「映像化したことに意味があるのかもしれません」20歳のソウル すいすいかさんの映画レビュー(感想・評価)
映像化したことに意味があるのかもしれません
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映像化したことに意味を感じますが、一方で、もう少し丁寧に作ることができたろう、と思います。ストーリー展開が単調かつ脈絡がない部分が多く、また登場人物それぞれの人物像が深掘りされることなく、適当に消費されている印象でした。BGMやカメラワークも落ち着きがなかったように思います。
何よりメインキャスト以外の俳優さんの演技力とその他のキャストの演技力にあまりのギャップがあり、見ていて疲れてしまいました。
一方で、音楽に生きた、生きたかった方についてのお話なので、書籍だけでなく音と一緒に再現できる映像作品にされたことは、ご家族、友人、彼自身の作品に影響を受けた方々にとっては、とても良かったのではないかと思います。私自身高校野球を見ませんので、主人公の方の作品を耳にしたことはありませんでしたが、人を勇気づけ、そして運を呼ぶ音楽を生み出した、こういう方がいらしたということを知ることができよかったと思います。
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