「監督の手腕を感じた。」夢判断、そして恐怖体験へ キャベツ畑さんの映画レビュー(感想・評価)
監督の手腕を感じた。
ホラー映画なのに心温まる、という前評判を聞いて見に行ったが、予想していたより、そこそこ怖かった。でも、同時に笑える要素も入っていたし、最後には、涙。確かに、心がじんわりと温かくなる、ハートウォーミングな作品だった。
全体が5つのエピソードで構成され、オムニバス形式になっている。とはいえ、完全にバラバラではなく、5つのエピソードがフワッとまとまって、全体で1つの物語になっている。こういう構成、個人的にわりと好きなので、そこも気に入った。
また、過去と未来が交錯したり、時間軸の行き来もあるなど、場面場面が重曹的に絡み合って、複雑な面白みもあった。かつ、決して難解ではなく、分かりやすかったのも良い。監督の手腕を感じた。
主演の俳優さんもハマっていたし、ヒロイン役の若い女優さんも、何ともキュートな魅力を醸し出していた。今後にも期待したい。
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