「美しい映像と少年の夢と冒険に感動。その一方で…」エンドロールのつづき mamiさんの映画レビュー(感想・評価)
美しい映像と少年の夢と冒険に感動。その一方で…
クリックして本文を読む
映画に魅せられた9歳の少年。光を捕まえたい学びたい、と映画を光と捉えるのが面白く、光と色彩が本当に美しい作品だった。映画が大好きという気持ちを再認識させてもらえた。映写師ファザルとの年齢を超えた友情もよかったな。そして夢のためにも教育の重要さを改めて感じた。先生の言葉、「発て、そして学べ」が重い。英語さえ読めれば、ファザルさんもクビにならずに済んだかもしれない。
映画に魅せられた少年の物語なんだけど、お母さんのお弁当がキーアイテムにもなっていて。お弁当を始め、丁寧に描写されるお料理の美味しそうなこと!!…一方で、この聡明そうで美しくて優しくて口数の少ないお母さんは一日中食事を作ってるんだろうな…と複雑な気持ちにもなったな。
妹ちゃんはどうなったかな。どうか夢や希望や冒険がインドの女の子にも在りますように、と願わずにはいられない。インド映画大好きなので、どうか映画やアートからの働きかけでもいいからインド女性の地位や立場を良くして欲しいと毎回思う。主題からは外れるけどね。いや外れないかな
母と共にサマイを見送る妹の姿が心に残った。
でもお母さんはとてもしあわせそうだったしなあ。
専業主婦になりたい人だって尊重されるべきだし、「女性もそれぞれが選びたい道を選べますように」がいちばんいいんだろうなあ🤔
でも環境や慣習で「女性がそれを選ぶ(選ばない)のが自然」と思ってしまっている部分もあるかも。
とにかく感動して、泣いて、あったかい気持ちと同時にめちゃくちゃインド料理が食べたくなってしまった作品でした。
コメントする