鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎のレビュー・感想・評価
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横溝正史の小説を彷彿
ゲゲ鬼太と言えば、昭和の頃をチャンガチャンガ生きて来た各位にはお馴染みの人気漫画作品で、アニメも何期と続いて長年親しまれてきました。自分もそのチャンガチャンガ生きてた部類ですので、それなりに過去作の記憶はありますが、猫娘が今風のキャラになった以降のゲゲゲは全くの未視聴です。
付いて行けるかなと思いましたが、内容は昨今のゲゲゲを知らずとも昭和のゲゲゲを知っていれば、或いはシリーズのどの時代でもつまみ食い程度に知っていれば充分理解できます。もっともPG12と言う訳で、子供達にあまり良い影響を与えなさげなシーンもあったりして、TVシリーズ以上のグロはチョロっとあります。あと胸糞が1つ2つ。。。
★は3.5としましたがかなり厳しい評価です。マァ3.75〜3.8くらい?その一番のマイナス理由は『既視感』にあります。
ソレを1つづつ指摘するとネタバレになるので止めますが、表題の表現でお察しいただければ。要は奇々怪々な事件も蓋を開ければ人間の仕業だったのが金田一耕助シリーズ、そこに実際に妖怪や幽霊が介在してるのがゲゲゲという感じでしょうか。
キャラデザインには賛否ある様ですが個人的には全く問題はありませんでしたし、中の人も良好、そしてストーリーも胸糞からの龍賀一族の末路・報われなかった孫娘に至っても、あんなカンジで正解かなと思いました。そう言えば自分も何かを期待して東京にホイホイ出たものの、何も掴めず残せず近年とうとう都堕ちしたもので。東京タワーなんぞ大したモンじゃありませんでしたしね。
ただ太平洋戦争で付き物の旧日本兵のカス描写は、当時の日本兵が徹頭徹尾あんな感じだったと今の人達に誤解されそうなのがチョッと心配かなと。
他には、ヒ◯◯ンまがいの薬物についての種明かしが、チョッと唐突な気がしなくもありません。もうちょっと間にいくつか描写を挟んで伏線を踏ませて引っ張った方が良いのでは?とも思いましたが、尺の都合もあったのでしょうか。
もうひとつ、ラスボスがイヤに小者描写だったのが気になりました。色んな擦った揉んだであの展開になった訳ですが、まァロリ狒々爺ィなんて小者以外の何物でもないのでアレで良いと言えなくもないですが。ならばせめて長田幻治がもうチョッとしぶとければ‥‥
そんな訳で全体的には良作だと思いますが、個人的には後もう一つ何かが欲しい感じの残る惜しい作品だったと思います。
【11月25日追記】何か物足りない、てのの幾つかが判明しました。まず実の父親が元々の姿から目玉オバケになってしまった経緯を具体的に表現した方が良かった?(実際に描写ありましたっけ?記憶にないw)もう一つは、全体をもっとオドロオドロしく、難なら気色の悪い描写にしても良かったかも知れません。昭和期のアニメはワリとエグかった印象なので‥‥
ダークな怪奇譚
目玉おやじが好きになった
この昔ながらのダークな内容なら作画描写も昭和風が良かった!
auマンデー『鬼太郎誕生ゲゲゲの謎』
ガーデンズに行く用があり上映時間のタイミング良かったのがコレ!
子供の頃、ゲゲゲの鬼太郎の白黒の再放送恐々見てたのが懐かしい。
昔を彷彿させる予告でしたが、冒頭から今時の鬼太郎と猫娘にありゃっ。。。
ただ本編に入るとオリジナルの不気味な感じで内容も良く面白かったですが・・・
最後また出てきた今風な2人に昭和オヤジはガックリ><;
この内容ならオリジナルにもっと寄せた作画の方が良かったと思う。
野沢雅子さんが、鬼太郎ではなく目玉おやじってのは知ってても・・・
健在なら鬼太郎の声やって欲しかった。
★エンドロールまで鑑賞必須★
2回鑑賞しました!
来場者特典第五弾。
おめでとう御座います!!!
最初から最後まで、
世界観、音楽、登場人物、
大御所声優さんの演技…
全てが素晴らしかった。
鬼太郎の父、血液銀行のサラリーマン水木の
2人を中心とした物語で、2人の関係性は
言うまでもなく面白く、とある孤立した村の
龍賀一族を軸に話は進んでいき…。
PG12(R18…では?)ならではの表現も、
中盤にあるアクションシーンも…
全てを通して最高!!!な映画でした。
最近は、後々捨てる事になるので、
パンフレットを買っていなかったのですが…
久々に購入…したかったけど買えず。残念。
今年、No. 1の映画確定です!!
ふわっとでも鬼太郎を知ってる世代、
全ての人達に見てもらいたい映画でした。
鬼太郎を生み出した水木先生、
携わって下さったスタッフの方々…
素晴らしい作品を有難う御座いました!!
なるほどPG12
すごく良い!!!
?
小さなお子さんが結構いたけど大丈夫?
これはすごい!鬼太郎誕生を現代的に、絶妙にアレンジした秀作!
鬼太郎の誕生の秘密といっても、すでにあるていどやっているのでは?と思ったのだが、たしかに墓場鬼太郎は厳密にはゲゲゲの鬼太郎ではないし、第6期鬼太郎では出自の部分だけ意図的にぼかされていた。なるほど、その部分をうまいこと使ったわけである。
そしてこの鬼太郎というすでに確立されてしまったキャラクターではなく、鬼太郎の父(後の目玉おやじ)という原作でもあまり触れられていないキャラクターに焦点を当てたのは実にうまい着眼点で、本作はそのよく分かってなさを着いて、伸び伸びとクリエイター達が作品を組み上げていったのが伝わってくる。実は原作では鬼太郎の父より母のほうが設定が細かく書かれているため母の出番が少ないのはそのあたりの事情によるものだろう。
それにしても料理がうまい!鬼太郎のスピンオフでここまで美味い料理を出されたのは正直驚いた。おどろおどろしく、残酷で、横溝正史を思わせるミステリーに突然の江戸川乱歩が乱入してきて、水木しげるが笑いながら両成敗していったような、変な清々しさのある作品である。是非とも劇場で!
目玉のおやじを見る目が変わってしまうね
ゲゲ郎が色々と秀逸。
キャラクターがよくできてる。なんであんなに強いんだろうとか、気になるですね。むっちゃ強い。あんなに強いなら、どうして人間に迫害されなきゃいかんかったのか、とか考えてしまうけども。
前半の金田一的ミステリーパートは、様式的ではあるけれど、なかなかドキドキの怪し怖しで良かった。そして陰陽師達とのアクションパートは鮮烈。あれは現代アニメならではの最先端クオリティ。もうタッチとかトーンも全然違ってたけど、あのパートだけ別班とか投入したのだろうか。凄まじかった。
後半はダークというより、胸糞が勝つ感じで。もう少しテンポよく行けたかな、なんて思ったりもしますが、全然満足度高め。とても子供に見せられる代物ではないですが。
しっかし、目玉のおやじは元々ゲゲ郎な訳でしょ?
なんだか調子狂っちゃうなぁというか。あんなんが茶碗で風呂入ってたのか。あんなんが鬼太郎の頭にひょっこり乗ってたのか……。という感じでございます。まぁお風呂好きそうだったしねぇ。
『ゲゲゲ』ファンの聖典
『ゲゲゲ』最大の謎とも言える鬼太郎と目玉オヤジの親子関係について、非常に明快かつ説得力充分な脚本で応える素晴らしい完成度だと思います
自然の背景や人物描写も美しく仕上がっていますが、個人的に一部どこか別作品で見たような感じも残るのは気のせいでしょうか……(『犬神家』とか『吉良の父親』とか『真宮寺』とか)
あと、全体的に少し話を広げすぎて冗長な感があり、連続殺人の真犯人の背景や衝撃的運命の悲惨さが薄まってしまったのも惜しいところ
ホラー要素は思いのほか少ないですが、やはりグロテスクな描写も多いですし、子供には分からないような話なので御注意ください
連載第一話
スタイリッシュイケメン妖怪アクション
鬼太郎にも母ちゃんがいた!
昭和31年に遡る話。
とある医薬品商社の社員である水木が日本を陰で牛耳っていると噂のある大手製薬会社の会長の死を知って次期当主になると任される現社長をヨイショする為と謎の薬品の極秘調査の為に会長の実家のある山深い山村を訪ねる。
そこで跡目争いに巻き込まれ犬神家の一族状態に…
行方不明の妻を探しにこの村にたどり着いたゲゲ朗(名前を名乗らないので水木が適当につけた鬼太郎の父親となる男のあだ名)は水木と一緒に跡目争いと怪事件に巻き込まれる。
それぞれの目的は違うが事件を通して奇妙な友情を結ぶ二人の男達。
果たしてゲゲ朗は妻(鬼太郎の母親)を見つける事ができるのか?
怪事件の犯人はだれなのか?
謎の薬品とは何なのか?
何故目玉親父になってしまったのか?
何故墓場の鬼太郎なのか?
全ての謎は見れば分かる。
熱いバトルが多いし面白いが、凄惨なシーンが沢山出るのでR15とかにしなくて良かったのか?物語的にも心がかなり痛む内容だ。
TVアニメの鬼太郎と同じノリだと思って見ると色々な意味で怖さが全然違うので一応それだけは先に言っておく。
馴染みの仲間は登場しないけれど…
鬼太郎誕生
今だからこそ見るべき、現代へのメッセージ
よく出来ていて楽しめるけど、水木しげるの本質から少し外れている 今風に軽いノリではいけない
水木しげる生誕100周年記念作品
時節がら反戦物かなあと思ったら、なかなか盛りだくさんのミステリー&エンターテインメント映画でした
というより、ゴジラ-1.0と一緒でてんこ盛り
まあ、退屈はしないけど、ミステリーとしては殺人犯はすぐ予想ができる程度の稚拙なストーリーでした
ただ、鬼太郎ビギニングという感じの作品で、”墓場の鬼太郎”までの辻褄を合わせる作業だったんですけど、PG12ですか
中途半端ですね
万人ウケはするけれど、水木しげるの本質からすれば、軽すぎる
どうせならR指定にして、原題の”墓場の鬼太郎”に戻して、オドロオドロした原作を再現してほしかった
若い頃、古本屋で買った”墓場の鬼太郎”はそれまで見た事のない、背筋がゾッとするではなく、背中に水を流されたような冷たさを感じる作品だった
漫画の概念を根底から覆されたのを思い出す
兵隊として死ぬおもいをし、片腕を失った水木しげる
戦争の恐ろしさを嫌という程知っている彼の思いを考えるなら
記念作品だからといって、てんこ盛りにするのではなく、戦争だけに一本筋を通したストーリーにしてほしかった
鬼太郎のお父さんは、包帯だらけのバケモノとしか知らなかったので、大人になった鬼太郎はこんな感じかな?って、楽しくなりました
ドラゴンボールの孫悟空と悟飯みたいでしたね
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