「今度は私が掬う番」とんがり頭のごん太 2つの名前を生きた福島被災犬の物語 Bacchusさんの映画レビュー(感想・評価)
今度は私が掬う番
東日本大震災で起きた福島第一原発の事故により、非難する家族と離れ離れになってしまった愛犬ごん太の話。
浪江町の食堂を経営する家族のもとに暮らして8年のごん太と家族、そして被災地のペットを休載するべく10日間のつもりでボランティアに参加した大学生と仲間たちをみせていく。
ペットも家族だろう…何で?と思うところは勿論あるけれど、そんな思いはは当事者も同じ訳で、それでも離れなければならなかった悔しさや悲しさ満載。
そしてそこから始まるボランティア。
エピソードの見せ方は粗さがあったりして、ほんのり安っぽさを感じてしまうところは否めないけれど、結構早い段階から常にうっすら涙が浮かんだり流れたりしている感覚。
悲しい描写やキツい描写では何でもないけれど、歳をとったせいか何気ない日常とか温かさとかに涙が出てしまうんですw
思えば震災翌日のニュースをみているシーンで感情が既に上がってたのかも…。
終盤、年越し辺りからはもっと巻いて頂いた方が良かった様に感じたけれど、とても良かった。
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