年達”は『スタンド・バイ・ミー』(1986年)、“映画館の映写技師と少年”の組合せは名作『ニュー・シネマ・パラダイス』(1988年)をそれぞれ彷彿とさせる。
あの手作り弁当、どれだけ美味しいのか食べてみたい。
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トミーさんのコメント
2025年9月29日
共感ありがとうございます。
一昔前の電子ジャー弁当より、今作や香港、なんならニューシネマパラダイスのポット?弁当のが旨そうですね。
フィルムがアクセサリーに加工されてるのはショッキング、でも美しいシーンでしたね。

