「ティム・ロスとピアノ」天才ヴァイオリニストと消えた旋律 あささんの映画レビュー(感想・評価)
ティム・ロスとピアノ
音楽に造詣の深い監督のフランソワ・ジラールが手がけているからか楽器の弾き方や演奏家の表現方法など細部に表現が行き渡っていて、まるでクラシックコンサートに来ているように錯覚する。終始重ための作品ではあるが、美しく、“ホロコースト”や“ユダヤ教のあり方”など違った角度での描写によって歴史の一部を学べる作品となっている。
二人の少年が自転車に乗って野原で遊ぶ姿やヴァイオリンを奏でる姿が美しかった。魅力的なヨーロッパの街と美しい音楽が楽しめる私好みの作品。
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