「逃げても逃げても、大事なことはゾンビのようについて回り、何度も何度...」そして僕は途方に暮れる ゆきさんの映画レビュー(感想・評価)
逃げても逃げても、大事なことはゾンビのようについて回り、何度も何度...
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逃げても逃げても、大事なことはゾンビのようについて回り、何度も何度も己の倫理に揺さぶりをかけてくる。
徹底的に四面楚歌。最終的に全方位囲まれて、足場がなくなってからやっと泣いて謝るが、、、少しばかり心は変化したようには見えるものの、改心した???のか???
前半は藤ヶ谷のダメ男っぷりがハチャメチャに面白くて、ずっと笑い我慢していた。ドライブ感もあり、「これは面白くなるぞ」と予感していたが…勢いとテンポがよかった前半から、中盤から一気に間伸びして失速したように思えた後半、、、たしかに映画とは何かについての自省的なメタ要素も散りばめられ、面白くはあったんだけど、前半と後半のテンポのギャップありすぎて、冗長に感じた。
トヨエツのダメ父が登場してからの、謎の説得力。遺伝子のせいにしてはいけないと分かりつつも、この親あっての、この子なのだと。
しかし、上には上がいるもんだ。
主人公は成長、、、したのか?あまりそうは思えず、しかしこれは成長譚ではないんだよな、そこがポイントの話ではないんだよな、、、と妙な納得の仕方をして劇場を後にした。
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