劇場公開日 2022年10月21日

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アフター・ヤンのレビュー・感想・評価

全89件中、61~80件目を表示

3.0澄んだ空気を吸い込んだ気分

2022年10月25日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

ヤンを見てたら、小出恵介元気かな〜…て久々に思い出した。

話はもっとヒネりがあるのかと思ったら、わりと素直すぎる展開。
感動ぽい流れで終わるけど、あんだけ個人データ残ってたら、逆に恐怖。

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ababi

5.0Aska Matsumiya

2022年10月25日
iPhoneアプリから投稿

ヤンの記憶を最初に観た時のその映像
廊下から見た部屋の中、木、茶葉、夫婦、ミカ、自分
ただ記憶の断片なだけ
それで自分が泣いてしまう意味がよくわからない
音楽かな、編集がそうさせたのか、懐かしいと思ったのかも
感情移入?自分の卑しい期待に軽く失望したのもある
美しかった
あの少しの時間は本当に美しかった
挿入歌は「Mizuiro Memory(A.I Version )」
Mizuiroってローマ字にするとかっこいいね
ライトブルーでもウォーターカラーでもないもんね
UAの「水色」は唯一無二だ

そしてあの瞬間は本当に映画だった
覗く映す記録する覚える溜める再生する
見る観察するヤンの眼差し

車の中でヤンとミカが両親について話すシーンがあった
トンネルなのか、車の窓に映る光が形を変えながら
二人の顔を照らしたり影らしたり
みえないよっ!ともどかしくて少し前のめりになって恥ずかしかった
クローンの少女と父親が森の中で歩いているシーン
フレームインした木で二人が隠れた後木から出てきたのは父親だけ
私は手を掻いた 両手をワサワサしてた
涙がジワーって出てきて
全く意味は分からないの!その後説明されることも勿論ないのだけど、私の行動に意味もないけど
なんがザワザワした
でさ、お父さんが言うのよね
ヤンはエイダにまた会えたって
もーなんか、、、良かったよ!
会えて良かったの良かったもあるし脚本と映画と演出と言い方とそう言うのが良かったの良かったもあるし
あぁよかったなぁ

オープニングのダンスシーンを嫌いっていう人を私は一生好きにはなれないと思う。

『おもひでぽろぽろ』の頬骨は嫌いだったけどヤンの頬骨はすごい好きいい頬骨

帰りのバスの窓から、カフェの前でけん玉する黒人を見た
大学について友達の心理テストで「今思い浮かぶ好きなものを一つ言って!」わたしは太陽!って言った
診断結果はくだらなくて忘れた
朝早くバスと電車を乗り継いで遠くの映画館へ行く
その時に見た白っぽい朝日 秋の風
帰りのバスから見える木漏れ日
大学の教室の中に入ってくる高い空からの夕陽
今日は映画館でたくさん泣いたから
太陽が沈んだらすぐに眠くなると思う

2022/10/25
ヤンの後に始まったいい一日でした
忘れるなら忘れたで別にいいや

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24歳®︎

4.5叙情的で新感覚のサイファイ

2022年10月24日
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鑑賞方法:映画館

難しい

幸せ

非常に静寂に満たされていて、お茶とかノスタルジックなものをメインで扱っているためなのか、虚無感見たなものを感じる作品。かといってディストピアとかテクノロジーに対してのマイナス思考などは全く感じず、むしろ安寧の未来みたいなものを予感させてくれて、ほんのり少しだけ癒やされました。
洗練された映像と音楽・音響を十二分に堪能できたので、複雑で入り組んだ内容ながらも、終始集中していた気がします。ただ、静けさが際だっているだけには油断すると落ちそうになるかもしれません。
期待したとおりの秀作でした。

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SH

4.5再生不能となったロボットのメモリー(記憶)を辿る

2022年10月24日
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鑑賞方法:映画館

悲しい

知的

ロボットが故障し修複が不可能という事実を突きつけられた時、共に過ごしてきた家族は人間の死として認識する。そしてそのロボットに埋め込まれたメモリーチップからロボットの記憶(?)をたどり、ロボットとの深い絆を再認識し、改めて悲しみに暮れる。人の死を扱うように、静謐な映像はたんたんと流れていく。観るものは自分の大切な人の死を思い出す。また、これから訪れるだろう大切な人の死も考えるだろう。人が生きているうちに脳内の記憶を残すことができないかと考える人もいるのではないだろうか。そういう時代がいつの日か来るかもしれない。実際、死んでしまった僕の大切な人はどんな記憶を残して亡くなったのだろう。僕はそんなことを考えながら、死をテーマにするかのようなこの静かで重いSF映画に浸った。

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ゆみあり

3.0静かなSF。

2022年10月24日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

SFとくくるには微妙なヒューマンドラマだった。たんたんと人種バラバラな一家と壊れたヒューマンロボットとの交流が描かれてた。添え木の話はしみるなー。記憶内臓の話辺りからサスペンスっぽさもあったけど…。しんみり感じる作品かな。

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peanuts

美しい映像が印象的。

2022年10月24日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

まったりとした展開。
加えて睡魔を誘発させる心地よい音楽。
これより半分位寝てしまいました(笑)

美しい映像が印象的。

ダンスのシーンには引き込まれた。

国籍や肌の色の違い。
これに加えアンドロイドだろうが、大切なひとつの家族を表現したかった感じでした( ´∀`)

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イゲ

4.5わぁ~好き~!!!

2022年10月23日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

美しくて切ない、近未来なのにどこか郷愁を感じる風景
装飾美術も、抑えた色味も演出も、とても好みでした

人間でもAIでも、大人でも子どもでも、血が繋がっていなくても、
ひとつ屋根の下で過ごしたら、それはもう家族で大切なもの
そんな大切なことを思い出させてくれた ヤン。
動かなくなってしまったけど
ヤンの存在は、この家族の心に生き続ける
家族として

ステキなストーリーでした
とても気分が良いです

また、
坂本龍一さんや
日本人のAska Matsumiyaさんが音楽を担当されているなどの
予備知識無しで観たので、
劇中の、ものすごーく良いシーンで、
わたしの大好きなUAの、その中でも大好きで
お風呂でよく口ずさむ『水色』という曲が
ステキにアレンジされて流れてきて、
それに気づいたときに、ゾワっとして、
海外の作品で日本人の曲が使われていることに感動して、
シーンの良さもあって、涙が流れました。

Aska Matsumiyaさんを調べたら、
大好きなスパイク・ジョーンズ監督の短編『I'm Here』もやられているとのことで、
気になる存在となりました

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hkr21

4.0静かで美しい映画

2022年10月23日
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何か大きな出来事が起こるわけではない。
静かだけれど、とても優しくて、温かい映画。

音楽と、映像がどのシーンも良かった。
後からじわじわきます。

なにより「グライド」が音楽に使われてて感動!「リリイシュシュのすべて」から、かれこれ20年は経つでしょうか。。

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Sakiko

3.52022.71本目 文学的?詩的?な映画でした。 映像が、どこを切...

2022年10月23日
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鑑賞方法:映画館

2022.71本目
文学的?詩的?な映画でした。
映像が、どこを切り取っても美しかったです。
展開という展開が少なくて、途中少し退屈なときもあったけど、後半にかけてヤンの秘密が解けるときは見入ってました。
観終わったあと「ヤンはたしかに生きていたなぁ」と思って感慨深い気持ちになりました。
映画館を出て歩いているとき、木々や風の音、家族連れの声、いつもより一層魅力的に感じられたのは、ヤンのおかげだと思います。

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とも

2.5コゴナダ監督独自の静謐な世界観やゆったりとしたテンポにはあらがえない魅力を感じ取るかたもいることでしょう。

2022年10月23日
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鑑賞方法:映画館

 人型ロボットが家庭にも普及している未来を舞台にした「アフター・ヤン」を見てきました。韓国系米国人のコゴナダ監督は、小津安二郎監督を信奉しているというだけあって、極めて静謐で哲学的な世界を作り上げました。画面の隅々まで作り込まれ、余計な物が一切映っていません。スタンダードサイズの画面に正対する人物や、画面の奥に人物を配する構図など小津調を取り入れていました。物語は、すべてが整えられ調和した映像の中で淡々と進んでゆくのです。セリフの少ない寡黙な作品でした。

 人間そっくりのロボットが普及した近未来。茶葉店を営むシェイク(コリン・ファレル)は有色人種の妻カイラ(ジョディ・ターナー=スミス)と中国系の中国系の養女ミカ(マレア・エマ・チャンドラウィジャヤ)に加えて、ミカの教育係として購入したロボットのヤン(ジャスティン・H・ミン)がいて、4人で暮らしていました。
 ヤンは外見も知能も、生身の人間と変わらりません。幼いミカは兄のように慕ってい田のです。
 しかしある日、ヤンが故障。シェイクはヤンを修理してくれる技術者を探すことになります。そして修理のために内部構造を調べると、科学的にはありえない“感情”が記録されていました。彼には1日数秒の動画を記録するメモリーが搭載されていたのです。
そこにはヤンが見た映像が1日数秒分ずつ記録されていた。シェイクが再生すると、見知らぬ女性が映し出されます。
 ヤン視点の映像は生き生きと弾んでいます。数秒ずつの断片を続けて見ているうちに愛着や郷愁といった感情が喚起されてきて、それらは「記録」というよりヤンの「記憶」と呼んだ方がふさわしいものでした。恋人に注ぐようなヤンのまなざしに、シェイクは戸惑い動揺する。ヤンは人間になろうとしていたのでしょうか?

 画面の基調となるトーンはぬくもりはあっても無機質なのに、人工知能(AI)がどこまで人間に近づけるかという主題は、映画にもしばしば表れるみのです。ロボットに心があるかどうかは、SFでは古典的なテーマ。驚くべき速さでA(人工知能)が進化している21世紀、それはもはや現実的な関心事かもしれません。
 AIが身近な存在として描かれる作品といえば「her 世界でひとつの彼女」 「アンドリューNDR114」などが浮かぶますが、ヤンのルックスは人間そのもの。それゆえに、養女ミカの相棒であるヤンの喪失を通して描かれる記憶や愛、家族、ルーツについての物語が、より親密で深遠なものに感じられました。このSFには、人間を人間たらしめているものは何か、という問いかけも含まれていると思います。また多様性の象徴のような家族構成を始め、何かを問いかけたいという意志も感じられました。

 ただ、知的好奇心は刺激するものの、前作の長編デビュー作「コロンバス」同様、感情に訴えるものに乏しいのです。機械に心はあるかという命題を扱う映画に心が欠けているのは、皮肉です。例えば「ブレードランナー」で雨の中、レプリカント(人造人間)が見せる涙のようなシーンがあれば、と思うのは高望みでしょうか。

 話しているのは英語だが、画面は米国らしくありません。淡い色調、東洋風の衣服、シェイクがいれるお茶。俳優たちの表情は乏しく、セリフ回しもささやくようです。東洋的な感覚を美化しすぎているような場面もありますが、コゴナダ監督独自の静謐な世界観やゆったりとしたテンポにはあらがえない魅力を感じ取るかたもいることでしょう。

 ジェイクが、もはや家族同然の存在となっていたヤンを救うべく、ヤンの修復していく過程で感じることは、「人間とは何か。人間と機械の違いはどこにあるのか」という問題。ヤンとシェイクがどれほど隔たっているかと問いかけの中に、考えさせるものがありました。

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流山の小地蔵

4.0アフター・ヤンはパンドラの箱🐍🐉💀💥

2022年10月22日
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鑑賞方法:映画館

知的

主体の無い執事の様に寄り添うヤンは、
とても静かで優しく、老子の様に達観し、仏陀の様に慈悲に満ちて、家族の一員として仕事をこなしてくれ役に立つ。

それは他方、
無限に活動するし続ける死なない介護型アンドロイドとして無数の人生に寄り添い数多くのプライバシーをメモリーし、AIストーリーを量子的にシミュレーションするリスキーな品物でもあった。

そんな無限も、
メモリーオーバーなのか、圧縮不良なのか、それとも無限の時空から蝶に脱皮したのか?

新鮮な樹々の光景を織り交ぜるながら、静寂な近未来を自動運転車両で平穏な社会を疾走するのはハンドルがなく操縦できない便利で何故か何処に行くのか連れられて行くのか不安で不自然な繰り密室が何処かを駆け抜けていく。

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カールのおっちゃん

3.5『ブレードランナー』の方が好き(永野さん風で)

2022年10月22日
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鑑賞方法:映画館

つかみOKな、ダンスのオープニングが良くて引き込まれましたが、

基本、静かに淡々と話が進んでいきます。

想定どおり予想範囲内の、内容、着地、ですね。

最初、ん?これで終わり、と思ったけど。

いい映画なんだろうけど、あまり好みじゃないです。

『ブレードランナー』の方が好き。

席の周りが時おりガサガサしてて、静かで美しい世界に浸っているのを邪魔されて、イライラしました(笑)

そんな感想です(笑)

マナーいい人ばかり、静かな環境で、もう1回観たい。

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RAIN DOG

3.5アート・ムービー

2022年10月22日
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鑑賞方法:映画館

AIが人間的感情を持つって、けして映画の中の世界だけとは言い切れない。いつかAIが感情を持つとしたらヤンのような優しい感情であってほしいな。
ストーリーも映像も音楽もアート的で美しい映画である一方、テンポが遅いのでしっかりと睡眠をとって鑑賞することをオススメします。僕のように寝不足で観ると寝落ちする危険性があります。

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光陽

4.0機械の中の幽霊

2022年10月22日
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映像と坂本さんの音楽が美しいです。
物語も美しいのだけど脚本が薄くてエモくない。
近未来オシャレ小津安二郎といった感じ。

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CR7

3.0ある種の「A24」らしさ

2022年10月22日
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網羅出来ていないものの、「A24」製作作品については必ず鑑賞候補に入れ、日本で観られる作品については9割程度鑑賞済みだと思います。そして、今作もやはりある種の「A24」らしさが感じられる作品ですが、私的にはやや映画評が書きにくい作品でもあります。
今回もまたトレーラーも観ずにチケットを買ったものの、たまたま公開日の朝のワイドショーで紹介されているのを見かけ「あ、そういう作品なのね」と自分には十分すぎる前情報と高を括っていました。しかし、本作を観始めてから設定を把握するまで何度も、「あ、違うのか」とあっさりとは理解させてくれない難解さで、しかも主人公ら家族がおもんぱかる対象「ヤン」は「AIロボット」だというのだからなおさらです。
しかも、中盤以降で「クローン」もいることを知らされるわけですが、ある会話で「(それらを創造した人間は)どうして、我々があなた達と同じでないことに満足できていないと思うのか」と、なるほど、我々は最近になって「多様性」なんて事を言い始めてはいるけど、実は全く解っていないことに気づかされたりもあったり。
セリフは必要以上なく耳から入る情報量は多くない分、視点を変えて繰り返されたり、アート映画的な映像美など目から入る情報で想像力を掻き立てさせようとしてきます。そんな中、聞き覚えがある挿入歌が気になって鑑賞後に確認すると、ああ、なるほどと思いだしたり。
まぁ、冒頭で断った通りまとまりのない映画評ですが、要するに私は1回では理解しきれない映画だったと告白しておきます。でも、悪くはないです。そんなところもある種の「A24」らしさかもしれません。(なんて誤魔化して終わるw)

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TWDera

2.5奥さんとヤンの蝶に関する会話のシーンまではとても良い感じだったけどねー。

2022年10月22日
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奥さんとヤンの蝶に関する会話のシーンまではとても良い感じだったけどねー。

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Mr. Planty

3.0始まりの20分は期待で胸が潰れそう

2022年10月22日
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鑑賞方法:映画館

それが徐々に平坦になり後半は尻すぼみ感が否めない。
「毛虫の最期の姿を人は蝶と呼ぶ」

老子の言葉らしいです。

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すったもんだだよ

3.0面白かったけど

2022年10月22日
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最後、寝ちゃいました(*>д<)

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かん

3.0なんかちょっと予想と違ってた 何が違ってたか上手く言えないけど 少...

2022年10月22日
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なんかちょっと予想と違ってた

何が違ってたか上手く言えないけど

少なくとも

始まってすぐヤンがダメになっていてびっくりした

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jung

4.0達観し観念する。歴史には勝てない。

2022年10月22日
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『凱里ブルース』(2015年)や「ロングデイズ・ジャーニー この夜の涯へ』(2018年)のビー・ガン監督が気になって仕方がない昨今。新作も出てこないし、動向さえ聞こえてこない。で、『コロンバス』(2017年)から5年、やっと2作目というコゴナダ監督作品。小津が好きで、野田高梧からペンネームをコゴナダにした、というだけで相当のオタクな人物だと想像できる。その描く作品は「誰も絶叫しない」のだ。あたかも笠智衆が微笑みながら原節子に「アリガト」という清とした佇まい。ビー・ガンの狂気にも似たワンカット映像とともに、コゴナダ監督の「深い場所にある狂気」をヒリヒリと感じる快感が、本作にもある。
家族のように生活していたAIロボット召使い「ヤン」が突然故障。修理もままならない内に彼の辿ってきた歴史が判明してくる。という近未来ドラマ。長い長いヤンの歴史の帰結に、我々は歴史の一部に過ぎない、という邯鄲の夢のような真理を突きつけられる。前作の『コロンバス』では都市と建造物が否定し得ない歴史の証言者として立ちはだかったのに、似ている。そしてコゴナダ監督は、そんな戦いようのない「歴史」に静かに降伏し、リスペクトしていくのだ。達観し観念し、家族のパターン化を追求した小津安二郎のように。

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t2law
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