「時間旅行のツアーはいかが?如何なもの(by原田真二) ようこそタイムトラベルサービスへ」ベル・エポックでもう一度 カールⅢ世さんの映画レビュー(感想・評価)
時間旅行のツアーはいかが?如何なもの(by原田真二) ようこそタイムトラベルサービスへ
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絢爛豪華なセットと衣裳。さすがセザール賞美術部門賞受賞作。フランス映画界の層の厚さも感じました。
アントワーヌ(ギョーム・カネ)の会社、タイムトラベルサービスが凄い設定。小さな町全体が巨大な映画セットで、役者の暮らす家も現実なのか別のドラマのセット(虚飾)かよくわからなくなってしまった。
ヴィクトルはマルゴに夢中✨😍✨になる。そりゃそうよ。ドリア・ティリエ素敵だもの。妻のマリアンヌ(ファニー・アルダン)はあのお年なのに親友と浮気し放題だし。息子からのプレゼントだし、バチは当たらないよ。それが、途中で役者交代(チェンジ)はないでしょ。マルゴは社長のアントワーヌの彼女だったなんて。
別荘売り払ってでも延長オーダーするヴィクトル。わかるわかる。
そんな会社が実在したらと思わされる懐の深さがこの映画にはあります。
ただ、1974年のべル・エポックでの運命的出会いの相手がマリアンヌで、結局、丸く収まってしまうのが、ちょっと残念。だって、ヴィクトルはマルゴに恋したのだよ。いいのよ、浮気でもなんでも。
浮気なかみさんにお金残して死ぬのなんかまっぴらだ。高い相続税払ったり、どうせ国費の雑収入になるだけなら、こういうふうにパーっと使いたいもんだ。
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