「おそ松さんの様に長年続いてる作品を女性オタク層へのターゲットへのシフトに成功しそこでの評価が7割くらい占めているキャラクター評価中心ありきの作品」鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎 oomuさんの映画レビュー(感想・評価)
おそ松さんの様に長年続いてる作品を女性オタク層へのターゲットへのシフトに成功しそこでの評価が7割くらい占めているキャラクター評価中心ありきの作品
鬼太郎シリーズは再放送などで2期シリーズから6期まで楽しませてもらってますが
内容のおおまかな内容は犬神家をオマージュしつつ墓場鬼太郎をベースに
一番有名な鬼太郎の誕生秘話をリブートした様な内容なのだが
6期をベースに鬼太郎の誕生のところまたやってくれるのかと楽しみに館内に足を運んだが
そういう点もあるが、かなり期待してたものと違いガッカリした
ゲゲ郎という目玉親父をビジュアルを変更した目玉になる前の姿で登場し
6期にもその様な姿自体は登場したが、声優が関俊彦さんに変更されており、
話は逸れるが、仮面ライダーの中でも女性人気の高い電王でも主要キャラに関俊彦
忍たま乱太郎でも女性人気高い先生役に関俊彦と
オタク向けじゃない作品なのに女性オタク層に人気が出てきたキャラクターを
演じてきた関俊彦さんだったので登場シーンの一声から
あっ、狙ってるわ。これと思い。もうなんか嫌な予感するな。と思い始めた
(そういうターゲットをしてない作品での関俊彦さん自体は大好きです。)
基本的に水木という墓場鬼太郎にいた主人公と設定を少し変えたような人物が主軸になるのだが、ゲゲ郎にたまに謎をほのめかされたり、少し敵組織から助けてもらったりはしたが
そこまで友情のような描写はないのに関わらずバディの様なセリフ回しが後半は増え
違和感がかなりあった。こういうのいれてば女性オタク層は二次創作してくれるだろう^^
というのが透けた感じがとてもしたので流石にもう少し関係が深まる描写がほしかった
あとは今回でてきた妖怪でもない人間の人物が八墓村のようにバッタバタと死んでいくのだが鬼太郎を見に来てるのに特に思い入れのない人物が
死んでいくので何を見せれているのか?と思った。少しなら思わないが
ほぼ全ての本編オリジナルキャラクターの死亡シーンが描かれており、悲惨さの演出にしても多すぎ。となった。鬼太郎の母にしても原作に近い姿になった理由とかは
少しおもろしろい改変がされていたが最後に少し出てきたくらいで
やっと出てきたか。と思い、感情移入があまりできなかった
唯一感情移入が出来たのは小さい男の子の長田時弥くんの末路を中々、最後まで見せずに
現代にも繋がってとても辛い目にあっており胸を締め付けられたが、
最後に鬼太郎に救われたシーンだけはこの映画の唯一好きなシーンだった。
私が合わないだけで””キャラクターだけにフォーカースした視野の狭い女性層”
だけはなく””純粋に作品として楽しんだ方””の意見自体も否定するつもりはなく、
そういった方のレビューを見ると私の様に鬼太郎のフォーマットを気にしすぎないで
とても救いのない人間の怖い話が見れてよかった。
という意見自体は理解はできているのだが私には
アニメ版犬神家をやりたかっただけで鬼太郎である意味を感じない作品だった。
出資者にじゃあどうやってお金にするの?と言われて
とってつけたような女性オタク層をターゲットにすることで舵をきったら
BL好きなオタク層に見事狙い通り的中した。いったように思えた。
6期も美少女キャラクター化が顕著にはでていたが、鬼太郎シリーズとしての面白さは
残っていたのでとても好きなのだが、鬼太郎である意味のない作品にしつつ
今回の様な女性層の狙ったマーケティングにより
今後の作品もおそ松さんのように作品が崩壊させられないか杞憂に思うことになった
残念な作品でした。