「狼煙、破壊、切腹」全員切腹 万年 東一さんの映画レビュー(感想・評価)
狼煙、破壊、切腹
鬱屈とした怒りを爆発させる豊田利晃の最後を〆る本作の強く熱い気持ちが伝わらない。
怒りの形相で啖呵を切りながらも演説のように説教くさい言葉を並べる姿、何に対しての怒りや訴えなのか共感できる分かりやすい言葉が単純に響き、狼煙や破壊での怒涛にブチかます表現すら超えた怒りからくる興奮度、役者一人一人の存在感と音楽による衝撃、高く保たれていたテンションが最後にダダ下がり。
主演に窪塚洋介を持ってくるのは良いが、どうせならばKEEで貫いて欲しかった。
コメントする