グリーンランド 地球最後の2日間のレビュー・感想・評価
全178件中、121~140件目を表示
ツッコミどころ満載だけど
地表の蒸発、また地球全体を覆う火災での熱波と二酸化炭素、世界中の元発電所からの放射能が充満しているはずの屋外、隕石衝突たった9カ月後にシェルター外で呼吸できる、太陽が見えているというのはあんまりだし、とどめの欠片(直径14km、ということは恐竜絶滅のときの隕石の1.4倍。体積で2.7倍)がヨーロッパを直撃したはずなのに、完全に蒸発してなきゃおかしいパリは、エッフェル塔はひん曲がってたものの、燃えても街並みは原型のまま残ってる。ヘルシンキには生き残りもいるらしい。誰かパリやヘルシンキはヨーロッパだとアメリカ人に教えてやってくれ。また、空を飛んでいた鳥は何を食べていたのかしらん。その前に、地表のどこで生き延びていたのか。ま、全部、助かった後のことで、ストーリーを左右するわけでも無いし、大雑把なアメリカ制作だからいいか。映画だし。
で、意地の悪いツッコミはこのへんで置いといて、パニック映画好きとしては見逃すわけにいかない。面白いです、パニック映画を久しぶりに堪能。ただ、家族が助かりさえすればよいという主人公と思いきや、人を殺したことを後々まで悩み、必死に手を洗う主人公。その贖罪のためか橋下から這い出て見知らぬ他人を救う優しい主人公。車のことで置き手紙をする律儀な主人公。別にいいじゃないか、正当防衛なんだから。車?持ち主が選別されてなければ、数時間で死ぬの確実なのに伝言?あるいは地表に残された車がどうなっているか想像できないのか?本気で返却する気だったのか?ウソくさいエピソードの挿入は不要。主人公は別に良心の人・優しい人じゃなくていい。主演男優から律儀で優しい男にしてくれという脚本への注文でも有ったのか?良い人間ぶりがくどい。そのわりには滑走路に飛び出して飛行機の離陸を妨害し、グリーンランド到着を遅らせたため、結果的に衝撃波を受けて善意のパイロットを死亡させてしまう。このあたりへの後悔はあまりないみたい。家族と自分だけを守るエゴむき出しな男でいいじゃないか。嫁さんの方は子供を守ることだけで迷いがない。よほど潔いね。この嫁さんを薬局で乗せた夫婦だって生き残るためには何でもするわ、やり方は汚いけど。ぼんやりしていたら確実に死ぬんだよ。
結局、なんのかんの文句はたれたものの、2時間のパニック映画というか家族愛の映画、十分に元を取りました。ところで、日本語副題「地球最後の2日間」は不正確。主人公とその家族には、最後ではないと信じて生き残ろうと努力する2日間だよ。虚しいことをしている2日間ではない。「デッドラインまでの2日間」が正しい。グリーンランドだけじゃ何の映画かわからないというので付けた副題だろうが。
お約束通りの安定感
よほど暇か、ディザスター映画好きなら別だけど、私は観て失敗と思いました。
だいたいのディザスター映画は、ドラマティックさを盛るために、
・科学、自然法則を無視したとんでも災害が起きる
・主人公や家族、友人による「ありえない選択」、特に「子どもの何気ない行動」で窮地に陥る
・誰かの「とんでもない悪意」で酷い目に遭い、結局「災害より人間が怖い」(特に平常時は温厚な人が鬼と化す)になる
・前半に主人公周りには災害が起きない
・物語が進むにつれてだんだん主人公に災害が迫ってきて、最後はTV版『日本沈没』みたいに行くところに災害が起きる
と相場が決まっているんですが。
あまりにお約束パターンすぎて、わははと笑いが出ました。
世界絶滅と家族再生の物語
壊れていた夫婦の再生と家族愛の物語なんだけど、そのきっかけとなるのが“隕石衝突による世界崩壊”、48時間後に地球がなくなってしまう。
このような状況になった時あなたならどうするか?
シェルターに入ることを許されたギャラティ一家をはじめとする選ばれし者たち。
スムーズに飛行機に乗り込めるはずだったが、糖尿病の息子のインスリンを車に取りに戻ったことからとんでもない展開へと進む。
隕石衝突、“死”を目の前にした時に人間がどのような行動をするのかーー。そこには人間の愚かさや恐ろしさ、本性が剥き出しの姿が描かれている。対して超危機的状況になっても善人であり続ける人も存在する。
カナダへ向かうトラックの荷台でのシーンではこのように対極の人たちが描かれていた。
隕石衝突だけでなく地震や、富士山噴火、今回のコロナのパンデミックからも人の本性が炙り出され、これが日本なら、、、とか考えてしまった。
あまり期待していなかっただけにとても満足度の高い2時間だった。
ディザスターものまではいかなくてもジェラルドバドラーの安心感
やっぱり一般市民目線のパニックものはVFX少なめ&市民目線のカメラワークで少し酔った(笑)
だけどジェラルドバドラーが出てるお陰で良かった~
それと字幕だと融解破片のシーンは中々良かった!
大統領アラート発令!
高校生の頃観た『メテオ』を思い出した。
思い出したと言っても、ストーリーはまるで覚えていない。巨大隕石を核ミサイルで撃ち落とそうという、『ディープ・インパクト』などの先がけとなった映画だが、多分作品レベルはB級だったのではないかと思う。ショーン・コネリーが主人公のアメリカ人科学者役で、ソ連の科学者が英語を覚えたよと「くたばれ、ドジャース!」と言って別れるラストシーンだけ覚えている。
『メテオ』は、巨大隕石が世界の有名都市に落下するシーンが売りだったと記憶する(落ちなかったかも…)。本作も、隕石が世界中の大都市を壊滅させる。廃墟と化した各地の映像はCGだろうが、CGがなかった時代の『メテオ』ではミニチュアを使っていたのか、これもよく覚えていない。
覚えていない思い出話はこのくらいにして、本作について。
彗星、または隕石郡から地球を守るための戦いを描いたSFアクションではなく、いわゆるディザスター・パニック・ムービーなのだが、極限状態におかれた人間の行動が描かれ、テレビシリーズの『ウォーキング・デッド』に通じる部分がある。ただ、廃墟と化した後の物語ではないので展開は全く異なる。
人々はもっぱら、地球に向かっている彗星のことを話題にしているのだが、バミューダに落下するものと信じていて、テレビでその様子を見物しようとお祭り気分ですらある。
恐らくこれは政府の情報操作によるもので、国は秘密裏に助けるべき人間を選別していた。
映画の導入部はややまったりしている。ところが、隕石の第一陣が都市に落ちたことが報道されるやいなや余波が主人公の町に押し寄せ急展開となる。それ以降は目が離せない。
主人公家族は選ばれし者なのだが、その理由は説明されない。
選ばれなかった人々はグリーンランドにあるというシェルターに避難させてもらえないため、そこで悲喜交々の人間行動が描かれる。
たが、自力でグリーンランドにたどり着いた者たちは結局受け入れてもらえたので、よかったやら、矛盾しているやら…
人間模様としてまず描写されるのはご近所さんたち。これはリアリティがあった。
お決まりの暴徒化した人々や略奪者たちも現れるが、助け合う人達もちゃんといるので文明人も捨てたものじゃないという感じ。
主人公一家は次々とトラブルに見舞われながら、絆を深めつつグリーンランドを目指す冒険サバイバルになっていて、適度な緊迫感があって面白い。
主演のジェラルド・バトラーはこういう役が合っている。彼は製作にも名を連ねている。
妻役のモリーナ・バッカリンはテレビドラマ『V』で宇宙人だった人。『ゴッサム』にも出ていた。テレビでは現実離れした役回りだったが、息子を必死で守る母親を熱演していた。
監督のリック・ローマン・ウォーはスタントマン出身だとか(?)。『エンド・オブ・ステイツ』でバトラーと気が合ったのか、引き続きのコンビだ。あまり劇的な描写はなかったが、手堅い演出だったと思う。
さて、主人公はご近所さんに連絡できただろうか。借用した車は返せなかったと思うけど。
【Need more scientific fragments 】
この手のパニック映画にはつきものの、日常でもよく出会う…
素直に指示を聞けない、なんで?どうして?と発狂したように理由を問いただすくせに、説明しても不貞腐れたように行動が迅速じゃない人、
外出間際に関係ない用事を済ませようとして結局は時間が押して大事なイベントに遅れそうになる自分の思いつきを優先して行動する身勝手な人、
大切な物なのに無造作に管理して、どこにあるのか確認さえできなくなる人、
余計な一言で周りの雰囲気を壊すような人は、
至極当たり前なので、イライラなどせず、予定調和としてスルーして鑑賞していましたが、後で、何故か物足りないところを感じて、よく考えてみたら、彗星の登場とか、破片が落ちてくることを観測・分析・確認するNASAの様子とかSF要素が欲しかったなと思って…。
タイトルのfragments は彗星の破片にかけて要素という意味で書いてみました。
(以下ネタバレ)
余計なスーパーの強盗の場面とか、トラックの荷台でのあれやこれやを止めて、ちょっとSF感をだした方が、ストーリーに重みが出た気がする。
今や、彗星の軌道なんかは、かなり予想可能なはずだし、はやぶさ2が、小惑星のりゅうぐうにタッチダウンして戻って来る時代なんだから、ちゃんとストーリーを考えて欲しい気がした。
これは、SFパニックじゃなくて、単なるパニック映画だ。
まあ、ハラハラはするけどね。
でも、あの親子が、飛行機を止めさえしなければ、隕石の破片が落ちてくる前にグリーンランドの飛行場に早く到着出来ていただろうし、パイロットも亡くなることもなかったと思うと、やっぱり、人として、このエンディングには納得してはいけないなと思ったりしました。
本当に
ああ言う隕石が来る事はありそうだし、もしクラークが来たら、政府が任意の人間を生かそうとする事もありそうだし、そうなったらある意味の暴動は起こるだろうし、怖さを感じる内容でしたね。被害が出ないのであれば、クラーク来襲は少し見てみたい気もしますが。
地球最後の日に何をするか
母親が息子とはぐれて必死になる姿は見ていて辛い、再会は不可能と思えたが、そこはまあ映画、そんな時に軍の係官が信じられないほど丁
寧に対応してくれる、人間はどん底の状況で親切にされたらどれ程感謝するだろう、幼い子供がいる家庭ならここで、グっとくるはず。
モリーナ・バッカリン…綺麗。
なんとなく見てみようかな〜ぐらいが良い!
空き時間があったので暇つぶしに見てみる事にしました!
地球滅亡系好きなんですが、んー…どっちかというと家族愛だったり危機的状況にある時の人間の醜さを描かれているので、地球が滅亡していく様は彗星がひたすら落ちてくるのみって感じなので、地球滅亡系好きとしては物足りなさもありました。
なので期待しすぎずに見ると良いと思います。
結局2人は浮気で不仲だったってこと?って最初のぎこちないシーンが後半まで意味分からないまま進んだし、シェルターの場所まで直接行けばすんなり入れるんかい!とかちょいちょい突っ込みどころがありました(笑)
王道パニック映画
アメリカなら出来そう、日本は?
迫力ある、映画館で観るべき映画が観たいと思い、選んだのがグリーンランドでした。
大体のストーリーは知った状態で鑑賞。
アメリカ合衆国ならこれが出来ると感じました。
国や人類のために必要な人を選別して緊急事態に助ける。
システムや設備を秘密裏に構築して、いざという時発動する。
この時、日本はどうなってるか?と考えるとゾッとした。公平に全員死ぬんだろうな。アメリカに助けを求めて無視されて終わる事くらいは想像に易い。
上の感想がすんなり思い浮かぶ程、迫力のある映像と音響だった。主人公たちのキャラクター付けはありがち。決裂が天変地異で和解するがあまりにも簡単に和解する。時間無いからそれはしょうがないかも知れないが、ちょっと違和感があった。時間が無いのだからもう少し安直でも良いのでは?と感じた。
アメリカでの暴動や殺し合いはあるだろうな。日本では一部でのみある位でほとんどが大人しく死んでしまう、それ以外の選択肢は無いんだろうな。
コロナ禍でどうしても日本と比較してしまう。
それでもほとんどの人間が死んでいったというのがこの映画の結末だ。ハッピーエンドでは無い。
ガッデム、バンド!
今年はアメイジング・グレイスの当たり年なのか、この映画でも教会の前で歌ってる人々がいた。コロナ禍のため世界各地で歌われてるのも事実だけど、やはりその影響なんだろうか。
この作品はディザスタームービーであることは間違いないのですが、なぜか人々の善悪の両面をあぶり出し、選ばれた人への羨望や醜い争いまで描いています。そして選ばれなかった人たちの厭世観や悲しみまでも・・・。エンドロール最後には7.1surroundなどとロゴが出てきますが、in selected theaterという非情なまでの言葉も付いている。まぁ、どうでもいいんだけど。
暴動、火事場泥棒、世の中は悪意に満ちているのか?などと思わせておいて、中には聖人のような人もいると訴えてくる。48時間で絶滅規模の災害が起きるのなら、みんなと一緒にディザスターを味わおうと思う人だっている。何せ、史上最大の天体ショーも見られるわけだし、人生最期の自然界絶叫マシンだって体感できるのだ。我先にと争って、人を殺してまで助かりたいとは思わない。
ローランド・エメリッヒが得意とするディザスタームービー。色んな作品がある中で、ノアの箱舟とか選民思想みたいな内容のものは嫌い(『ノウイング』等)。勝手に生き残って新世界作れや!みたいに投げやり感によって後味悪くしてくれる。で、この作品はその点においてギリギリセーフかな。ジェラルド・バトラー演ずる主人公には共感できないものの、軍用機に群がる人々を銃撃する軍の性質とか、社会派的な部分もあった。おぞましい・・・
で、カムリだったか、無断借用した車は返しに行くんだよね?
本当に伝えたいこと。
人としての善悪。何が正しいのかはわからない。選ばれし者、選ばれない者。2012やディープインパクトの規模では描かれていない内容だった。薄っぺらい家族の物語。時期訪れるであろう状況に対しての心構えをしないという内容だった。教習所のような気分で最後は希望を残しつつ。
けっこうよかった
奥さんが軍用機をJALみたいなサービスを受けられると思っているかのような行動で、旦那さんの言うことを聞いて余計なことしないでそこで待っててくれよとハラハラする。集合場所が遠すぎる。みんな死んで終わりじゃなくてよかった。
全178件中、121~140件目を表示