「主人公より相棒の方が胸を打つ」クーリエ 最高機密の運び屋 ガゾーサさんの映画レビュー(感想・評価)
主人公より相棒の方が胸を打つ
雰囲気だけで鑑賞を決めたので、直前でベネディクト・カンバーバッチ主演と知った程度。
内容は冷戦時代、キューバ危機の頃のイギリスとソビエト連邦の間でのスパイ活動をした人の実話でした。
多分主人公の人が書いた自伝を元に作られたのでしょうから、主人公をよく描こうとしているんだろうな、と思いますが、やはりそれよりソビエト連邦所属でありながら世界平和を願ってスパイになることを自ら選んだペンコフスキーの方がすごいなと思いました。確かにカンバーバッチも「それクリスチャン・ベールの仕事だよ・・・」というくらい体張っていましたが。まぁソ連側の人間という事で資料も用意しづらく、あくまでカンバーバッチ演じるウィンから見たペンコフスキーという描き方をせざるを得なかったのは分かりますが、そこが少し地味に感じてしまったのかもしれません。
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