20歳のソウルのレビュー・感想・評価
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「今」を生ききることの大切さが心に響く物語!
「今」この一日、一瞬を大切に生きること、目の前に立ちふさがる困難にも負けなかった「音学」への情熱、自分の何気ない一日を振り返りながら、改めて「生きる」ことについて考えさせられる映画でした。自分自身に立ち向かえる強さがあること、情熱を注げるものに出会えることって素晴らしい✨
やっぱり希望の物語。
何気なく暮らしている日々が突然断ち切られる経験は、コロナ禍で日常茶飯事になってしまった感があります。そういう時代だからこそ、この作品がズシンと響いてきました。
明日も変わらず一日が送れる保証なんてない。
だから、今この瞬間を大切に丁寧に、弱い自分から逃げずに向き合う…それが『生ききる』ことに繋がるのではないかと、大義さんから教えていただいたように思います。
この作品は悲しい場面も多々あります。でも、それぞれの役者さんたちが、自分にとっての『生ききる』とはどういうことかを考え、観る人に届けようとしている…そんな心意気を感じました。
大義さんが大切にした音楽、市船吹奏楽部はこれからも生き続けるでしょう。そう考えると、これは未来に続く希望の物語なのだと私には思えるのです。
前半と後半のテンポの違いが気になる
吹奏楽部の活動に打ち込み、友情を育み、後世に残るような応援歌を作曲する主人公の姿から、その青春が、短いながらも光輝やいていたことがよく分かる。そして、病魔という理不尽な運命に直面しても、最後まで前を向いて人生を生き切った主人公の姿に、胸が熱くなる。
ただし、前半の高校時代のパートは、その充実ぶりを示したいからか、多くの断片的なエピソードが次から次へと駆け足で描かれるため、まるでテレビドラマのダイジェスト版を観ているようで、物語に入り込めなかった。
その反面、病気が明らかになった以降の後半は、一転してテンポが遅くなり、特にラストは、同じような演奏や合唱のシーンが繰り返されて、感動を盛り上げるための演出が裏目に出てしまった感がある。
エピソードを厳選して、前半も後半も同じテンポで、じっくりと描いていれば、もっと心にしみる物語になったのではないかと思われ、残念である。
#38 全編が市船の宣伝みたい
な作品なんだけど多分主人公がそれだけ市船を愛していたってことなんだろうな。
そこまで母校を愛せるくらい楽しい高校生活を送れた主人公達が羨ましい。
高校生活の後はひたすら辛い闘病生活になって前編と後編じゃ全く様子が変わる。
日々必死で生きながら自分がこの世にいた跡を残そうとする主人公の思いは、映画化までされたんだから全うされたんじゃないかな。
今度市船の応援歌をテレビで聞きたい〜。そのためにはせめて千葉県大会でベスト8に残らなきゃテレビで観れないよね、確か。いやそれすらもチバTVが映んない我が家じゃ無理なのかな。
生きるというエネルギー
二度と戻らぬ青春、そうとは気づかず懸命に駆け抜ける若者たちの姿に、涙しました。
大義さんに死の影が忍び寄るほどに、神尾楓珠さんの生の光が輝いて、その美しさと尊さに、涙しました。
純粋無垢なお芝居と旋律から伝わる佐野晶哉さんの真心に、涙しました。
浅野大義さんの葬儀の日から映画公開の今日まで、ご家族・周囲の方々・この作品に関わった全ての人間が、大義くんとの日々を大事に積み上げてきて、この映画が公開されることによって、更に未来へ繋がっていくのだと、涙しました。
生き切る、ただそれだけ。
浅野大義さん、大事なことを教えてくれて、ありがとうございました。
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