「【”現実逃避。”序盤は主人公の屑男っぷりに、”お前は一生途方に暮れて居ろ!”と思っていたら、後半の展開の秀逸さに驚いた作品。豊川悦司の開き直った屑男っぷりが凄い。エンディングには矢張りあの曲だよね!】」そして僕は途方に暮れる NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)
【”現実逃避。”序盤は主人公の屑男っぷりに、”お前は一生途方に暮れて居ろ!”と思っていたら、後半の展開の秀逸さに驚いた作品。豊川悦司の開き直った屑男っぷりが凄い。エンディングには矢張りあの曲だよね!】
ー フリーターの裕一(藤ヶ谷太輔)は、恋人の里美(前田敦子)のマンションでお気楽なフリーター生活を満喫。けれど、浮気がバレて、裕一の現実から逃げる日々が始まる。-
◆感想<裕一君の現実から、逃げる日々・・。>
・裕一を演じた藤ヶ谷太輔の屑男を演じる姿が、とても苛つく。(褒めてます。)
ー 私だったら、アンナ輩から”泊めてくれ”と言われたら、即、断るが北海道の小学校から親友だった伸二(中尾明慶)やバイト先の先輩(毎熊克哉)は、優しく泊めて上げる。
だが、裕一の屑男っぷりのため、居場所が無くなる。当たり前である。-
・で、姉(香里奈:何だか、久しぶりである。)の家に転がり込むもマタマタ口論になり、裕一は電話が掛かって来ても出なかった北海道の母(原田美枝子)の家に帰る。
ー 心底、情けない奴である。だが、母が良い年した裕一の事を“ゆう君”等と、読んでいるのを聞くと、甘やかされて育った事が良く分かる。
だが、母はナント新興宗教団体に洗脳されていて、同居するなら入会して・・、と頼む。
で、マタマタ逃げ出す裕一君。ウーム・・。-
・で、雪舞う中、バス停のベンチで途方に暮れていると、通りかかったのは且つて自分達を捨てて、別の女に逃げた父。(豊川悦司:屑男を演じさせたら、この人。というか、どんな役でも見事に演じてしまう。)
ー で、父の家へ。この父の屑男っぷりが凄い。父が裕一に言った台詞”逃げろ、逃げろ、逃げろ。そこから面白くなるんだよ!”・・”面白くなってきやがったぜ!”
いやあ、この父にしてこの息子あり。豊悦、凄いなあ。-
・年末のピザを取ろうとして、父から”電源を切れ!社会から隔絶するのだ!”と言われていたスマホの電源をONにすると、大量の里美からの着信履歴。留守電に入っていたのは”お母さんが倒れたの・・。”
で、慌てて見舞いに行こうとするが、父は”俺は行かない!キッパリ!”
ー 屑もここまで来ると凄いな、と思ったら、お母さん退院しているし、姉も里美も伸二もいる。
で、ギコチナイ食事・・。
キレる姉。(そりゃ、そーだ。)
”何か、何かスイマセン・・。”と裕一君、初めての涙の謝罪。(初めから謝れ!遅い!)
その後、大晦日に父も突如帰って来て言いはなった台詞”俺は、頑張ったんだぞ!”
ブレない屑っぷりです。お父さん!-
<その後の裕一と里美の関係性の展開とオチは、すこーし読めてしまったのであるが、序盤の苛々シーンからの急上昇カーブでの面白さが、凄かった作品。
ところで、お母さんの新興宗教問題はどうなったのかが、気になるなあ。>
■尚、エンドロールで、私の名前が出てくるが製作には関与していません。多分・・。
そうです。やっぱりお母さんのこれからが気になって仕方ない。そこまで夫や息子の屑を吸い込まないでと、心から頼みたいです。
エンドロールのお名前に気づかなかったです。残念。
東出昌大の不倫騒動のとき、心理学の先生が言ってました。女性が手を差し伸べたくなるタイプの男だが、それを拒むことを知らないのが東出だと。だから、近づいてくる女性がいる限り同じ事を繰り返すし、近づいてくる女性は後を絶たないだろうと。
あ〜あ、色男め‼️
さらに金も力も持たれた日にゃ、こちとらユメもキボーもありゃしません❗
返信ありがとうございました。
何人かの方があれ??って思いながらみてたと思うとなんだか愉快ですね。
おっしゃる通り、みんなを苛々させられたなら裕一役(藤ヶ谷さん)冥利につきますね。そして、豊川さんのマスター級屑っぷりはさすがの迫力。裕一が自転車や走る時間がリズミカルで一種のロードムービー的なクセになる感じもしました。
NOBU さん
いつも共感ありがとうございます。
藤ケ谷くんのクズぷっりは上手かったです。
エンドロールにNOBU さんの名前が
出てたのですか?
わからなかったです。
大沢誉志幸の歌はやはり
オリジナルの方が心に染みますね。
ことしも宜しくお願いします。