「逆・馳せ参じて」そして僕は途方に暮れる ブレミンさんの映画レビュー(感想・評価)
逆・馳せ参じて
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クズ男が逃げまくるという情報しか入れずに観に行きました。藤ヶ谷くんを映画館で観るのは初めてです。ドラマではよく見てたんで、そもそも映画の出演自体が珍しいタイプのジャニーズでした。
藤ヶ谷くん演じる裕一の清々しいクズっぷり、逃げっぷり、これが中々良かったです。とにかく劇中イラっとさせられましたし、やり返されてる場面を見るとスカッとしていました。次から次へと自分の居場所を無くしていくスピードが尋常じゃないので、彼女にも友達にも先輩にも姉にも母にも見捨てられ、裕一よりもダメさが際立つ父親に拾われる転落ぶり、そこまで行ってきた浮気やだらけぶり、金銭感覚の鈍さ、裏切りの連鎖によって引き起こしているのに、当人は逃げているだけなので不快感は程よく募っていきます。
父親がよりダメ人間なので、底を見てしまった裕一が改心するという感じで家族や彼女や友達と打ち解けるんですが、そこから彼女が親友と浮気していた事実が明らかになり出て行く、そして主人公らしいセリフ"面白くなってきたじゃねぇか"を言い放って映画らしい終わり方で終わるという感じで物語は終わるんですが、少しくどいなーとは思ってしまいました。メタ的な発言を盛り込んでいるので、そこを楽しめるかどうかでこの作品の面白さはグッと変わってくると思いました。
そこそこ良かったんですが、事前の期待値を超えるまではいけなかったです。んー舞台で見たら少し変わったのかなとは思いました。
鑑賞日 1/14
鑑賞時間 13:00〜15:15
座席 O-19
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