プロミシング・ヤング・ウーマンのレビュー・感想・評価
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そこまでしないと思い知らせることはできないのか
おそらくは男性ならば日頃全く意識をしないで過ごしていられることなのだろうが、女性は日々このような危険やストレス、不平等にさらされている。
大半の男性はうるさいなーめんどくさいな、と耳を塞ぐのであろうが、少しでもこの映画で疑似体験で考えて見てほしいと思うものだ。
もちろん女性だからってみんながここまでの酷い目にあうわけではないのだが。でも例えば夜遅く帰る時もエレベーターでも警戒して行動している。なのに未来があるのは若い男子だけ、など言われたらそりゃあ何かしら思い知らせてやろうと、そんな気持ちを抱くのは大変理解できる。
予想はしてたとはいえ、この人なら違うだろうと信じかけた人も、己の立場が危うくなれば豹変。
ほんと救いがない…。いや、そんなもんだとあきらめて忘れて別の道を選んで進めばいいとも言えなくもないけれど。親だってそう思ってる。それではニーナは?引き裂かれた心は?彼女には自分を救う方法がこれしかなかったのだろう。
それが最終的にああいうことになるので…皮肉だし、思い知らせるのにそこまでしなくてはいけないのだろうか?やはり不公平だよな?とどこかに腹立たしい火が燻って残っている。
誰に対しても人権は平等にあるべき!それだと困るのか?世の男共は💢
バーで泥酔している女性客(キャリー・マリガン)を遠目で見ていた男性客三人。
あぁいった女は簡単に性の捌け口として利用できるとばかりに声を掛け行為に及ぼうとするが…。
本当に少しでも多くの人に観て欲しいかなと思う。
人生を奪われた女性と、残された親友の苦悩。
キャリー・マリガンは、そんなクソみたいな男共に夜な夜な“お仕置き”をしているんだけれど、亡くなってしまった親友の母親に諭され もう一度自分の人生を生きて行こうと心に思ったけれど、ある裏切りがきっかけとなり、命を懸けて復讐するという…悲しいな…。
最後に訪れた 憎き標的のバチェラーパーティで、命の危機が訪れることも織り込み済みの決死の覚悟が悲し過ぎた。
女性は性的消費をされて当然の存在?!
女性は性的コンテンツであることを自覚して それにふさわしい言動をすべき?!
違うよね?
ミニスカートをはいたり、夜道を気を付けて歩かなきゃいけないのはなんで?
そんな格好してたら襲われても仕方ないとか自己責任とか言うのって 大抵男だよね?
伊藤詩織さんの時も、“被害者らしい”格好しろとか、なんだよそれ💢着るものをいちいち指図するな💢
(今話題のColaboもそうだけど、Colabo叩くひ◯ゆきとかほんとヤバイでしょって。
現場も知らない、知識も無いくせに叩かない方が良いと思うけどね。女の人に恨みでもあるのかしら…。)
男も女も変わりなく 同じ人権を持った人間として、何故見ることができない?
基本的に日本人の男の人って幼稚な人が多いから 直ぐに相手のせいにしたがるけど、自分のしたことを正当化する為に 相手を攻撃するな💢
女の人は「襲って下さい」なんて思ってると思うか?!だから襲ったって?!ふざけるな💢夜道歩くのに何で女の人がビクビクしなきゃいけないんだ?!
エリートのバカ男の人生を守る為に、裁判所が犯罪者に対して寛大な判決を下すことって…今までもそんな判例幾つもあったよね。
女性はいつでも我慢を強いられ、踏みにじられ、忘れ去られていく。
こんなこと あってはならないと一人一人の意識を変えていかないと、女性の人権は護られない。
この作品はただの復讐劇では無いですよ?
因みに、ボー・バーナム…コメディアンかと思ってたけど(笑)
この作品を観る大分前に、たまたまボー・バーナムのおもろい動画見てたからコメディアンだと思ってたわ(笑)。
こんな見た目の誠実そうで、一緒に居て愉快な人でも一皮剥けば…な脚本もナルホドです。
ブリちゃんの曲が、凄く不穏な感じで使われていて 衣装やその先の展開に合ってて 良かったです。
価値観の変わるであろう数年後には、共感が減るのかな?
すごく面白かった、というか衝撃を受けた
詳しくは描かれないが、七年前?の出来事で、なんらかの心の病気とされた過去があり、そしてその治療では、自分が感じた不条理を解決できなかったのだろう。男を襲う行為は決して世直しのためではないのであろう。
ゆっくりと関係を深めようとする彼氏との出会いと、親友の親からの提言が、目線を少し違う方向に向かわせるきっかけとなる。しかし、過去に対する彼氏の言い訳に対して原点に戻される。この時、もう少し彼女に寄り添った真摯な言葉が有れば、とも思うが、現場にいながらも記憶にない時点で、価値観の違いはいかんともしがたいものだったのだろう。
願わくば幸せになって欲しかった。彼女の親はただ可哀想。
男として、自分は決してそういうタイプではないとか、自分は理解のある方とか思ったとしても、しっかり逃げ道が塞がれていて、正直居心地の悪い思いがした。
いわゆる男の「おちんちん感」がテーマなので、急激に変わる世の中に、数年後には古いテーマとなる可能性があるが、そうあって欲しいのだろう。昔の007はもうまともに観れなくなるのかな…
事件のあらまし
鑑賞し終わってからストーリーを調べて初めてキャシーがとっていた行動がり理解できた。
ストーリー中でもそうなんだろうなというニュアンスしかなくてモヤモヤしてたけど、やっばそうだったのか。
精神を病んでいても幸せになりたいという意志が芽生え始めてたのにライアンのせいで台無しだ。ライアンはいざとなると本性が現れるクソだった
若いがゆえに早く単純な決着を求めがち
レンタル110
いつもの店でジャケ借り と思いきや
観たいリストに既にタイトルがあった
誰かのレビューをみて書き留めたのかもしれない
テーマは深く重層的だ
単純な復讐劇ではない
主人公の行動に100%賛同できるものではない
溜飲は下がらない
主人公のターゲットは単純な悪人ではない
恋人も単純な善人ではない
アメリカの映画とは思えない
この監督には知性とユーモアを感じる
ファーゴに通ずるような…
やっぱり女性の方が才能があるわ
ラストは火サスレベルかなと
若気の至り…それで人を傷つけたり
場合によっては取り返しのつかないことになったりする
その度合いに見合う償いをするしかない
若いがゆえに早く単純な決着を求めがちだが
一旦棚上げして折り合いがつくのを待つ
与えられた人生を引き受けてズルズルしぶとく生きていく
というのが50半ばに差し掛かったオラの知恵だ
ローマ数字でⅠとかⅡとか出てくるのは
ちょっとタラ臭がして好きだ
ラブストーリー?サスペンス?
前半はよくストーリーがわからなかったが途中からキャシーの行動の原因がわかって理解できた。
必殺仕置き人に似ているが報酬はない。
恋人との誤解もあったが仕方ないことでまた、理解し合えたことは良かった。
確かにラストまでのネタバレはダメというのはよくわかるし、それでも書きたくなるのが心情だ。
それでもそれでも書かないのは真っ白な状態でこの映画を見て欲しいから。よって、レビューも少なめに。
アカデミー賞脚本賞、あっぱれ!
ストーリーは知ったけれど「もう一回見たいか」と思わしてくれる映画やねえ
納得の面白さ!ただ、つらくて再鑑賞は…
劇中にいくつも出てくる、男性→女性に向けた下劣な発言シーンたちが『何気ない日常の一コマ』として描写されている点にグッときました。
「映画はフィクションだけれど、これらは現実で日常的に行われているよ」ということ。
また、行う側にとってはただの冗談や軽口であり、それを受けた相手(今回は主に女性)に反撃されるとビビッて逆ギレするという浅さもリアルで良かったです。
サクサク進むストーリーと利発な主人公がリベンジしていく様は、誰が見ても楽しめる内容かと思います。
様々な人に観てもらいたい内容ですし、人によって感じるものや印象的なシーンが変化するのではとも思いました。
が、結末も含めて大なり小なり辛いシーンが連続するので(直接的な描写では無い)
個人的には再鑑賞はしないかな…と感じています。。。
さいきょうPと地獄の生きものたち
見終わってから目にしたプロデューサー、マーゴット・ロビーの字面に猛烈に納得。
どう考えてもマーゴットがやりかねない役だもん。。
そこをあの可憐なキャリー・マリガンがやるっていう。役者さんとしては大好きなんだけど、この役には正直ちょっと違和感。
スタイリッシュなアングルと色合いで、ゴダールとか連想させるシーンもあったり、実は時間が取れなくて2日にわけて観ましたが、序盤からめちゃくちゃテンポよくて止めるのが大変でした。
女性たちが日ごろ味わっている地獄を疑似体験できる映画でもあるので、かわいい娘のいるパパたちは見といたほうがいいんじゃないかな。。
2人の賢くて優秀な女性を見捨てる代わりに得られたものの帰結があのパーティだとするなら、本当に世の中はクソ、控えめにいって地獄だけど、似たような事例が後を絶たない。正規ヒューマンである男を生かすためなら「補欠」の女のことなんかどうでもいいっていうリアリストたちの既視感がすごい。
「ROMA」観た時も思ったけど、マッチョ志向の男性がやたら強さにこだわるのは、実は臆病さの裏返しなんじゃないかっていうこと。その怯えの源泉がどこにあるのかは知らないけど、もし男性優位社会そのものが元凶になっているならもはや持続可能なマッチポンプ。
それが弱まって救われるのはなにも女性だけではないっていう話。
世の男たちは観た方が良い作品
アカデミー賞脚本賞受賞作品。
「前途有望(プロミシング)」でありながら、性暴力によって未来を絶たれた親友の代わりに男たちを罰していく主人公の話。
『ジョン・ウィック』のような爽快感はなく、いかに主人公が復讐を成し遂げるかをサスペンスフルに描いている。
「サイコ女」「狂ってる」と追い詰めた男たちに罵倒されながらも着実に計画を遂行していく主人公キャシーの姿は、男性主体の世の中に深々と重いパンチを放っている。
個人的に観賞後の印象は『ブレイキング・バッド』に近い。
『プロミシング・ヤング・ウーマン』はマーゴット・ロビーが立ち上げた会社ラッキーチャップ・エンターテイメント製作。マーゴットは映画業界に女性主体の映画がもっと増えるべきというポリシーの下、精力的に作品を制作している。
明るい未来が約束された若い女性
話題になってたので楽しみにしていた映画。
華麗な映画かと思ったが、中々えぐかった。
主人公は復讐に生きる女性で、前半と後半は話のテイストが変わる。
後半は割と目が離せなかった。
終わり方も映画としては良かったと思う。
後味の悪さを残さず、重くならずにスカッと終わる感じ。
キャリーマリガンが可愛かった。華麗なるギャッツビーの時に天使かと思ったのに、あまり私が見る映画に出てこないから忘れていたがやっぱり可愛かった。
戦う女
自分の憧れで分身とも言える親友が壊れた、
それは自身の崩壊でもあったのかも。
女を性の対象としか見ない男への侮蔑と復讐、
最後は自分を取り戻すために命をかけて戦う。
心を入れ替えた者には許しを与え
そうでない者には容赦しない。
ポップな画面に隠された
揺るがない決意。
理解あるような父が娘の「失踪もありえる」といい、
うざかった母が、「娘は誰にも言わず失踪するはずが
ない」と断言する、その対比も興味深かった。
おとこなんて
男なんて所詮そんなもん
酔っ払ってやられるのなんて当たり前
そんな世界で生きてる
そう思う反面
大切な人が死んで
自分もすべて失って
なのに殺した人たちは
幸せに生きてたら
きっと許せない
女を使って復讐するの
かっこいい
レイプで亡くなった親友の復讐に燃える女性の物語
前知識なしで鑑賞。鑑賞者の性別は男。
大学のパーティーでレイプ事故があり被害者の女性は告訴したが、双方お酒を飲んでいたこと、その場にいた人からの証言もなく、また「お互い酔っていたならしょうがない」という雰囲気が当時はあり、結果的にレイプとして立証されず、被告が罪に問われることはなかった。被害者はその後、自殺をしてしまった。
この作品は、その被害者の幼少期からの親友かつ大学での同級生だった女性の、「泥酔した女性を本人の合意なく性欲のはけ口としようとする男性(持ち帰り男)」や「レイプを訴えても真剣に取り合ってくれない周囲の人々」への復讐と怒りの物語である。しかしそんな彼女の復讐物語も、「精神的にちょっとやばいところがある」と見放されてしまう。。
要所要所でポップな演出があり全体的なテーマの重さが一部中和されており「重すぎて見れない」ということはなく、また序破急な展開により、重い内容ながらも引き込ませる演出となっている。
テーマ的に、内容に共感する女性がメインの対象なのかもしれないが、男性でも引き込まれる作品となっている。
過剰な復讐劇、左巻きのマッチョ映画
映画としては面白くないわけではなかった。
ラストも含めて意外性が2点あった。
だが、なぜここまで評価が高いのかという疑問は最後まで消えなかった。
いや本当は評価が高い理由は紹介文を読んだけで察することができたが、それを言葉にする面倒くささは、SNSで過激な人間を相手に不毛なやり取りをするのと同じ位に感じたので放置していた。
映画でのやり過ぎな復讐劇を見ることはそんなに珍しくはないが、キャリーの描き方で解せないのは、親友を失わせた自分自身に対する後悔の念や責任の所在を少しも描かず、全ての責任を加害者とされる側に求めるその態度であり、そこになんの疑問を挟む余地のない、おそらく監督はガチなんだろう。
この時点でこの映画はエンタメとして楽しむんだと分かるが、問題なのはこれをリアルな社会問題をからめようとしミスリードさせる評論家である。
最終的に親友を守ることができなかった自分への復讐としてのラストであれば、もっと評価は違っただろうとも思う。
ただのエンタメ映画に思想的な下駄を無理くり履かせ過ぎる風潮は、むしろ白けさせる。
感情のジェットコースター★
なんでこれを映画館で見なかったのか、本当に悔やまれる。それくらいよくできた復讐劇。恐怖と嫌悪感、その後にくる安堵と幸福感、と思いきや、、、
これ以上書くとネタバレしそうなのでこのへんにしとこう。とにかくいい作品なのでぜひ多くの人に見てもらいたい。。。
最高のバッドエンドだ。
最高のバッドエンドだ。この映画は傑作だと思う。二度目の鑑賞。よく計算されたら脚本だし、やっばり、女性の監督じゃないと、こういう映画は作れない。
最初のデートで薬局に行くが、多分、スキンを買いに行ったのだと僕は解釈している。
僕は男性なので、誤解しているかもしれないが、女性からすれば、スキンを付けた行為は、単に快楽を求めた行為であり、そこに愛が無い場合もある。しかし、スキンが無ければ、生殖行為になり、加えて、そこに愛がないと、女性にとっては、性的被害者になる。勿論、平等な両性の同意(合意)があっての事だが。僕は薬局に行った場面を、そのように解釈した。(男性諸君は『それではスキンがあれば良いのか?』って誤解しないで貰いたい)
最後、ハイヒールを脱いで歩くが、女性にとって、現代に残る梗塞具をあらわしているのと思う。それを脱ぐと言う行為は、女性解放の象徴だと感じた。
余談だが、男性である僕も、ハイヒールの靴音が嫌い。うるさい。〔まぁ、男のネクタイなんかもいらない。〕
彼女は一回しか泣いていない。馬鹿な男を愛しかけて、しかも、信じてしまった、自分に嫌気がさして泣いたのでは無く、快楽に我を一瞬でも忘れ、同時に、恋人の怨念を、忘れかけた自分に嫌気がさして泣いたのだと思う。恋人が集団暴行を受けたのだかから、完膚なきまでの復習しかないと思う。彼女は彼女を愛したのだ。間違いない。彼女は一人も男なんか好きになっていない。ましてや、ここに出てくる馬鹿男など。
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