20歳のソウルのレビュー・感想・評価
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たまたま観たのが最高に良くて何人にも伝えた
何か映画観ようと、映画館の前で探して、レビューを読んで観た。 観たら、、、こんなに凄い若者がいたんだと思うと、親くらいの私は中身のある生き方をしないといけないと思わされた。 忙しく過ぎ去る日々ではなく、日常の中での幸せに気づき感謝を増やして行けるようにと… 恩師との出会いも大事ですね。 高3の時に必要な一言一言を教えてくれる先生。 私の高3の子にみせたくて伝えたら観る気になったのに時間が全然合わずに、なんか…3週間の上映で終わってしまうみたい… もう少し上映してください! 小説も買ってしまいました。 映画で涙が溢れて流れて止まりませんでした。 熱が出たと思う程の感情、、、 小説読んでは泣き、周りの人に内容説明しては泣き、思い出しては泣き、、、 浅野大義くん、、、素晴らしい曲を作られて毎日を濃く生きた素晴らしい方に感動しました。 映画を作られた方々、素晴らしい作品をありがとうございました。
全体的にイマイチな出来、非常に惜しい。
この映画を観るまで「市船ソウル」やそれを作曲して若くして亡くなった浅野大義さんの存在を知らなかった。 短いフレーズを繰り返す「市船ソウル」はキャッチ―で、応援曲としてはとても上がるいい曲で、晩年に作曲された「Jasmine」も良い曲で、エンディングで流れるDedachiさんのアレンジされたVerも感動的で素晴らしかった。 エンドクレジットには他の作曲された曲も使われていたようなので、そちらもじっくり聴いてみたいと思った。 浅野大義さんに惹かれ、彼を埋もれさせまいと書籍、映画にしようと思った制作陣の気持ちが、この映画を観たとき強く感じた。 ただ、映画という一つの作品として観たとき、正直なところ傑作とは言い難いものになっているのがとても残念だった。 一番気になった部分はすべてにおいて大雑把なところだ。 キャストのインタビューで、ほとんど一発撮りでこれでOKなのかと驚いた場面があったという発言がある。 監督は一種のドキュメンタリー表現を狙ったのだろう。あえて作りこまず生々しさというか、リアルな芝居をみせたかったのだろう。 実際に起きたものを描くというところではアプローチのひとつとして悪くはない。だが、それがうまく機能していなかった。 感情の表現が極端な部分や、たくさんいるエキストラまで演出が行き届いていない場面が見うけられるなど細部まで調整がされていない場面が散見された。 後半泣く場面が多くあるが、すべてが同じ号泣レベルになっており、こういったところは演出をつけなければ現実味が薄れてしまい嘘っぽく見えてしまう。 特にクライマックスの葬儀の場面ではそれが顕著に出ており、主要キャストとエキストラの感情の温度差が大きくなってしまい、悪いコントラストが生まれリアリティが大きく下がっていた。 リアリティを狙うのであれば細部まで気を配らなければならないのだが、そういった部分には一切目が向けられていない。 画作りの部分でも同じことが言える。カメラは無駄に揺れる場面が多く、カットやショットも間延びしている場面もあった。 躍動感のある場面も、しっとりと落ち着いた場面も、緩急がなくすべてが同じ画作りになってしまっている。 カメラを据え置くだけでも画は変わる。少なくとも葬儀の場面では、忙しなくカメラを動かすのではなく、落ち着いて撮った方が感動的になったのではないだろうか。 照明も電気を消した部屋の中は不気味な色調でホラー映画のような雰囲気になっており、本当にそれで良かったのかと首をかしげてしまう。 撮影に関しては失敗しているとしか思えず、監督はなぜこれで良しとしてしまったのか、残念だ。 また、ライブハウスのシーンで身内のバンドを出演させたのはどういった意図があったのだろう。 このライブハウスの場面は浅野さんの復帰を祝う場面なのだと思うが、なぜステージ上で演奏しているのか、なぜライブハウスなのかと脈絡がなくよくわからない場面だった。 実際のエピソードなのであれば、その時に存在しないはずの、しかも監督がMVを制作し自身の企画するイベントにも関係するバンドを出演させたことには疑問が残る。 音楽についても使い方が残念だった。 浅野大義さんと音楽は切り離せないはずなのに、「市船ソウル」作曲のエピソードがダイジェストのような処理で描かれていたり(作曲の動機となる部分はあるが、曲の出来上がるまでが省略されている)、残された命を燃やし作られた「Jasmine」もあっさりと途中で切ってしまうなど、音楽については制作陣は興味がないように感じてしまう。そこにこそ彼の人柄やドラマがあったのではと思い、描かれなかったことが残念に感じた。 脚本は構成力に欠けエピソードの羅列に終始しており、またキャラクターの描き方も拙く思えた。 ドキュメンタリーなのであれば、エピソードとエピソードの間が歯抜けでもしょうがないが、劇映画である以上ブリッジとなる場面を描かなければ物語が成立しなくなる。佐伯斗真の部活と好きな音楽との間でのもがきと和解や大学でできた彼女の登場など、描写不足でわからない部分が多すぎる。原作となっている小説を読めば補完できるかもしれないが、それでは映画にした意味がない。 キャラクターに関してはモデルがいるので致し方ないと思うが、一般の人でも掘り下げればそれぞれの個性が見えてくるのではと素人ながら感じてしまう。 脚本、撮影、演出と全てにおいて細かい部分に目を配れず、大雑把に作りすぎている印象。それゆえ、泣けそうな場面でも気持ちが切れ冷めてしまう。 本当に奇跡のような話なのでこれが世に大きく出たことは意義がある。ここまで来るのにも色々と苦難もあったことだろう。とくに原作者で脚本も担当した中井由梨子さんは、誰よりも情熱をもって取り組まれたことだろう。それはプロダクションノートを拝見しても伝わってくる。 それならば、もっと完成度あげたものにしてもらいたかった。残念でならない。 しかし、監督や脚本家だけのせいではないと思う。第三者の目として入らなければならないはずの日活や担当プロデューサーにも原因があるだろう。脚本の不備、出来上がった画など途中でアドバイスや修正を入れることはできなかったのか。 色々な事情があるだろうが、それでもいいものにしようと双方努力してほしかったところである。 1本の映画としては落第点ではあるが、浅野大義さんを知ることができ、彼が残したものに触れられたことはとても貴重で感動的な体験だった。 たくさんの方に彼の残した想いや音楽が届いていることは本当に奇跡のような出来事で、その瞬間に今いるというのは他人事ながらうれしくも思う。こういった体験も映画の良さなのかもしれない。
泣きすぎて風邪引きました。
こういう手の映画はもう泣かないと決めてましたが(最初から感動ものとわかってる作品)無理でした。 ハンカチ持っていってて良かったです。 普通に泣きすぎてその日の夜、熱が出ました。
「市船soul」の作曲者・浅野大義、彼が駆け抜けた青春❣
千葉県船橋市立船橋高校応援曲「市船soul」の作曲者・浅野大義、彼が駆け抜けた青春❣ 仲間たちの心が熱い。「市船soul」は永久に引き継がれてゆくだろう。主人公の浅野大義(神尾楓珠)、母の桂子(尾野真千子)、祖父の忠義(平泉成)、市立船橋高校吹奏楽部顧問の高橋健一(佐藤浩市)、彼を支えた恋人の宮田夏月(福本莉子)、担当医の星野拓朗(高橋克典)素晴らしいキャスティング。
浅野大義さんは偉大だ❗️
実在した浅野大義さんの短くも太い生涯を描いた作品。有名な「市船soul」を作曲した人。また「ジャスミン」という曲も作っているが、ゲーム音学にすぐに使えそうな素晴らしい曲。ご健在であれば、作曲家として活躍されていたかもしれません。若い才能を失って悲しい。これは、原作の感想。さて、映画としての感想はというといまいち刺さらないんです。なんでだろう。多分、キャストと演出に違和感があるのです。まず、神尾君が健康そのものなのです。減量は難しいかもしれませんが、もう少しメイクでどうにかならなかったでしょうか。尾野真千子さん演技は素晴らしかったけど、もう少し年上の俳優さんを当てたほうが、しっくりきたかも。あと、お父さん役は誰ですか?かなり浮いてましたね。葬儀屋の担当者でさえ石黒賢なのになぜ?佐藤浩一の演技がなかったらもっとひどいことになってたかも。でも、心に残るセリフは散りばめられているんです。「明日が来ることは当たり前じゃない」「目が覚めて、1日が始まるのは神様からの贈り物なんだ」「自分はどうしたいんだ」「生と死は繋がっている」などなど。いい言葉だなと思いました。大義さんは亡くなったけど、名曲は一生受け継がれていく。偉大な方の実話でした。
涙の数と評価が一致しない映画
私も鬼じゃないのでこの作品を観て泣いたのよ、とても泣いたの。しかしなー、、、このクッサイ演出とクッサイ台詞のオンパレードはどうなのか。淡々と事実を事実として撮っていたら、映画として成立し難いのは分かる。でも「ここは映画用に演出してます」と言うのが、全部透けて見えてしまっているのでモヤモヤが残ると言うか、逆に遺族や関係者の方々はこの映画を、意外と冷めた目で観てやしないのかと気になってしまった。 でも映画館を出て、とりあえずは青空を仰ぎ見ちゃいますよね(笑)そういった意味では価値はある映画でした。
いろいろ気になる
場面が切り替わると、急に違うテーストになる映画ってどうなんだろう。そのため感情移入もしづらく、モヤモヤした感情のみが残った。
元ネタは良いと思うのだが病気になる工程も急だし、会話や構成などいろいろ気になることだらけでした。
テレビサイズの仕上がりが気になるも、彼の魂に心が震える
この手の映画って分かっていても、生きた彼のカッコよさに触れれば、涙しない訳がない…。少々長く感じる部分もあったが、魂を焦がすような気持ちにブルブル震えた、、 映画館に行くと必ず挟まれる予告。その時点でウルウルだったので、覚悟はしていた。畳み掛けるような予告編に対し、中身は細分化されていて、時系列をなぞっていく。題名からして分かっているが故に、序盤で描かれた仲間の心理はちょっと長かった。テンポが早く感情が拾いにくかったので、なおさら。彼の優しさを表すところではあったものの、見せている情報が多くて惜しい。 しかし、彼に転機を迎えるところに入ってくると、グッと温度が変わってくる。高校生パートがいい感じに効き、タイトルが時限となる。そこが凄く苦しく、心をゆする。「市船Soul」の高揚感と生き方を全うするために描かれる、周りの人との関係が儚くも優しい。師と仰ぐ先生の言葉もズシッと響く。ただ、こうして振り返ってみると「良くある」感涙モノになってしまったのかなと思う。もう少し過程も見れたら良かった。 主演の神尾楓珠さんは、言わずとしれた表現者。凄く上手だし繊細。雲の上と仰ぐ先生を演じた佐藤浩市さんも似合うから素晴らしいが、ピントをずらして尺を伸ばすのも勿体なく、もっと掘ってほしかった。また、福本莉子さんが大人びていて素敵なのだが、彼女が「いるだけ」の関係性もなんだか。過程をもっと描いてくれたら厚みを感じられたと思う。 実話ベースだからといって、関係性を明示してくれないと難しい。青春の眩しさは評価できるものの、もう少しいろいろ彼の人となりを見たかった。魂は生き続けているのだから。
眩しい青春
実話ですから、深いメッセージ性などはありません。 ただ、素晴らしい人たちに囲まれた素晴らしい青年の生き様と、残された人たちの思いの眩しさに目を細める映画でした。 登場人物がみな素晴らしすぎて、ある種のリアリティは損なわれていると思います。 でも、これも多分リアルなのでしょう。 ただ輝きにのみ注目する。 そういう映画なのだと思います。
泣けました(T_T)
色々評価があるかも知れませんがホントに泣けました。 昨年末ガンを患い入院し、健康の大切さを改めて感じていますが、なんとなく過ごす当たり前の日々は当たり前ではなく、日々精一杯生きる事の大切さを改めて感じました。
青空が美しい
わかっていても泣いてしまう。 命の大切さ、生きているだけで幸せであることを教えてくれる。こうした作品がもっとヒットすれば良いのに。 若い演者たちを支えるベテランの俳優陣。 さすがだとは思うが、見せ場は若い人たちに譲ってあげた方が良かったんじゃないかな。まるで佐藤浩市が主役になっていた。 エンドロールに映された写真は、最後の一枚だけでなくすべて本人のものを使ってほしかった。 青い空が美しかった。 空が青いだけで画面に引きつけられる。 (最近の日本映画は空が青くない、きれいに撮れていない作品が多いような気がしていました)
実話なので少し物足りなさがある
実話ということで観た。素直に泣けなかったのは、監督に「ここで泣いてね」と言われているかの如く、カットが長いと感じたこと、主役の俳優の演技がまだまだ発展途上と思えたことかな。 尾野真千子演じる母親、佐藤浩一演じる恩師、納得の演技力、流石です。 主役の父親が残念でならない。 良かったところは、おなかに赤ちゃんを宿した同級生の女の子に言った「幸せになろうと思っているから幸せでなくなるんだよ。いまが幸せなんだよ」。記憶が確かならそんな言葉だったと思うが、なるほど!と手を打ちたくなったが、映画館では控えた。
大義くんの想い、心締め付けられます😂
はい。
それ反則でしょ〜って言うくらい、泣けました。ヒックヒックしながら泣いてしまいました 笑
本当に惹きつけられる映画でした。
私自身が吹奏楽出身で、現在も吹奏楽の指揮・指導者として活動していることもあり、いろんな立場からの視点で映画を観させていただきました。
高校生が必死にもがきながら青春を謳歌する姿。佐藤浩市さん演じる顧問の先生の、心に訴えるご指導。尾野真千子さん演じるお母さんの、息子大義くんへの想い。病と闘う大義くんを支え続ける彼女の想い。
そして、命をかけてまでも、自分の想いを込めた曲を作り続けた大義くん。
作曲をするって、とてもエネルギーが必要です。集中して頭の中で何度もなんども練り直し、そして少しずつ少しずつ紡ぎ続けて、ようやく作品として出来上がるものですが。
病と闘いながらもその気持ちを持ち続け、最後になんとか先生に曲を届けることができた大義くんの想いって、どれだけのものだったんだろうと、本当に考えさせられます。純粋な音楽への気持ち、そしてまだまだ生きていたいという強い想い、母校の後輩たちへの想い、そして20年の全てが詰まった一曲なんだと思います。
書きながらまた泣きそう。
素敵な映画をありがとうございました。
同じ様な毎日に感謝
千葉県人(木更津生まれ千葉市在住)であり、ここ10年位千葉県高校野球大会にウロウロと通ったりしていたので、避けては通れない作品でした。 千葉県は吹奏楽部の強豪もひしめき合ってるのもあり、夏の大会(夏季だけ吹奏楽部がいる)は思いの外盛り上がってて楽しい!私の母校、木更津総合(当時、木更津中央)は全力校歌で有名ですね(苦笑)。 何となくは知っていたこの話。結構期待していたんですけどね、「ドラムライン」ばりに胸熱な部活動物語かと思いきや、焦点を絞りづらい何とも微妙な感じでございました。要所要所で込み上げるのだけれども、要所要所で冷めてしまうのが寂しかった。後、長い。もっと濃縮して焦点が定まってたら、気持ち良く泣けたんだけどなー。でも、彼と先生に学ぶ所が多かったので感謝でございます。
昭和短命ものあるある祭り
ひねくれ者の感想になります。 ベクトルを他人に向けるな。自分に向けろ。 今が幸せ。生きていられることが幸せ。 いやぁ。なんか。某新聞社に、そんなこと言われても白々しさしかねーよ。ってのがあってですねw もうね。ぶっちゃけて言うとですよ。製作陣に名を連ねる某氏だったり、製作に関わる新聞社に、その様なメッセージを発信する映画を作られても... 「アイドル短命もので点数稼ぎでもしとけ」くらいにしか思えないんですよね。これがw もしくは。「吹奏楽の旅とかが視聴率ええらしいで。よし。その線でネタ探せ!」とかね。 あとは。いつもみたいに、日本最低!社会が悪い!って言わないんだ。とかね。 比べるのもなんなんですが。数年前の柳楽-堤コンビは松竹だったけ?奥さん役は川栄李奈だったか、たしか。あちらはラストシーンでナチュラルに爆泣きしてしまいましたが。 こちらは、これと言って良くも無く。悪くも無く。 取りあえず、佐藤浩一&尾野真千子の芝居は良いよなぁ、って事で帰宅しました。
生と死の素晴らしき讃歌!
見終えた時の感想は、生と死について素晴らしい讃歌に仕上げているな、ということでした。エンディングで亡くなった実在の主人公の顔が一瞬映りましたが、彼の生き様は映画化され、何万人もの人々に大きな影響や生きる力を与えていると思うと、決して早くなくなることは不条理でなくて、むしろ幸せな人生だったと私は言いたいです。彼は劇中に盛んに「命より大切なものがある」と言いますが、それはまさにタイトルの「ソウル(魂)」なのでしょう。彼を支えて見送った彼女は、福本が演じていますが、彼女の美しさは聖母マリアのようでした。また、主人公の大義の担当医として高橋が登場しますが、医者の鏡のような人でした。こんな先生だったら全てを任せたくなります。さらに、同級生が自分の生き方に自信を失っていた時に大義は言います。「幸せを求めなくてもいいんだ。君は生きているだけで幸せなんだから自信を持って」。いい言葉です。心に残ります。私も僭越ながらブラスバンドに6年在籍していましたが、その記憶を思い出させてくれたので本当に嬉しかった。ただ、この作曲できるような学生ほど優秀ではありませんでした(笑)。佐藤が音楽の先生の役を見事に演じています。母校の萩原先生に似た感じで感動しかありません。その先生に教えられたことは「音楽は人間そのもの」ということでした。その言葉を亡くなられた大義に贈ります。
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