「後味の悪さは一級」RUN ラン コージィ日本犬さんの映画レビュー(感想・評価)
後味の悪さは一級
毒親なんて領域を超えて、子どもを所有物扱いし、支配のために子どもを傷つける親と、その娘の対決もの。
スリラーとしては佳作ながら、後味の悪さは一級品。
だいたい「貴方のためよ」と言う人間は、相手のことを考えておらず、自分本位な欲望を満たすことが最優先なのだが、その気持ち悪さを前面に押し出した怪作。
90分でコンパクトにまとまっているのが一番良いところ。
短い中でテンポよく展開するので、観やすいです。
観終わってから、「代理ミュンヒハウゼン症候群」って検索すると、怖さが一段階あがるかも(観る前はおすすめしません)。
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