「水木しげる生誕100年記念作品。」鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎 かぼさんの映画レビュー(感想・評価)
水木しげる生誕100年記念作品。
ビジュアル公開時の、座敷牢で煙草を燻らす男が気になってました。
劇場で鬼太郎を見るなんて、いつ以来だろうと思いながら、足を運びました。
とても良かったです。
戦後復興時の紫煙けむる描写に、製作陣の本気度を感じ、列車の子供の咳などの細かい描写で、観客をその時代に誘う所に感心しました。
戦後描写ってこうゆうのだよねー
本作の大筋である横溝ミステリーの様な、
相続者争いの展開や、その裏の秘密はどうでも良くて、只々狂言回しの水木とゲゲ郎の関係が良かったです。
下駄が飛び、ちゃんちゃんこが登場し、
ゲゲ郎が水木を相棒と呼んだ時、万感の思いで、いっぱいになりました。
水木先生は、私の幼少の頃から全く変わらず、この方は本当に幽冥の境に居られる方なのではと思ってました。
亡くなられた時は、ものすごい違和感と悲しみを覚えました。
著作を全て読んでるわけでもないですが、心の隅にずっと鬼太郎やネズミ男、一反木綿やぬりかべ、河童の三平や悪魔くんは、間違いなくありました。
見ている間に自分の中のその存在を再確認させられ、
ゲゲ郎の相棒と言うセリフが、水木先生に対する献杯のようで、心にグッときました。
本編が終わり中々良かったと思い、エンドクレジットが流れ出してから、画面左半分に夢中になりました。
墓場鬼太郎につながるーって、涙目になりました。
心憎い演出に感謝です。
マイナス点は、アニメ6期のキャラデザインが話に合ってないので、ちょっとだけ下げました。
ねこ娘は可愛いですけど。
後、すげー欲しいからパンフレット再販して下さい。
パンフどこも売り切れは残念ですね。エンドクレジットは微妙に見逃しました。
水木先生は 生まれて以来の妖怪好きで 戦争の苦難も 偉大なる感じない動じないチカラで乗り切った偉人ですね。イイねありがとうございました。ネコ娘は間違いなくカワユイですが、私的には猫の面影のある水木しげるさんリアルの 第①②シリーズの如くネコ娘に愛着があります。イイねありがとうございました。😊