「不死鳥」ブラックボックス 音声分析捜査 Bacchusさんの映画レビュー(感想・評価)
不死鳥
ブラックボックスの解析により、旅客機の墜落事故の調査をすると共に、それに纏わる隠謀に巻き込まれる事故調査局員の話。
乗客乗員316人が死亡した新型旅客機アトリアン800型の音声解析から外された主人公だったが、調査を担当していた上司が失踪し、引き継ぐことになり展開していくストーリー。
超有能だけど超融通が利かない主人公が、事なかれ主義な上司や周囲に抑えつけられながら、信念を貫き真実を追おうとする話だけど、途中から、そうするしか道は無くなっていく感じは、なかなかスリリングだし、明らかにおかしいことをわかっている観客側には良い意味でもどかしさを感じさせてくれる。
ブラックボックスの音声と亡くなった乗客が墜落時に残した留守電に残した音声の違いとか、登場人物の見せ方から、かなり早い段階で半分は読めてしまうけど、音声解析のシーンは勿論、その他にも音がキーになるシーンが多々あって、都度集中して耳を澄まして確認したくなるし引き込まれる上手いつくりだなと感じたし、ストーリーとしてもなかなか面白かった。
ということで、せめてそういうシーンでは客席でガサガサバリバリはご遠慮頂きたいと切に願います。
度々・・。
グーパンチは書きすぎました・・。(流石に、そこまではしません。)
今でも覚えていますが、劇場公開日の初日が土曜日だった頃、是枝監督の「三度目の殺人」を初日の初回に見た際に隣のおばさんが豪快な鼾をかきはじめ、暫く我慢していましたが”寝るんだったら、外で寝て下さい!”と小声で言いました。
その方は、直ぐに席を立ったのですが、自分自身嫌な気持ちになってしまいました。(だって、公開日の初回に寝るって!!)
けれども、客電が上がったら、周囲の複数のお客さんから”有難うございました。”と何故かお礼を言われて、少し救われましたね。
家人からは”刺されるから止めて下さい!”と屡言われますが。
自警警察にならない程度に、気になった際には、相手に静かに注意しようと思っています。
映画は、没頭できる空間で見たいモノですよね。では。
こんにちは。
私はこの作品でウルサイ輩が居たら、間違いなくグーパンチします・・。幸い、皆さん、完全に引き込まれていたので、物音一つ立ちませんでしたよ。では。