劇場公開日 2022年1月7日

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マークスマンのレビュー・感想・評価

全107件中、1~20件目を表示

3.5リーアム無双にクリント味を足した“運び屋スナイパー”

2022年1月30日
PCから投稿
鑑賞方法:試写会

悲しい

楽しい

興奮

舞台俳優出身、「シンドラーのリスト」などで演技派として名声を得たリーアム・ニーソンは、大ヒット3部作「96時間」(2008、12、14年)以降、元軍人などの設定で並外れた戦闘能力を備えた屈強な中年オヤジ(還暦を超えてからは初老男も)を演じる作品に出続けているが、本作もそうした流れに沿う一本。

ただし、監督のロバート・ローレンツは2002年の「ブラッド・ワーク」以降すべてのクリント・イーストウッド作品で製作に携わってきたそうで、初メガホンもイーストウッド主演の「人生の特等席」。イーストウッドが追求してきた孤高のヒーロー像や男の美学の薫陶を受けてきたと言えそうで、たとえば本作の主人公ジムとメキシコ人少年ミゲルの人種を超えた疑似親子の関係は、「グラン・トリノ」や「運び屋」でも描かれた関係性を反復している。ついでに言えば、イーストウッドは実在したネイビーシールズ所属の狙撃兵を主人公にした「アメリカン・スナイパー」を監督しており、同作にもローレンツは製作で参加していた。

そんなわけで、ローレンツが監督第2作となるこの「マークスマン」で脚本にも参加し、ニーソンがこの10年来たびたび演じた“静かに暮らしているが、いざとなったら滅法強い元軍人”というキャラクターに、イーストウッドの主演作や監督作で描かれてきた要素を加味してストーリーを構成したのはある意味自然なことだったのだろう。

ニーソンは現在69歳、さすがに「96時間」3部作の頃のような激しい格闘アクションは減ったものの、元狙撃兵という設定が奏功し、麻薬カルテルの悪者連中に狙われた少年を守りながら親戚の家まで送り届ける旅において、敵に狙いを定める静かな緊張感に満ちたシーンで観客を魅了してくれる。

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高森郁哉

3.0師匠イーストウッドから受けた影響がありありと

2022年1月30日
PCから投稿

『マディソン郡の橋』以来、数々のイーストウッド作品に携わり、『人生の特等席』では監督を務めたロバート・ロレンツ。監督第二作にあたる本作を観ていると、その序盤で気付かされることがある。苦難の連続で肩を落とし、苦虫を噛み潰したような表情を浮かべる主人公のキャラクターが、イーストウッド映画の主人公とそっくりなのだ。今年70歳になるリーアム・ニーソンも今回はアクション控え目。その代わり、この映画では少年と共に育むさりげないドラマシーンが記憶に残る。特にテレビでイーストウッド主演『奴らを高く吊るせ!』(68)を眺めながら、二人がわずかな言葉を交わすくだりは、それが映画全体の評価を左右するものではないにせよ、三者の変則的共演という何かしら面白い瞬間を目撃してしまった喜びが観客の胸に明かりを灯す。おそらくロレンツは、アクションよりもよっぽどこのような人間味あふれるドラマ醸成の方が得意なのではなかろうか。

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牛津厚信

4.0凄く良かった

2025年9月19日
PCから投稿

母親が殺された少年と老いた元海兵隊の男の物語。主人公はこの二人。
この映画を見始めた時は主人公のどちらにも共感できずモヤモヤしていました。どちらも性格がひねくれているからです。
しかし、映画が進むにつれて二人がだんだんと打ち解けていくと、こちらもだんだんと二人への愛着が深まっていきます。

最初嫌いだった二人が映画を見終わるころにはすっかり好きになり号泣していました。
たぶんこの映画の監督の術中にはまってしまったのでしょう。

しんみりとするいい映画でした。

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みる

4.5なかなか渋い

2025年9月7日
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鑑賞方法:TV地上波

なかなか渋い作品で面白かったです。

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光陽

4.0リーアムニーソンの映画はいつもまずまずの出来

2025年7月24日
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鑑賞方法:TV地上波

怖い

興奮

リーアムニーソンの映画はいつもまずまずの出来

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Dr.レクター

1.0長丁場の逃亡劇

2025年7月24日
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鑑賞方法:TV地上波
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odeonza

3.0歳をとった

2025年7月24日
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鑑賞方法:TV地上波

リーアムニーソン。
カルテルに追われてシカゴへ届ける。
でも、カルテルがアメリカ国内でも追ってくるのに、シカゴの家なら大丈夫?
出てきた人は女の人ばかりのようだが。アメリカのギャングではなさそう。
ボスが死んだとしても手下はまだ残っていたのに。

バスに乗ったニーソン、大丈夫か?

午後ロード録画視聴にて

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myzkk

3.0自分で選ぶ道

2024年4月5日
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鑑賞方法:DVD/BD

悲しい

単純

興奮

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近大

2.5前半でちょこちょこっと落ちてしまったので採点はとりあえず…で。 毎...

2024年3月20日
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前半でちょこちょこっと落ちてしまったので採点はとりあえず…で。

毎年製作されるリーアム兄貴主演のアクション作品の新作は、ジーナ・ローランズ姉御主演の名作『グロリア』+イーストウッド御大の『グラン・トリノ』&『運び屋』の合わせ技。
劇中に、(多分ですけど)イーストウッド御大の『奴らを高く吊るせ!』をテレビで見ている場面があった。

少年を託されシカゴを目指し、自らの命を張る男。
それを執拗に追いかける悪党メキシコカルテル軍団と警察隊。

面白くなる要素は満点でしたね。悪党軍団の見た目だけで「コイツら凄え〜ヤベ〜奴ら!」は、いざリーアム兄貴と対峙した際には意外にも大した事なかったりしてちょっと肩透かし感が強いか(ー ー;)
この手の作品の多くが、警察が全くあてにならないから逃げに逃げる訳だけど。それにしても、最後まで全くあてにならない。寧ろ、警察の描写を全く入れなくとも良かったのではないか?…とすら。

ここ数年の、アメリカ国内での銃規制に対する盛り上がり。それに反対派するかの様に『クワイエット・プレイス』みたいな〝 自分の身は自分で守る 〟的な作品が(利権絡みなんでしょうが)ハリウッドの映画界の中では時々現れる。

この作品でも少年に対してリーアム兄貴が、
(後半にかけての伏線の意味もあるが)
銃の使い方を教える場面があり。観ながら「嗚呼その手の流れか」との思い。
まあ、アクション映画なんだから別に悪くはないですけど…ちょっとだけ「何だかなあ〜」って思いはどうしても持ってしまいますかね。
暇つぶしには充分でしたけど、何が何でもスクリーンで…って作品ではなかったのが本音。

クライマックスに向けて段々と盛り上がって行ったのに、肝心要な麻薬カルテル悪党軍団がリーアム兄貴と対峙してしまうと。ドンドンと小物感が強まってしまい、意外にも盛り上がらずにエンディングへと至るので、どうしても尻すぼみ感は否めない作品ではあった感じでしょうか。
でもリーアム兄貴の作品ならば、今後もドンドン動ける内は頑張って欲しいし、此方も積極的にチケットは買う気満々なので 。配給会社も興行成績なんぞは気にしないでガンガン買い付けて貰いたい。

2022年 1月9日 TOHOシネマズ錦糸町オリナス/スクリーン8

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松井の天井直撃ホームラン

3.0低予算?映画

2023年11月12日
PCから投稿

面白くないわけではなく、見るのがつらい映画でもないのですが、全てがしょぼい感じです。人が撃たれるところは全部音だけです。撃たれて血が出るシーンってお金かかるんでしょうか?別にこういうシーンを見たいわけではないのですが気になりました。お金かかってるんだろうなっていうシーンは路上ででかいSUVのタイヤが撃たれてひっくり返るシーンぐらいでした。良い点はぺらぺらとしゃべるハイテンションキャラがいなかったことです(低予算映画ではこの手のキャラがよくいるものなのですが)。

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関学にチー牛はおらんのんじゃ

4.0戦うオジサンのリーアム・ニーソンにハズレなし

2023年9月20日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

戦うオジサンのリーアム・ニーソン、大好きです
ただ強いだけじゃなくて孤独で人間関係が不器用なオジサン、今作もこんな感じでピッタリでした
シンプルに王道ストーリー
でも、ワルもそうじゃない人生を選びたかったのかと思えるメキシコの事情も見えたり
勧善懲悪でスカッと、とはならない切なさも入れ込まれたラスト、これがまた良かったです
でもあの後ハッピーなオジサンになっている事を想像しようと思いました

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小町

5.0Good!

2023年8月20日
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ストーリーは、ムチャ単純だけど、だからGoodって感じ!

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ジェット

3.570点 悲惨な主人公が子供を無事に送り届けるのか?

2023年7月26日
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鑑賞方法:DVD/BD

泣ける

悲しい

単純

良い映画でした。特に子供との会話が徐々に関係が良くなりつつあるところ、そして最後の感動で終わる。なぜかしっとりして終わる感じの映画で新鮮に感じた。

アクションや銃撃戦はあまり無いですが、主人公が過去と向き合うことで自分自身の道を選ぶ。ここも見どころだと思います。
登場人物の警察官(主人公の娘)が綺麗で露出が高いが、まあ良しとします。

アイデアとして面白いのは、主人公は年齢を重ねているのでアクションはあまり無理に出来ないなら狙撃手なら大丈夫だろうというのはかなり良かったと思う。
ただ、主人公は金も滞納、妻も無くなり、そして事件に巻き込まれるといろいろと悲惨だなぁと思った。

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あっぷる

3.0静かに燃え尽きていった、、、

2023年6月23日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

悲しい

興奮

幸せ

ぶっちゃけ、爺が自分と関係ない子供を送り届けるという意味でクライ・マッチョと相似というか相関的というかそういう印象。派手なガンアクションがあるかないかの違いかなあ。
とにかく、リーアム・ニーソンのガンアクションはかっこいいですね。様になってます。自分は銃器に詳しくはないのですが、スナイパーライフルを構える姿やら、ミゲル(子役)に銃の扱いを教えるシーンでは、おおお、そうなんだ!と感心しました。それだけでも観る価値はあるか。

映画全般は、犯罪者集団に追われて国境を越えてきた母子と関わりを持ったジム(リーアム・ニーソン)が犯罪者集団と銃撃戦となり一時的に撃退するも、相手方のリーダーの弟を射殺したことで憎悪を掻き立ててしまい、一方、逃げてきた母子も母親が銃撃に巻き込まれて死亡。今際の際に、ミゲルをシカゴの親戚のところまで連れて行って欲しいとジムに託し、ジムとミゲルはシカゴを目指す。その道中で犯罪者集団と追い駆けっこを繰り広げるという、よくあるよねえ~な物語です。
・人生でやるべきことを淡々とこなした後、静かに燃え尽きた(ような)リーアム・ニーソンの演技が素晴らしい。スッと消えていくとしか言いようがない。
・ジムとミゲルの関係値、心の距離感の伸び縮が見事な演出
・ただ、観せ方とかは凡庸さというか定番というか特筆すべきところはないかなあ。

私みたいなリーアム・ニーソンファンなら是非映画館で。

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zem_movie_review

3.5せめてあの金でスマホ買って、車も買い替えましょう。

2023年6月18日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

単純

興奮

クリント・イーストウッド作品のプロデューサーであるローレンツが監督。なるほどイーストウッドが主演やりそうな内容。でも御年90歳超えのイーストウッドもさすがにしんどい。そこで白羽の矢が立ったのが若いリーアム。って、リーアムも結構なお年ですけど。

話はよくあるやつなので劇場公開は見送った。配信で見るのに丁度いい塩梅です。スマホを持たないがために地図から行き先がばれたりと伏線もいい塩梅。

終盤で悪役が俺も好き好んで悪党になったわけじゃないみたいな、生まれた国の環境の悪さを中途半端に主張する場面あり。娯楽作品としては最後まで悪役に徹してほしかった。
あと、子役が老け顔で可愛くないのがちょっと残念。

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レント

3.5なんでも解決するリーアム・ニーソン

2023年6月17日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

イーストウッド監督作とおなじような国境越えの題材を
続けてみてしまった。
ワクワク感はニーソン
しっとり感はイーストウッド
70点
0
アレックスシネマ大津 20220126

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NWFchamp1973

3.0イーストウッド大好き💕

2023年6月11日
Androidアプリから投稿

な~んかイーストウッドの映画に似てなくねと思ったあなた、大正解です。劇中『奴らを高く吊るせ』を孤児のメヒコ少年と一緒に鑑賞するワンシーンがあるのだが、そんなレベルではないのだ。この映画をよーくご覧になると、全編クリント・イーストウッドへのリスペクトにみちみちた1本なのである。

それもそのはず、本作を監督したロバート・ローレンツは長年イーストウッド作品の製作に関わった人らしく、傍らでずっと映画が出来上がるプロセスを見守ってきたのだそう。そんな長年の盟友が監督業に転身、イーストウッド本人からシーン流用の了解を得るにあたってもすんなりOKがでたと思われるのだ。

リーアム兄さん演じるジムが(映画)ヒット率100%の元海兵隊スナイパーという設定はもちろん『アメリカン・スナイパー』から。地元警察官の一人娘が奥さんを亡くして酒浸りのジムを心配するくだりは『人生の特等席』か。言葉が通じない(と勝手に勘違いしていた)少年ミゲルとの交流は『グラン・トリノ』を、その少年を麻薬カルテルの裏をかきながらシカゴへと送り届けるくだりはあの『運び屋』を彷彿とさせるのである。

映画を見ていて一点?がついたシーンがある。カルテルのゲーハーリーダーが、ジムの家を焼き払う直前に海兵隊時代に授与された🎖️をわざわざ持ち出し、死の直前ジムに手渡しするのである。あんなにジムに敵意むき出しだった悪党が?と思ったりもしたのだか、この映画が作られた趣旨を考えるとなるほどね、と合点がいくのである。

それは勝負に勝ったジムにではなく、本作には登場しないクリント・イーストウッドに捧げられた🎖️だったのではないか。半分ヨイショが入っているような気がしないでもないが、映画監督の大先輩への「あんた最高だぜ!」というリスペクトをどうしても具体的なシーンで表現したかったのではないだろうか。あらすじどうこうよりも、「イーストウッド大好き💕」な監督の気持ちが全面に押し出されている作品なのである。

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かなり悪いオヤジ

3.5リーアム兄貴~

2023年6月7日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

悲しい

興奮

それだけでオッケー🆗

けっこうハラハラドキドキだった。
最後も余韻があって良かった。

わんちゃん可哀想…

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seiyo

3.0元狙撃兵

2023年6月5日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

主人公(リーアム・ニーソン)はメキシコ国境沿いで牧場をやっているが、借金が返せない状況だ。
ある時、国境のフェンスを破り密入国した母子に遭遇、追ってきたマフィアと銃撃戦になる。
撃たれた母親は、主人公に息子を託し、シカゴに連れて行ってくれ、と言い残す。
戦うと強いが、生活力は弱そうな男の悲哀かな。

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