「映画人のん」Ribbon 野川新栄さんの映画レビュー(感想・評価)
映画人のん
2022年映画館鑑賞11作品目
3月27日(日)チネラヴィータ
1400円
のん長編映画初監督作品
脚本も主演ものん
ジャンルとしてはコロナ禍映画である
そんなジャンルはないのだろうがとにかく青春映画というよりコロナ禍映画である
美大生がコロナの影響で発表の場を失い自作の作品をアパートに持ち帰る話
ヒロインと家族と親友と旧友が主な登場人物
っていうかほとんどそれ
どちらかといえばコメディー
少しファンタジー
タイトルはリボンだが『ちびまる子ちゃん』『お父さんは心配性』『ねこねこ幻想曲』のりぼんとは関係ない
リボンは何を意味しているのかよくわからない
『包帯クラブ』の包帯みたいなものなのか
ヒロインとその身内とのやりとりを見るにつけ風刺というかコロナ禍で右往左往している一般大衆のことを小馬鹿にしているような気がした
ベタな効果音も手伝って
だが自分は別にカチンとは来なかった
若手女優が初めてメガホンをとったわりにはわりと良い
関西出身者ならではのどうせなら笑かそうという精神が反映してるのかもしれない
彼女は干されているらしいが実際はそうではあるまい
彼女の方からテレビの仕事を極力断っているのではなかろうか
映画のペースの方が彼女に合っているのかも知れない
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