「バイオレンスに特化した名作」Mr.ノーバディ ぼぶさんの映画レビュー(感想・評価)
バイオレンスに特化した名作
よけいな描写を出来る限り排除したシンプルな展開が清々しい。とはいえ主人公の人間性に共感できる最低限のエッセンスは忘れていない。冒頭からやたらとテンポがいい。細かいカット割りとダイナミックなサウンド。ああ、この映画はこういう見せ方をするんだな、と理解させる。まさにおれが観たかったヤツ。スローモーションを多用した映像と音楽の使い方がスタイリッシュで心を満たす。それにいちばんの売りのバイオレンスシーンはものすごい迫力だ。おもしろい!でも途中からロシアによるウクライナへの虐殺行為が脳裏に浮かび、目一杯楽しむ心情になれなくなった。。世界情勢が落ち着いた頃にビールをじゃんじゃん飲みながらこのバイオレンス傑作映画をあらためて楽しもうとおもう。
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