鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎のレビュー・感想・評価
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PG12は伊達じゃない。
いいと思う
第6期の鬼太郎はアニメでも一回も観たことなかったのだけど、今回観れて良かった。良いところでいうと、丁寧にまじめに作ってるなーという、感じ。残念なところは、初期の鬼太郎にあった、いい加減さというか、のんびりさというか、独特のユーモアみたいなものが無いなー、と思った。
<良かったところ>
・かなり強引ではあったが、原作のエピソードにつながる話になっていた。
・作画がとてもきれい
・原作や水木しげるへのリスペクトが感じられた
・最初の方の犬神家っぽい感じが良かった。面白くなりそーな雰囲気ばしばし
<若干、あれ?と思ったところ>
・これ子供向けかな? 子どもにとって前半はそうとうきついと思う。
・逆に終盤の展開は雑すぎ。前半は何だったんや…、って感じでちぐはぐ。
・水木しげる自身の戦争体験を描いた漫画も融合してる点は良かったんだけど、水木しげるだったらこういう話は作らなかっただろうな、ということも思った。戦争ものにありがちなんだけど、今の倫理観や常識で戦争中の価値観を批判している、という安易さが感じられた。
・鬼太郎のお父さんをヒーローにするなら、もっとヒーローっぽい活躍をさせてほしかった。終盤は狂骨が強すぎて活躍する余地がなくなってる。
・ちゃんちゃんこができる経緯が雑すぎる。なんで自動的にちゃんちゃんこの形になる? 普通に幽霊族に代々伝わっているもので、霊毛で編んだものってことで良かったと思う。
大人向け鬼太郎
ゲゲゲの八つ墓村
ごった煮エンタメ映画
横溝正史の小説を彷彿
ゲゲ鬼太と言えば、昭和の頃をチャンガチャンガ生きて来た各位にはお馴染みの人気漫画作品で、アニメも何期と続いて長年親しまれてきました。自分もそのチャンガチャンガ生きてた部類ですので、それなりに過去作の記憶はありますが、猫娘が今風のキャラになった以降のゲゲゲは全くの未視聴です。
付いて行けるかなと思いましたが、内容は昨今のゲゲゲを知らずとも昭和のゲゲゲを知っていれば、或いはシリーズのどの時代でもつまみ食い程度に知っていれば充分理解できます。もっともPG12と言う訳で、子供達にあまり良い影響を与えなさげなシーンもあったりして、TVシリーズ以上のグロはチョロっとあります。あと胸糞が1つ2つ。。。
★は3.5としましたがかなり厳しい評価です。マァ3.75〜3.8くらい?その一番のマイナス理由は『既視感』にあります。
ソレを1つづつ指摘するとネタバレになるので止めますが、表題の表現でお察しいただければ。要は奇々怪々な事件も蓋を開ければ人間の仕業だったのが金田一耕助シリーズ、そこに実際に妖怪や幽霊が介在してるのがゲゲゲという感じでしょうか。
キャラデザインには賛否ある様ですが個人的には全く問題はありませんでしたし、中の人も良好、そしてストーリーも胸糞からの龍賀一族の末路・報われなかった孫娘に至っても、あんなカンジで正解かなと思いました。そう言えば自分も何かを期待して東京にホイホイ出たものの、何も掴めず残せず近年とうとう都堕ちしたもので。東京タワーなんぞ大したモンじゃありませんでしたしね。
ただ太平洋戦争で付き物の旧日本兵のカス描写は、当時の日本兵が徹頭徹尾あんな感じだったと今の人達に誤解されそうなのがチョッと心配かなと。
他には、ヒ◯◯ンまがいの薬物についての種明かしが、チョッと唐突な気がしなくもありません。もうちょっと間にいくつか描写を挟んで伏線を踏ませて引っ張った方が良いのでは?とも思いましたが、尺の都合もあったのでしょうか。
もうひとつ、ラスボスがイヤに小者描写だったのが気になりました。色んな擦った揉んだであの展開になった訳ですが、まァロリ狒々爺ィなんて小者以外の何物でもないのでアレで良いと言えなくもないですが。ならばせめて長田幻治がもうチョッとしぶとければ‥‥
そんな訳で全体的には良作だと思いますが、個人的には後もう一つ何かが欲しい感じの残る惜しい作品だったと思います。
【11月25日追記】何か物足りない、てのの幾つかが判明しました。まず実の父親が元々の姿から目玉オバケになってしまった経緯を具体的に表現した方が良かった?(実際に描写ありましたっけ?記憶にないw)もう一つは、全体をもっとオドロオドロしく、難なら気色の悪い描写にしても良かったかも知れません。昭和期のアニメはワリとエグかった印象なので‥‥
この昔ながらのダークな内容なら作画描写も昭和風が良かった!
auマンデー『鬼太郎誕生ゲゲゲの謎』
ガーデンズに行く用があり上映時間のタイミング良かったのがコレ!
子供の頃、ゲゲゲの鬼太郎の白黒の再放送恐々見てたのが懐かしい。
昔を彷彿させる予告でしたが、冒頭から今時の鬼太郎と猫娘にありゃっ。。。
ただ本編に入るとオリジナルの不気味な感じで内容も良く面白かったですが・・・
最後また出てきた今風な2人に昭和オヤジはガックリ><;
この内容ならオリジナルにもっと寄せた作画の方が良かったと思う。
野沢雅子さんが、鬼太郎ではなく目玉おやじってのは知ってても・・・
健在なら鬼太郎の声やって欲しかった。
小さなお子さんが結構いたけど大丈夫?
スタイリッシュイケメン妖怪アクション
よく出来ていて楽しめるけど、水木しげるの本質から少し外れている 今風に軽いノリではいけない
水木しげる生誕100周年記念作品
時節がら反戦物かなあと思ったら、なかなか盛りだくさんのミステリー&エンターテインメント映画でした
というより、ゴジラ-1.0と一緒でてんこ盛り
まあ、退屈はしないけど、ミステリーとしては殺人犯はすぐ予想ができる程度の稚拙なストーリーでした
ただ、鬼太郎ビギニングという感じの作品で、”墓場の鬼太郎”までの辻褄を合わせる作業だったんですけど、PG12ですか
中途半端ですね
万人ウケはするけれど、水木しげるの本質からすれば、軽すぎる
どうせならR指定にして、原題の”墓場の鬼太郎”に戻して、オドロオドロした原作を再現してほしかった
若い頃、古本屋で買った”墓場の鬼太郎”はそれまで見た事のない、背筋がゾッとするではなく、背中に水を流されたような冷たさを感じる作品だった
漫画の概念を根底から覆されたのを思い出す
兵隊として死ぬおもいをし、片腕を失った水木しげる
戦争の恐ろしさを嫌という程知っている彼の思いを考えるなら
記念作品だからといって、てんこ盛りにするのではなく、戦争だけに一本筋を通したストーリーにしてほしかった
鬼太郎のお父さんは、包帯だらけのバケモノとしか知らなかったので、大人になった鬼太郎はこんな感じかな?って、楽しくなりました
ドラゴンボールの孫悟空と悟飯みたいでしたね
良くも悪くもグロテスクでスタイリッシュ。
自分が子供時代に見ていた鬼太郎は3期で、一番好きなのは2期です。5期もありです。
しかし6期の1話でまるでバトル漫画のようなアクションで、鬼太郎が指鉄砲を幽遊白書の霊丸のように放った時点で、コレジャナイと思って見るのをやめました。
今作も6期のノリなのかと思ってあまり期待せずに見ましたが、見終わった時にはちゃんと感動がありました。
目玉の親父が水木しげるに感謝を述べる形で終わって、感慨深いものがあります。
かなりグロいシーンがありますが、絵の綺麗さで気持ち悪くならないギリギリに抑えてあるのがすごいと思いました。
アクションシーンはちょっとハッスルしすぎな印象がありました。幽霊族って身体能力バリバリのパワーキャラなんだろうか・・・
妖怪=お気楽で自分勝手 だったはずなのに、シリアスで世界の平和まで考えるヒーロー的な性格になってるのも、個人的には受け入れ難いな。
ただ感動したのは事実で、映画としての完成度は高いと思います。
怖いゲゲゲ
たしかに見応えありました。
子供向けの妖怪退治ものではなく、大人向けのサスペンスホラーとでも言うのでしょうか「怖い系」「グロい系」の作りでした。
実は子供の頃、あんまりゲゲゲの鬼太郎を見た覚えが無いんですよね。
理由は多分「怖かった」から。
そんな子供心に怖かった鬼太郎が大人になってもやっぱり怖いと感じる作りでした。
というか当の鬼太郎は冒頭とラストにチラリと出てくるだけなんだけど。
そうね、ちょっと批判すると、クライマックスからエンディングまでグダグダにかんじました。
結界穴下の血桜での最終対決のくだり、クドいというか、いまいちしっくりこなかったなぁ。
ゲゲ郎はいつの間にか目玉だけになってたし、ゲゲ奥さんは→いつの間にか墓地に埋められてたって事なのだろうか?
ラストのラスト辺りで描写の端折りを感じてしまいましたね。自分の見逃しだとしたら申し訳ないが。
本来なら子供向けシリーズだろう作品が見事に大人向け作品に仕上がっていました。
ゴジラ-1.0もそうだけど子供の頃に親しんだシリーズが大人になった今でも楽しめるなんて本当にありがたいと思います。
ストーリーはそこそこ面白いが、色々と辻褄が合わない微妙な作品
鑑賞動機:水木先生10割
完全に大人向けだったので観て良かった。PG12だったと後から気づいたけど、グロテスク描写(も描写以外)も多々ありなので(いいぞもっとやれ)。
水木先生の飄々とした軽みが足りないのはやや不満。
ここまでアクションに力を入れているとは思わなかったので、嬉しい驚き。
エンドロールで原作につながっていて震えた。
来場者特典を今開けたんだけど…これはズルい…。
観たいのと違ったけど、おもしろかった
言わずと知れた水木しげる先生の人気漫画「ゲゲゲの鬼太郎」の劇場版。本作では、目玉おやじの過去と鬼太郎誕生秘話が描かれるということで興味がわき、公開初日に鑑賞してきました。
ストーリーは、昭和31年、哭倉村の有力一族である龍賀家の当主が亡くなり、その弔問を建前に一族の秘密を探ろうと訪れた血液銀行に勤める水木と、同じ頃に村に現れて行方不明の妻を探しているという怪しげな男(後の鬼太郎の父)を巻き込むように、龍賀一族の者が次々と悲惨な死を遂げ、一族の背後にある闇がしだいに明るみになっていくというもの。
まるで横溝正史さんの「犬神家の一族」を思わせるようなミステリー要素を含んだ展開で、なかなかおもしろかったです。特に、龍賀一族の莫大な富に隠された秘密や当主の裏の顔が明らかになるあたりから、胸糞の悪い真相ではありますが、展開としては盛り上がります。
そこに、戦争を経験した水木の苦悩が盛り込まれます。戦地での上官からの理不尽な命令、命を奪い合う恐怖、散っていた仲間への思い、命が軽く扱われることへの憤り、生きながらえて迎えた戦後復興の中での出世競争、そんな折に知ってしまった龍賀一族の陰謀など、彼の心は蝕まれ、荒んでいったのだと思います。
そんな水木が、ゲゲ郎と名付けた怪しげな男と出会い、人としての心を少しずつ取り戻していったように思います。人ではない幽霊族のゲゲ郎から、自分を飾らずに素直に心を開くことや誰かを一途に愛することの大切さを教えてもらうとは皮肉なものです。「人ならざるものを通して人の醜悪さを描く」というのは、「鬼太郎」の中で水木しげる先生が訴えたかった一貫したテーマなのではないかと思います。そういう意味では、本作は紛れもなく「鬼太郎」であったと言えます。
とはいえ、観たいのとはちょっと違ったなという思いもあります。目玉おやじの過去は確かに描かれていますが、そのほとんどは今回の哭倉村での出来事で、その前後はあまり描かれてないですし、鬼太郎誕生に至っては最後にちょろっと触れた程度です。その点では、ちょっと物足りなかったです。
また、テレビアニメ第6期をベースにしているため、今風なキャラデザが背景画や世界観とマッチしていないような気がしました。せっかく舞台を戦後の復興期にしたのなら、昭和のおどろおどろしい原作の雰囲気をもっと醸してほしかったです。昔、テレビで初めて観た白黒の「鬼太郎」のように怖いもの見たさで目が離せず、非科学的で不可思議でも、そこに畏敬や畏怖を感じるような独特の世界観で描いてほしかったです。もっとも、自分が大人になったせいで、当時のような気持ちで受け取れなかっただけかもしれませが…。
キャストは、関俊彦さん、木内秀信さん、種崎敦美さん、古川登志夫さん、沢城みゆきさん、野沢雅子さんら。目玉おやじといえば田の中勇さんが思い出されますが、かつての鬼太郎役の野沢雅子さんが引き継いでいることが感慨深いです。
「M」
目玉のオヤジの過去と鬼太郎誕生の話。
昭和31年鬼太郎の父(ゲゲ郎、作中につけられた名前)は行方不明の妻を探し哭倉村へ、その村へ来てた血液銀行に勤める水木、不死身になれる血液「M」を調査…その村で出会い共に行動する事になったゲゲ郎と水木のストーリー。
目玉のオヤジの声優努めた野沢雅子さん以前は鬼太郎の声優もやってたけど、どっちのキャラやってもハマりますね!
作品感想は水木側のストーリーが長かったからもっと鬼太郎とオヤジのストーリーを観たかったかな個人的に。
ラストに時が経ち亡霊になってしまった時弥君の「忘れないで」には少し涙。
久しぶりに鬼太郎観たけど懐かしい気持ちになれました。
横溝的世界観からジブリ+ポケモン的展開
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