「the小説な世界観の映画でリアルとのギャップ」真夜中乙女戦争 aimy512さんの映画レビュー(感想・評価)
the小説な世界観の映画でリアルとのギャップ
話の進み方や独特な空気感はthe小説映画って感じ
映像の綺麗さやカメラワーク、
3人の演技はとても良かった。
全体的に技術が光ってました。
テーマ(ストーリー)もなんとなく
高校生の時って大学生生活やその先の未来に
すごく希望があってキラキラしたものを
想い描いていたと思うんだけど
実際、大学生になってみると
講義は卒業のために単位を取るだけのもの
何にも頭に入ってこないし身にも付かない
借金したり寝る間も惜しんでバイトしたりして
高い授業料を払っているのに...
想い描いていた自分になれない
そもそもどんな自分になりたかったかも忘れていく
なにしたいのかわからなくなって
呆然と日々が過ぎてとりあえず大学に行って
時には自分を繕って就活して
未来は輝かしいの?
こんなんでいいのか?不安だ...嫌だ...
全部壊れてしまえばいいのに!!!
....................壊しちゃえ!(真夜中乙女戦争)
ってことかなと思ったんだけど。
映画の中でどこがリアルでどこが妄想(?)か
わからなくて展開についていけず
観終わっての1番初めの感想は
「?????」となってしまった。
たぶん、溜まり場みたいなところに
先輩の部屋を再現して...みたいなあたりから
幻想をみせられてるのかなって
感覚になってしまったので
その後のシーンが(演出も相まって)
夢なのかリアルなのかわからないところが多々。
例えば、画面越しに私と先輩を観ているみたいな
演出があったんだけど、
それも夢とか幻想とか黒服にみられてるとかなのか...?となったり。
ラストシーンが1番わからなくて...
真夜中乙女戦争は実際に実行されたってことでいいのかな?
原作から知っている人、教えていただきたい...。
小説で読めばファンタジーな世界として
スッと理解できそうだけど、
実写化になると妙にリアルなところもあるので
作品の世界観とのギャップで混乱するのかも。
悪くないんだけどちょっと難しいです。
それこそ「大学の講義」みたい...