「ゆめがかなう卵」あしやのきゅうしょく サプライズさんの映画レビュー(感想・評価)
ゆめがかなう卵
「余命10年」「映画ドラえもん」と大作が2つも公開される今日。余命10年は試写会で見たし、ドラえもんはレイトショーとかが人少なくていいかなと思い、映画館で予告を見て気になった本作を鑑賞。予想通り、心温まるいい映画でした。
短いながらにストーリーは割としっかりしていて、給食を通して人の温かさが感じられ、給食を作る上で携わっている全ての人へ感謝を伝えたくなる映画。子どもたちの悩みを解決していく形で話が進んでいき、上手いことまとめていてとても見やすかった。給食がめちゃくちゃ美味しそう!あの三角形のクッキーみたいなの、みんなそれぞれ付けたのかな。
主人公の菜々先生演じる松田るかがとても良かった。賭ケグルイの時から思っていたけれど、この人の演技は絶妙。賭ケグルイではイライラさせる役だけど、本作では周りの人達を明るくさせる心優しい先生役。子どもたちの笑顔が見たい一心で行動する彼女の姿にとても癒されました。
マイ給食文化は芦屋では本当にあっているのかな。子どもたちは忘れることない思い出になる上に、栄養について考える学習の場としてもすごくためになる行事だと思った。マイ給食のシーンは非常に心が温まった。
ただ、ちょっとチープな作り。
全体的に安っぽいし、結構話も飛び飛びで丁寧さはあまり無い。演出もかしこまった感じで、この映画はそういう点では結構雑。あまり深いことを考えずに気軽に見るべき映画だなって感じ。お母さん、全然前に進めてないし。
映画館で見るほどのものではないけれど、小学校や中学校の家庭科の時間とかにこの映画を見ると良いかも。それも、給食時間前に。生きることは食べること。子どもたちにぜひ見せたい作品だなと思いました。
今晩は
”余命10年”に頂いたコメントバックをこちらでさせて頂きます。
娘(と息子)を持つ身には、松重さんが抑制した演技で父親の哀しみを演じたシーンがどうしても涙が堪え切れず、困りました。
又、総ての演者が素晴しく、(当たり前ですが、小松さんが筆頭です。)予想はしていましたが、監督の力量が凄かったですね。
では、又。今週はドラえもん映画かなと思っていましたが、モノ凄い映画が無事に公開された事に感謝です。では、又。