ブラックボックス 音声分析捜査のレビュー・感想・評価
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アメリカ映画のようなフランス映画
フランスの映画は、ドロン、ベルモンドが全盛の頃のは観てきましたが、新作はほとんど観る機会がありませんでした。今回は、ちょっとベタなタイトルに惹かれました。
タイトルがそうなのですから、序盤の旅客機内の場面から、いやでも不穏な空気を感じてしまいます。主人公は、事故に遭った飛行機のブラックボックスに記録された音声を分析して原因を追究するプロですが、記録の改ざんがあることに気づき、会社の陰謀が明るみになるまで、取りつかれたように真実を求め、終盤には精神的にも追いつめられるまで、きっちり、緩まずにみせてくれます。
フランスの映画ですが、全体の雰囲気は、アメリカの社会派サスペンス映画のようです。セリフがフランス語なのと、主人公の最期が完全なハッピーエンドでないのが、英語圏の洋画ばかり観ている私にはちょっと新鮮でした。いずれにしても、マニアックな音声分析場面は面白く、通好みの映画です。社会派やサスペンスが大好物の方は、時間一杯、楽しめます。
ドキドキ
変人の烙印はこのように押されるのか…
音声分析だけでないところがよかった
自動車事故で死ぬより、飛行機事故で死ぬ方が確率は低い。よく言われることではあるが、それでも事故は起こる。そのときコクピットの音声を保存したブラックボックスが重要になる。そのブラックボックスがあんなものなんだと初めて知った。
音声だけを頼りに真実にたどり着こうとする話かと思ったが、普通のサスペンスみたいなこともやっているのは意外だった。でも、それがあるからトータルで面白くなったことは確か。とても地味なのに緊迫感があってよかった。
使われるツールや真相にたどり着くためのキーアイテム、そして真相はとても現代的。さらに主人公に襲いかかる出来事もとても現代的。というよりも近未来的か。あそこだけそんなことになるのかな?と若干の違和感を覚えてしまった。残念。
プロが毎回整備し、プロが操縦する。突発的なことがない限り飛行機事故は起きない気がする。やはり自動車よりも安全ということか。
主人公がいい感じにヤバい
プロレスの様な話
フランス発サスペンスの傑作!
飛行機事故の調査官が事故の真相究明に挑むお話。でもハリウッド的ヒーロー活躍作品とはちょっと雰囲気が違うところがフレンチ。闇は深く、主人公の鋭すぎる感性が、一瞬、この人自身が狂気?と思わせるほどの描き方。ドキドキと、どうなっちゃうの!?で力が入る見応えあるサスペンス。そしてビターでダークな展開はまさにフレンチ。見るべし、の傑作です。
終始緊張感のある展開にメッチャ引き込まれたー!
観賞後の心地よい疲労感が良い!
そして自分の聴覚が研ぎ澄まされた感じになるから不思議(笑)
墜落した旅客機からブラックボックスを回収し、墜落した原因を究明して行くストーリー。
音声分析官のマチューが主役。
ブラックボックスに残された機内の音声や、事故直前の乗客の留守電のメッセージから聞こえる機内の音。
機内で撮られたSNSの写真等を取り混ぜ原因を解き明かして行く展開。
ブラックボックスの音声のトーンを変えたり再生速度を変えたりしながら隠された音声を探るシーンに引き込まれる。
同僚のポロックや妻のノエミとのやり取りも良かった。
この二人が影の主役って感じ。
ブラックボックスから見つけたある座標に導くメッセージ。
ナビでその場所に行くまでのドキドキ感がハンパ無し。
何があるのか読めてしまうのはご愛嬌(笑)
ラストのスカッと感に満足度が上昇。
カーナビに座標を入力すると、ピンポイントでナビが出来るとは?
本当なのか知りたいところ( ´∀`)
若干、羊頭狗肉も。
面白い面白い面白ーい!
くそおもろい。
細かいこと言い出したらきりないです。ご都合的展開は結構ありありですが、サスペンスの山と谷がすごい勢いとスピードで襲ってきますから息つけません。考え込む暇も与えずに一気に作品の渦に巻き込まれていきます。え?え?えー?な展開の連続。なもんで、没頭しちゃいます。斜め上から見下ろしたくてもそんな余裕がないのです。まさにジェットコースター・サスペンス・エンターテイメント。終着は力技です、悪しからず。でも、、、、いいんです。これがいいんです!!!
音の分析を基軸にしたストーリーが何とも予想外の展開になっていきます。デジタル社会への風刺を撒き散らしながら進んでいきます。便利になるってことは、仕組みが単純になるってこと。コンピューター任せになるってことは、コントロールできる範囲が広がるってこと。うまい!話の持っていき方に強引さはあるものの、とやかく言うまい。こんなに面白いんだもん。
何かを書くと、ネタバレになっちゃうのでここまで。何で上映館が少ないのだ?こんなに面白いのに!そこがわからない。とてもわからない。騙されたと思ってたくさんの方に見てほしいなぁ。
最後までハラハラドキドキ……
「やっぱ映画っていいな」っていう充実感
飛行機ファンもそうじゃない人も楽しめる
対地接近警報(GPWS)が、劇中でのKEYになります。
ここは是非、気にして見てほしいなぁ。
さて、純粋に飛行機の映画と思うと飛んでる映像はあまりないので期待はずれながら、BEA(フランス航空事故調査局)が協力してるだけあって、事故調査行程はなかなか興味深いです。
ストーリーはむむむ?って場面も多いながらも、順当に進みます。最後はあれれ?ですが、それも途中で織り込み済みかな?
喧嘩場面などの言葉遣いはどうかなぁ?とは思うけど、フランス映画と思って我慢我慢。
飛行機ファンとしては、機材がボーイングなのか、エアバスなのか、2発なのか4発なのか、コックピットにキャビンとチグハグなのはとても気になる…けど。
飛行機の映画は少ないので、単純に楽しめました。
テレビでやったら、また見ようと思います。
レビューを見に来る人は絶対観たほうが良い!
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