「未来からの遺言、手塚治虫の無機物世界観にどっぷり浸かれる禁断の体験。」最後にして最初の人類 Naokisky2さんの映画レビュー(感想・評価)
未来からの遺言、手塚治虫の無機物世界観にどっぷり浸かれる禁断の体験。
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久しぶりの映画酔いを経験した。
手塚治虫の火の鳥にたびたび展開される、人類の滅亡した世界の様子を最初から最後まで見せられたようだった。
ナレーションは人類に語られているのだが、その人類がどこにいるのかが、映画の中では全くわからない。
何しろ、人の姿はこの映画に現れないのだから。。。
宇宙に漂う受け取り人のいない電気信号。
暗闇の海原に漂流する手紙の入った瓶はこんな気持ちなのだろうか。
無機物の気持ちになれる稀有な映画体験だった。
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