「展開が鈍い」グリーンランド 地球最後の2日間 J24さんの映画レビュー(感想・評価)
展開が鈍い
J.バトラーの新作公開という事で自然と期待値が高まっての鑑賞となった。
隕石落下が続き地球に支障はないと言われてるいる中バトラーの下に政府から緊急避難通達が届く。
この通達は国によって家族が守られる通達であり国に選ばれた国民しか与えられない。バトラーは高層ビルなどを手がける建築技師という事が認められたのであろう。
冒頭でお隣さんなどにもその通知がバレ、自分達だけが国指定した飛行場に行く際少し揉める。
到着後も通知が来てない者たちと少しガチャガチャする。しかしバトラーの息子が糖尿病を患ってる事を理由に国から拒否され避難場所から離れる事となる。
そこでバトラーと妻と息子そして息子と妻がバラバラになりみんなが合流するために必死になるのがメインストーリー。なんかこのやりとりを終始描かれて大きな展開が起きることもない為中盤越えたあたりで飽きてしまった。
終盤に進むにつれて恐竜絶滅の時のよう地球が滅びる事がメディアから報じられ国民がパニックになる。自分の命を守る事を必死になりバトラー一家の通知許可証(バンド)を巡って醜い争いなども起きるがまぁ明日地球が滅びるならこれくらいは起きるだろうなんて予想できるレベルのトラブル程度しか描かれていない。
その辺の窮地に追い込まれた人間の醜さなんかを描いていくのかなと途中は期待したが特にそういう印象も受けず、むしろバトラー一家も中々強引な時もあったから、理解の有無は別としてまぁ自然な姿の一部であろう。
全体的にどの描写も展開が鈍く進む印象を受けた。
まぁ音響面では迫力あるシーンが少しあったのでその点は最低限は映画館で映画を見ることにおいて楽しむ事はできたかな。