劇場公開日 2021年6月18日

  • 予告編を見る

「これが自分の身に起きたら、絶望するしかない」RUN ラン バリカタさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0これが自分の身に起きたら、絶望するしかない

2021年7月4日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

あー、面白かったー!
大体最初の方で何がおかしいのか?は
気がつきます。しかし、謎解きストーリーでは
ございませんからノー問題。
どれだけハラハラヒリヒリさせてもらえるか?
ですよね。

で、何か書こうと思うとネタバレになりますから、
劇中の描写については書かないよう気をつけて
感想です。

ヒタヒタと忍び寄る怖さと、絶望感を何度も
味わえるこの物語の設定はかなり秀逸です。
ハラハラと「あーーだめだーーー!」を繰り返しながら
何かがおかしい、ん?おかしい・・・
変だなー、変だなぁー、と感じている違和感が
えー!なクライマックスを見させてくれます。
本当によくできている設定です。
血がどばー!首がちょーん!みたいなシーンが
なんにもないのに、残酷、非道ですよ

そして、怖いだけじゃなくって、あぁ書けませんが
「抗い」がアガるんですね。
もうね、ワシントン大学サマサマです。
おー!おー!な連続で全く息つく間もなく、
面白さがどんどん加速していく作品では
ないでしょうか?
結構派手なことしているけど閉鎖的な展開と
ラストカットのエピソードはもう一捻り
欲しかったなぁ・・。ありきたりじゃないかな?

けど、秀作ですよ。
なんでこんなに上映館少ないんだろ?
不思議です。

バリカタ