劇場公開日 2022年1月21日

「113分の二宮健地獄」真夜中乙女戦争 野川新栄さんの映画レビュー(感想・評価)

1.0113分の二宮健地獄

2022年5月4日
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鑑賞方法:映画館

知的

難しい

寝られる

2022年映画館鑑賞17作品目
5月4日(水)一関シネマプラザ
1700円

原作未読

監督と脚本は『チワワちゃん』『とんかつDJアゲ太郎』の二宮健

私に永瀬廉
先輩に池田エライザ
黒服に柄本佑
教授に渡辺真起子

永瀬くんはジャニーズのKing & Princeのメンバーで映画『弱虫ペダル』の主役小野田坂道役をやった人
見た目の雰囲気がだいぶ違うしこんな声だったっけ

大学生「私」が黒服に出会い悪質な悪戯からテロ活動に発展する話
サークルでかくれんぼしたりテロ仲間とはないちもんめ(だっけ?)をやったり
最初は白黒の外国映画を観に集まってきた冴えない人たちが『億男』みたいなパリピぶりになっちゃってはしゃぎだす
しまいには『時計仕掛けのオレンジ』みたいに凶暴になって

退廃的といえば退廃的だが乱交まではいかない
退廃的ではあるがグロい表現は乏しい
退廃的なのにエログロじゃない淋しい薄味

理屈も難解だしシュールだしわけわからん
『いなくなれ群青』も酷かったけどこれはそれ以上
あっちが空虚な青空ならこっちは漆黒の真夜中に地上の星
眠くなってくるよ

『チワワちゃん』はまずまずだったし『とんかつDJアゲ太郎』は好きだったんだけどな
これは駄作
映像はいいけど新人じゃないんだからこんなの作っちゃダメ
『ねじ式』はわけわからんけど短編の読み切り漫画だから良い
この内容で113分は地獄だわ
カネ返せと思う人がいるのも無理はない
自分はそこまで思わないけど

野川新栄