グリーンランド 地球最後の2日間のレビュー・感想・評価
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ディザスターものまではいかなくてもジェラルドバドラーの安心感
やっぱり一般市民目線のパニックものはVFX少なめ&市民目線のカメラワークで少し酔った(笑)
だけどジェラルドバドラーが出てるお陰で良かった~
それと字幕だと融解破片のシーンは中々良かった!
大統領アラート発令!
高校生の頃観た『メテオ』を思い出した。
思い出したと言っても、ストーリーはまるで覚えていない。巨大隕石を核ミサイルで撃ち落とそうという、『ディープ・インパクト』などの先がけとなった映画だが、多分作品レベルはB級だったのではないかと思う。ショーン・コネリーが主人公のアメリカ人科学者役で、ソ連の科学者が英語を覚えたよと「くたばれ、ドジャース!」と言って別れるラストシーンだけ覚えている。
『メテオ』は、巨大隕石が世界の有名都市に落下するシーンが売りだったと記憶する(落ちなかったかも…)。本作も、隕石が世界中の大都市を壊滅させる。廃墟と化した各地の映像はCGだろうが、CGがなかった時代の『メテオ』ではミニチュアを使っていたのか、これもよく覚えていない。
覚えていない思い出話はこのくらいにして、本作について。
彗星、または隕石郡から地球を守るための戦いを描いたSFアクションではなく、いわゆるディザスター・パニック・ムービーなのだが、極限状態におかれた人間の行動が描かれ、テレビシリーズの『ウォーキング・デッド』に通じる部分がある。ただ、廃墟と化した後の物語ではないので展開は全く異なる。
人々はもっぱら、地球に向かっている彗星のことを話題にしているのだが、バミューダに落下するものと信じていて、テレビでその様子を見物しようとお祭り気分ですらある。
恐らくこれは政府の情報操作によるもので、国は秘密裏に助けるべき人間を選別していた。
映画の導入部はややまったりしている。ところが、隕石の第一陣が都市に落ちたことが報道されるやいなや余波が主人公の町に押し寄せ急展開となる。それ以降は目が離せない。
主人公家族は選ばれし者なのだが、その理由は説明されない。
選ばれなかった人々はグリーンランドにあるというシェルターに避難させてもらえないため、そこで悲喜交々の人間行動が描かれる。
たが、自力でグリーンランドにたどり着いた者たちは結局受け入れてもらえたので、よかったやら、矛盾しているやら…
人間模様としてまず描写されるのはご近所さんたち。これはリアリティがあった。
お決まりの暴徒化した人々や略奪者たちも現れるが、助け合う人達もちゃんといるので文明人も捨てたものじゃないという感じ。
主人公一家は次々とトラブルに見舞われながら、絆を深めつつグリーンランドを目指す冒険サバイバルになっていて、適度な緊迫感があって面白い。
主演のジェラルド・バトラーはこういう役が合っている。彼は製作にも名を連ねている。
妻役のモリーナ・バッカリンはテレビドラマ『V』で宇宙人だった人。『ゴッサム』にも出ていた。テレビでは現実離れした役回りだったが、息子を必死で守る母親を熱演していた。
監督のリック・ローマン・ウォーはスタントマン出身だとか(?)。『エンド・オブ・ステイツ』でバトラーと気が合ったのか、引き続きのコンビだ。あまり劇的な描写はなかったが、手堅い演出だったと思う。
さて、主人公はご近所さんに連絡できただろうか。借用した車は返せなかったと思うけど。
【Need more scientific fragments 】
この手のパニック映画にはつきものの、日常でもよく出会う…
素直に指示を聞けない、なんで?どうして?と発狂したように理由を問いただすくせに、説明しても不貞腐れたように行動が迅速じゃない人、
外出間際に関係ない用事を済ませようとして結局は時間が押して大事なイベントに遅れそうになる自分の思いつきを優先して行動する身勝手な人、
大切な物なのに無造作に管理して、どこにあるのか確認さえできなくなる人、
余計な一言で周りの雰囲気を壊すような人は、
至極当たり前なので、イライラなどせず、予定調和としてスルーして鑑賞していましたが、後で、何故か物足りないところを感じて、よく考えてみたら、彗星の登場とか、破片が落ちてくることを観測・分析・確認するNASAの様子とかSF要素が欲しかったなと思って…。
タイトルのfragments は彗星の破片にかけて要素という意味で書いてみました。
(以下ネタバレ)
余計なスーパーの強盗の場面とか、トラックの荷台でのあれやこれやを止めて、ちょっとSF感をだした方が、ストーリーに重みが出た気がする。
今や、彗星の軌道なんかは、かなり予想可能なはずだし、はやぶさ2が、小惑星のりゅうぐうにタッチダウンして戻って来る時代なんだから、ちゃんとストーリーを考えて欲しい気がした。
これは、SFパニックじゃなくて、単なるパニック映画だ。
まあ、ハラハラはするけどね。
でも、あの親子が、飛行機を止めさえしなければ、隕石の破片が落ちてくる前にグリーンランドの飛行場に早く到着出来ていただろうし、パイロットも亡くなることもなかったと思うと、やっぱり、人として、このエンディングには納得してはいけないなと思ったりしました。
本当に
ああ言う隕石が来る事はありそうだし、もしクラークが来たら、政府が任意の人間を生かそうとする事もありそうだし、そうなったらある意味の暴動は起こるだろうし、怖さを感じる内容でしたね。被害が出ないのであれば、クラーク来襲は少し見てみたい気もしますが。
地球最後の日に何をするか
母親が息子とはぐれて必死になる姿は見ていて辛い、再会は不可能と思えたが、そこはまあ映画、そんな時に軍の係官が信じられないほど丁
寧に対応してくれる、人間はどん底の状況で親切にされたらどれ程感謝するだろう、幼い子供がいる家庭ならここで、グっとくるはず。
モリーナ・バッカリン…綺麗。
なんとなく見てみようかな〜ぐらいが良い!
空き時間があったので暇つぶしに見てみる事にしました!
地球滅亡系好きなんですが、んー…どっちかというと家族愛だったり危機的状況にある時の人間の醜さを描かれているので、地球が滅亡していく様は彗星がひたすら落ちてくるのみって感じなので、地球滅亡系好きとしては物足りなさもありました。
なので期待しすぎずに見ると良いと思います。
結局2人は浮気で不仲だったってこと?って最初のぎこちないシーンが後半まで意味分からないまま進んだし、シェルターの場所まで直接行けばすんなり入れるんかい!とかちょいちょい突っ込みどころがありました(笑)
王道パニック映画
アメリカなら出来そう、日本は?
迫力ある、映画館で観るべき映画が観たいと思い、選んだのがグリーンランドでした。
大体のストーリーは知った状態で鑑賞。
アメリカ合衆国ならこれが出来ると感じました。
国や人類のために必要な人を選別して緊急事態に助ける。
システムや設備を秘密裏に構築して、いざという時発動する。
この時、日本はどうなってるか?と考えるとゾッとした。公平に全員死ぬんだろうな。アメリカに助けを求めて無視されて終わる事くらいは想像に易い。
上の感想がすんなり思い浮かぶ程、迫力のある映像と音響だった。主人公たちのキャラクター付けはありがち。決裂が天変地異で和解するがあまりにも簡単に和解する。時間無いからそれはしょうがないかも知れないが、ちょっと違和感があった。時間が無いのだからもう少し安直でも良いのでは?と感じた。
アメリカでの暴動や殺し合いはあるだろうな。日本では一部でのみある位でほとんどが大人しく死んでしまう、それ以外の選択肢は無いんだろうな。
コロナ禍でどうしても日本と比較してしまう。
それでもほとんどの人間が死んでいったというのがこの映画の結末だ。ハッピーエンドでは無い。
ガッデム、バンド!
今年はアメイジング・グレイスの当たり年なのか、この映画でも教会の前で歌ってる人々がいた。コロナ禍のため世界各地で歌われてるのも事実だけど、やはりその影響なんだろうか。
この作品はディザスタームービーであることは間違いないのですが、なぜか人々の善悪の両面をあぶり出し、選ばれた人への羨望や醜い争いまで描いています。そして選ばれなかった人たちの厭世観や悲しみまでも・・・。エンドロール最後には7.1surroundなどとロゴが出てきますが、in selected theaterという非情なまでの言葉も付いている。まぁ、どうでもいいんだけど。
暴動、火事場泥棒、世の中は悪意に満ちているのか?などと思わせておいて、中には聖人のような人もいると訴えてくる。48時間で絶滅規模の災害が起きるのなら、みんなと一緒にディザスターを味わおうと思う人だっている。何せ、史上最大の天体ショーも見られるわけだし、人生最期の自然界絶叫マシンだって体感できるのだ。我先にと争って、人を殺してまで助かりたいとは思わない。
ローランド・エメリッヒが得意とするディザスタームービー。色んな作品がある中で、ノアの箱舟とか選民思想みたいな内容のものは嫌い(『ノウイング』等)。勝手に生き残って新世界作れや!みたいに投げやり感によって後味悪くしてくれる。で、この作品はその点においてギリギリセーフかな。ジェラルド・バトラー演ずる主人公には共感できないものの、軍用機に群がる人々を銃撃する軍の性質とか、社会派的な部分もあった。おぞましい・・・
で、カムリだったか、無断借用した車は返しに行くんだよね?
本当に伝えたいこと。
人としての善悪。何が正しいのかはわからない。選ばれし者、選ばれない者。2012やディープインパクトの規模では描かれていない内容だった。薄っぺらい家族の物語。時期訪れるであろう状況に対しての心構えをしないという内容だった。教習所のような気分で最後は希望を残しつつ。
けっこうよかった
奥さんが軍用機をJALみたいなサービスを受けられると思っているかのような行動で、旦那さんの言うことを聞いて余計なことしないでそこで待っててくれよとハラハラする。集合場所が遠すぎる。みんな死んで終わりじゃなくてよかった。
惜しい
人の心理描写では、子を誘拐したり、バンドを奪ってまでも助かりたい人がいれば、思い出と共に最後を過ごす人もいる。1人ひとりの残り48時間に対する想いを上手く表現しており、リアリティを感じる。
隕石が降り注ぐシーンでは「この世の終わりだ…」と、実感してしまう程の迫力もある。
ただ病気持ちの子が搭乗を拒否された理由が分からない。シェルターだと薬があったのに、断られる理由があったのか?また、空軍基地の警備も甘いように感じる。
所々、設定の詰めの甘さを感じた映画ではあった。
ステレオタイプだがよく出来た作品
ジェラルド・バトラーは映画「エンド・オブ・ステイツ」や「ハンターキラー 潜航せよ」などで冷静で果敢な主人公を質感たっぷりに演じるのを観たが、本作品でも同じように分析力に長けて行動力のある主人公ジョン・ギャリティを見事に演じている。この人が主演するからには一筋縄ではいかない物語になるのは明らかである。
突然出現した彗星は、ひとつの大きなものが割れて無数の小さな彗星として観測される。宇宙ゴミが周回軌道を外れて地球に落ちてきても、大気圏で空気との摩擦熱によって燃え尽きることから、学者は彗星もまた、大気圏突入の際の摩擦熱で燃え尽きると推測する。地上の人々は恒常性バイアスもあって、学者の安易な推測に乗っかって、変わらない日常を過ごす。
ところがひとつの彗星は大気圏で燃え尽きることなく地表に激突。大変な被害をもたらす。他の彗星はまだ地球に向かっていて、その中には巨大な物があり、ジュラ紀の恐竜を絶滅させた巨大隕石よりもはるかに大きい。
ということで人類絶滅へのカウントダウンの中、合衆国大統領は避難させる住民を選別する。選ばれた人々と選ばれなかった人々に分かれることになり、当然のように選ばれなかった人々の選ばれた人々に対する羨望はまたたく間に怒りに変わる。例によって暴動が起きて店という店は襲撃される。
ステレオタイプのストーリーだが、ギャリティ一家を襲う不運や被害には自然と感情移入して、ハラハラしたり悲しんだりする。よく出来た作品だ。
日本で同じ状況を扱った映画を作ると、全く違ったものになるだろう。最終戦争に備えたシェルター作りに日本も最初から参加していて日本に割り当てられたゾーンがあるとして、いざ隕石が到来となったときに日本政府や日本国民がどのように振る舞うのか、想像力は膨らむ。低予算でもできるヒューマンドラマを期待したいところだ。
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