「ツッコんだら、負け。」リカ 自称28歳の純愛モンスター Masuzohさんの映画レビュー(感想・評価)
ツッコんだら、負け。
なんかあんまり見ないタイプの映画そうだったので観賞
元のドラマ版は東海テレビ制作のドロドロ愛憎劇の昼ドラ
流れをくみ土曜深夜に放送されていたもの
それは未見でしたが映画の雰囲気はまさにそのテイスト
そのドラマでストーカー殺人を繰り返し
邪魔する者を片っ端から手にかけていく狂気の殺人鬼
リカを警察関係者は純愛モンスターと呼ぶようになります
自称28歳ってとこもしつこくくっつけるので
こういうとこギャグっぽくなってくるんでしょうか
警察はこんな十人くらい殺してる殺人鬼を
警察病院から逃がし
ドラマでストーカーされていた男のところへ
リカが行き手足目鼻口を切り落とした状態で
「自分のものになるよう」監禁
その3年後に男は死亡(よく3年も生きてたな)し
スーツケースで山中に放置されていたのを発見
されました
当時マンションでその残骸を見つけ
発狂して廃人になってしまった後輩刑事を
見舞う奥山はリカの逮捕を心に誓います
この映画の警察もなんかマヌケで
最初はまあ10人近く殺してる殺人鬼ですから
大規模人数で捜査会議が開かれていますが
奥山がおびき出す手立てを考えているうちに
突然えらく捜査員を減らされたり
シナリオ上奥山がメインで動くお膳立てを
露骨にやってきます
奥山も結局なんやかんやリカをおびき出そうと
してるうちにリカに惹きこまれ
婚約者もいるのにおびき出すどころか
惚れ込んでいきますがギリギリのところで
立ち直って手錠をかけるとこまでいきますが
あわれあと一歩で殺されてしまいます
変わって婚約者が復讐にまわりますが
リカは空飛ぶわマッハで走るわもうわけわからん
存在になっていきます
まあこうしてマジメに観ないでいるぶんには
いいんでしょうが100分の尺でドラマのノリを
見せられるのはキツかった
ゴア表現もそれなりにきついんでホラー映画平気
くらいの人が観た方が良いのかなと思いました
高岡早紀の演技は見事でしたがいまいち
どういう層を狙っているのかはわからない
映画でした